第36期竜王戦1組5位出場者決定戦
2023/02/28 21:30
将棋の竜王戦1組・出場者決定戦(5位)が2月28日に行われ、渡辺明名人(棋王、38)が三枚堂達也七段(29)に63手で勝利した。渡辺名人は1組残留以上を決め、本戦出場に向けて一歩前進。三枚堂七段は2組降級が決まった。
【映像】渡辺名人が勝利した一局
永世竜王の資格保持者でもある渡辺名人と、巧みな桂使いから「桂馬の貴公子」の異名を持つ三枚堂七段の一戦は、横歩取りの出だしに。前例を離れ、角交換を機に渡辺名人がペースを握った。三枚堂七段は先手の玉頭に狙いを付けて攻撃を仕掛けたが、絶妙なバランス感覚で渡辺名人が着実にリードを拡大。ABEMAの中継でテキスト解説を務めた佐藤慎一五段(40)は「先手の二度の歩の叩きが鋭い手で、後手陣のバランスを崩した。飛車交換後は後手の居玉が祟り、粘れない形になっていた」と解説した。渡辺名人は最後まで快調に攻めて勝利。本戦出場に向けて前進を遂げた。
竜王戦は1組から6組までに分かれて行われ、1組からは上位5人が本戦に出場、下位4人が2組に降級する。16人参加の1組はランキング戦の決勝進出2人、出場者決定戦を勝ち抜いた3~5位が本戦に進むが、ランキング戦の1回戦で敗れ、さらに5位決定戦の1回戦でも敗れると降級する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:渡辺明名人が快勝で本戦出場枠獲得に前進 敗れた三枚堂達也七段は2組降級/将棋・竜王戦1組出場者決定戦 | ニュース | ABEMA TIMES
第36期竜王戦1組出場者決定戦 渡辺明名人VS三枚堂達也七段の対局が2月28日(火)に行われ、渡辺名人が63手で三枚堂七段に勝ちました。
敗れた三枚堂七段は2組へ降級となります。
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1組5位出場者決定戦
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#渡辺明 名人の勝利
【第36期 #竜王戦 1組出場者決定戦】
○渡辺明名人 VS ●三枚堂達也七段
第36期竜王戦1組出場者決定戦 渡辺明名人VS三枚堂達也七段の対局が2月28日(火)に行われ、渡辺名人が63手で三枚堂七段に勝ちました。 https://t.co/mPl3svoQsu
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▲渡辺明名人-△三枚堂達也七段
ここも焦点に一発。☖同金直は☗4一竜☖同玉☗3一飛☖4二玉☗3二とまで。☖同角では反撃の味がなくなる。残るは☖4三同金右だが、それには☗8一馬が間に合うようだ。6筋方面が薄くなり、次の☗7四桂が厳しい。 この局面で三枚堂が投了した。上記の通り、後手は収拾困難だった。終局時刻は17時30分。消費時間は、☗渡辺2時間55分、☖三枚堂3時間54分。 勝った渡辺名人は出場者決定戦2回戦に進出。次は広瀬章人八段-八代弥七段戦の勝者と対戦する。敗れた三枚堂は2組に降級となった。 ■解説■ 佐藤慎一五段>☗4三歩と打った渡辺名人の指がしなってるように見えました。☖同金右と弱体化させて☗8一馬と追い詰める狙いだと思います。 本局は横歩取りの未開拓な将棋となり、お互いにバランスの取り方が難しい将棋だったと思います。そんな中でも渡辺名人のバランス感覚の良さが際立っていました。45手目☗4四歩、55手目☗4四歩と二度の叩きが鋭い手で、三枚堂さんは自陣のバランスを崩されたのが痛かったです。飛車交換後は後手の居玉が祟り、粘れない形になっていました。想定より厳しい形勢となって三枚堂さんは悔しい敗戦となりましたが、淀みなく攻めた渡辺名人の相手に力を出させない名人の技が光りました。
17時30分 終局
63手 4三歩まで、▲渡辺名人 の勝ち
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三枚堂七段は2組に降級
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