第16回朝日杯将棋オープン戦二次予選Aブロック
▲羽生善治九段● 対 △三枚堂達也七段〇
2022/12/14 15:37
将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選決勝が12月14日に行われ、三枚堂達也七段(29)が羽生善治九段(52)に86手で勝利、5期ぶり2度目の本戦出場を決めた。
三枚堂七段が、王将挑戦権を獲得し波に乗るベテラン強豪の羽生九段を撃破した。本局は羽生九段の先手で相掛かりの出だしに。互いに攻め合い、早々に激しい戦いへと発展した。“桂馬の貴公子”の異名を持つ三枚堂七段は、左右の桂馬を軽快に飛び出しペースを握る。さらに角を連携させて先手陣に深く切り込み、あっという間にリードを拡大させた。
最後まで三枚堂七段の猛攻は緩まない。先手は苦しい中で何とか勝負手を繰り出すが、優勢に立つ先手は冷静に対応。飛車打ちから先手玉を仕留め、三枚堂七段が86手で快勝した。
この結果、本戦出場者全16人が決定。前回優勝の菅井竜也八段(30)、3回の優勝実績を持つ藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)のほか、渡辺明名人(棋王、38)、永瀬拓矢王座(30)が頂点を目指して激突する。本局を制した三枚堂七段は5期ぶり2度目の本戦トーナメント1回戦で、前回準優勝の稲葉陽八段(34)と対戦する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:“桂馬の貴公子”三枚堂達也七段、5期ぶり2度目の本戦出場決定 羽生善治九段との予選決勝に勝利/将棋・朝日杯 | ニュース | ABEMA TIMES
二次予選 Aブロック
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) December 14, 2022
▲羽生善治九段-△三枚堂達也七段(棋譜中継)
第16回朝日杯将棋オープン戦二次予選から、枠抜けの一戦を中継する。午前の対局から勝ち上がった羽生善治九段と三枚堂達也七段が本戦入りを懸けて戦う。過去の対戦は1局あり、羽生勝ち。解説は上村亘五段が担当する。 対局は12月14日(水)、東京・将棋会館「高雄」で14時開始。持ち時間は各40分(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒の秒読み。振り駒は歩が3枚出て羽生の先手に決まった。 ■解説■ 上村亘五段>羽生-三枚堂戦は3年前に一度対局があり、そのときも朝日杯将棋オープン戦二次予選の舞台でした。私の知るところでは、三枚堂七段は昨日、練習将棋でスパーリングをして本日に臨んでいます。
羽生九段の振り歩先、歩が3枚で羽生九段の先手
初手は、▲羽生九段 2六歩、△三枚堂七段 8四歩
冷静沈着。次は☖5七馬が絶好の攻めになる。秒を読まれて羽生は「負けました」と頭を下げた。終局時刻は15時27分。消費時間は☗羽生40分、☖三枚堂37分。三枚堂が怒濤の攻めで勝利をつかみ、最後の本戦行きの切符を手にした。 ■解説■ 上村亘五段>羽生九段の相掛かり引き飛車棒銀が最近では珍しく、新鮮な感じがしましたね。銀を繰り出して押さえ込みの方針に対し、三枚堂七段は棋風通りに軽い形でかつ現代的な形に組みました。55手目☗3五銀と2歩得を果たした瞬間に、桂馬を2枚跳ね、☖3五角切りから攻め込んだのが、鋭い攻め筋。羽生九段に反撃の機会を与えずにそのまま押し切りました。結果論ですが、羽生九段としては☗3五銀のタイミングに工夫の余地があったでしょうか。三枚堂七段の会心譜だと思います。
15時27分 終局
86手 5八同馬まで、△三枚堂七段 の勝ち
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- 第16回朝日杯将棋オープン戦中継|本戦トーナメント:朝日新聞デジタル
本戦進出おめでとうございます。
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