19時13分 終局
128手 5七銀まで、△藤井聡竜王 の勝ち
2022/12/08 19:14
将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が12月8日、棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントの敗者復活戦決勝で羽生善治九段(52)に勝利し、挑戦者決定二番勝負への進出を決めた。次戦では勝者組優勝者の佐藤天彦九段(34)と対戦し、2連勝で棋王初挑戦が決定する。
将棋界を代表するスター棋士2人の対戦。挑戦権争い進出をかけた大一番は、若き絶対王者に軍配が上がった。本局は羽生九段の先手番で「角換わり」に。両者腰掛け銀から、先手は銀矢倉に組み換えて陣形を整えた。羽生九段は堅さ重視、藤井竜王はバランス重視の進行をたどり、昼食休憩明けからは攻め合いへと転じた。
両者ともに細かく持ち時間を投入し、慎重に読みを深めていく。藤井竜王が強く迫って流れを掴み、終盤戦へと突入した。羽生九段はと金と馬から藤井玉を狙うが、攻め駒不足で差を埋めることができない。必死に反撃の一手を探ったが、後手は冷静かつ着実にリードを積み上げていく。最後は藤井竜王が桂成から踏み込み、羽生九段を突き放して勝利を飾った。
藤井竜王は今期の挑戦者決定トーナメント勝者組準決勝で佐藤九段に敗れ敗者復活戦に回ったが、同学年の伊藤匠五段との対局に快勝。さらにレジェンド羽生九段を破り、挑戦権争いの舞台へとたどり着いた。一度は“黄色信号”が灯った年度内六冠獲得への道筋だったが、自らの力で切り開き初挑戦に大きく近づいた。
一方、敗れた羽生九段は2014年度以来8期ぶりの棋王挑戦、さらに2004年度以来18期ぶりの奪取を目指していたが、ここで敗退。通算タイトル獲得数100期へ、すでに挑戦権を獲得しているの王将戦七番勝負(2023年1月開幕)に全力を注ぐ。
藤井竜王が初めてたどり着いた挑戦者決定二番勝負は、勝者組優勝者で2015年度挑戦者の佐藤九段と対戦。勝者組にはアドバンテージ1勝が与えられており、敗者復活戦から勝ち上がった藤井竜王が挑戦権を手にするには2連勝が必要となる。さらに、その先に立ちはだかるのが永世位の資格保持者でもある渡辺棋王だ。“六冠”ロードは依然険しいものに変わりはないが、ファンの期待はどこまでも高まるばかりだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太竜王、年度内“六冠”へ前進! 羽生善治九段とのスター対決を制し自身初の挑決二番勝負出場決める/将棋・棋王戦挑決T | ニュース | ABEMA TIMES
第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント敗者復活戦 藤井聡太竜王VS羽生善治九段の対局が、12月8日(木)に東京・将棋会館で行われ、藤井竜王が128手で羽生九段に勝ち、挑戦者決定二番勝負に進出しました。
挑戦者決定二番勝負は佐藤天彦九段との対戦になります。
情報源:藤井聡太竜王VS羽生善治九段 第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント 藤井竜王の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
挑戦者決定トーナメント
情報源:第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント/五番勝負
#藤井聡太 竜王の勝利
【第48期 #棋王戦 コナミグループ杯挑決T敗者復活戦】
○藤井聡太竜王 VS ●羽生善治九段
第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント敗者復活戦が12月8日に行われ、藤井竜王が128手で羽生九段に勝ち、挑戦者決定二番勝負に進出しました。 https://t.co/nGMmKdQJHg
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) December 8, 2022
棋王戦挑決二番勝負、以前は1局が年内、2局目は越年で自分が挑戦者になった2012年度は1月7日でした。
2014年度くらいから、年内に終わらせているんですね。
当事者が年末年始に気が休まらないから、という配慮もあったそうですが、現代の棋士は研究量が多いので、どっちみち年末年始も休まない感じw— 渡辺 明 (@watanabe_1984) December 8, 2022
▲羽生善治九段-△藤井聡太竜王
この手を見て羽生が「負けました」と頭を下げた。先手玉は☗4七玉☖4六銀打☗3八玉☖3七金☗3九玉☖4八銀成までの詰み。終局時刻は19時13分。消費時間は☗羽生3時間59分、☖藤井3時間19分。藤井が見事な見切りで制勝。タイミングよく踏み込んで一瞬の交錯で差をつけてしまった。勝った藤井は敗者復活戦を制して挑戦者決定戦に進出。挑戦権獲得には二番勝負で佐藤天彦九段に2連勝が条件になる。
19時13分 終局
128手 5七銀まで、△藤井聡竜王 の勝ち
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勝者は次戦、佐藤天彦九段と二番勝負。
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