△広瀬八段 が70手目を封じる
2022/12/02 18:16
将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)に広瀬章人八段(35)が挑戦する第35期竜王戦七番勝負第6局は12月2日、鹿児島県指宿市の「指宿白水館」で行われ、広瀬八段が70手目を封じて指し掛けとした。あす3日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。
藤井竜王が3勝、広瀬八段が2勝で迎えた第6局。シリーズ終盤戦の本局では、藤井竜王の先手番で「角換わり腰掛銀」の戦型が志向された。前局は広瀬八段に逆転負けを喫し、藤井竜王にとっては七番勝負で初めての“第6局”を経験。この指宿対局で初防衛を決めるべく、闘志を内に秘めて決戦に挑んだ。
対局1日目は藤井竜王の攻め、広瀬八段が受けに回って進行。藤井竜王が桂馬を跳ねて仕掛けると、広瀬八段も研究範囲内とばかりに早いペースで展開した。昼食休憩明け、難解な中盤戦では互いに手を止めて長考。藤井竜王が角と桂馬の両取りの銀を打ち付けると、広瀬八段は1時間4分を投入して桂馬を跳ねた。角を逃げない一着にABEMAの「SHOGI AI」はわずかに藤井竜王に傾いたが、解説を務めた村中秀史七段は「局面を見ると五分五分」とコメント。広瀬八段の真意はどこにあるのか、大きな注目が集まっている。
午後6時、立会人の藤井猛九段(52)が定刻を告げると、手番の広瀬八段はすぐに「封じます」と返答。藤井竜王が初防衛を決めるか、広瀬八段が反撃の3勝目を挙げてフルセットに持ち込むか。対局2日目の動向に期待が高まっている。
2日目の対局は、3日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太竜王 4時間27分(消費3時間33分)
広瀬章人八段 5時間33分(消費2時間27分)(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太竜王、初防衛決めるか 挑戦者の広瀬章人八段が70手目を封じる 形勢はほぼ互角で指し掛けに/将棋・竜王戦七番勝負第6局 | ニュース | ABEMA TIMES
七番勝負
藤井聡太竜王、初防衛決めるか 挑戦者の広瀬章人八段が70手目を封じる 形勢はほぼ互角で指し掛けに/将棋・竜王戦七番勝負第6局 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/uWQF7AoSIe
— kewpiehoney (@kewpie_honey) December 2, 2022
▲藤井聡太竜王-△広瀬章人八段(棋譜中継)
16時43分の着手。 藤井の選択は☗5五香だった。控室では☗3五歩が検討されていたが、☖4四桂☗4六金に☖3七銀と絡まれる手がやっかいだった。 本譜の☗5五香に☖4四桂ならば☗5四香と取って大丈夫だ。以下☖5四同歩には☗4五金と上にかわせば☖3七銀と絡まれない。☗5四香に☖5六桂☗同歩☖5四歩ならば☗4五桂が強烈な返し技になる。戻って☗5五香に☖6三銀には、そこで☗3五歩と攻めてどうか。今度は☖4四桂と打たれても☗4五金とかわせる。 銀を逃げてもダメ、☖4四桂も利かないということで、検討陣は☖3八銀と飛車を追う手を予想している。 17時58分、封じ手に備えて藤井九段が対局室に入った。 18時、広瀬が封じる意思を告げて別室に向かった。18時7分、広瀬が対局室に戻った。封じ手の封筒に藤井がサインを加えて、立会人の藤井猛九段に預けられた。封じ手の考慮時間は1時間16分。1日目の消費時間は☗藤井3時間33分、☖広瀬3時間43分。駒が片付けられて対局1日目が終了した。 検討陣に封じ手予想は、藤井猛九段が☖6三銀、飯塚七段と上村五段が☖3八銀を予想した。形勢はほぼ互角で、明日は激しくなると見られている。対局は明日の9時に再開される。 【封じ手時刻迫り、立会人の藤井猛九段「S(先手)K(勝ち)Y(やすい)」と藤井聡太竜王持ちの見解】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20221202-SYT8T3581921/ 【広瀬章人八段が長考の末、70手目を封じ、1日目の対局が終了… 今局も封じ手クイズを開催!】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20221202-SYT8T3581942/
△広瀬八段 が70手目を封じる
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