第48期棋王戦コナミグループ杯 挑戦者決定T敗者復活戦
藤井聡太竜王対伊藤匠五段
2022/11/29 19:03
将棋の棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントの敗者復活戦が11月29日に行われ、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が伊藤匠五段(20)に勝利した。この結果、藤井竜王は敗者組決勝戦へ進出。次戦では挑戦者決定二番勝負進出をかけ、羽生善治九段(52)と対戦する。
両者が「対戦を楽しみにしていた」と口をそろえた20歳対決。公式戦2度目の対戦で、注目の戦型は角換わりになった。序盤から両者の研究がぶつかり合い、指し手は猛烈なペースで進む。過去に第70期王座戦五番勝負の第2局、豊島将之九段(32)の先手、永瀬拓矢王座(30)の後手で指された一局を辿るように67手目まで同じ進行。68手目でようやく前例を離れ、昼食休憩までに83手まで進行した。
休憩明けからは伊藤五段が攻め、藤井竜王が受けに回り、一気間違えれば終わりという激しい終盤戦へと展開した。伊藤五段は強気の2枚の飛車で先手陣に攻撃を加えると、後手玉は上部脱出を画策。伊藤五段は苦しいながらも「間違えは許さない」と目を光らせたが、藤井竜王は猛攻をかいくぐって入玉を果たした。
ABEMAの「SHOGI AI」は藤井竜王の優位を示すも、伊藤五段は豊富な持ち駒を武器に果敢に逆転を狙う。しかし、藤井竜王も緩まず角成りから切り込み、伊藤五段の懸命の猛追を振り切って勝利を掴んだ。
藤井竜王は、「中盤からは玉が薄い形が続いて、それをしのげるかという局面が長かった一局だった。入玉しているが駒を取られているので、後手の方も入玉を狙ってくる展開もあるので、どうなっているかわかっていなかった」と激戦を振り返り、「(後手の銀打ちを)かわして、読み抜けが無ければ大丈夫かなと思っていた」と加えた。
この結果、藤井竜王は敗者復活戦決勝に進出。次戦では挑戦者決定二番勝負出場をかけ、羽生善治九段(52)と対戦する。「まだ挑戦を目指す感じではないが、次の一局にも全力を尽くせればと思います」と次局を見据えた。
一方、敗れた伊藤五段は本局で敗退が決定。悔しい中だが、「藤井竜王と対戦する機会はなかなかないので、とても楽しみにしていた。トップ棋士の先制とたくさん対局することができたので、とても貴重な経験だった」と話し、来期以降のリベンジを見据えた。
現在五冠を保持する藤井竜王だが、棋王戦は過去5回の参加で予選敗退が2回、挑戦者決定トーナメントでも最高3回戦で敗退と挑戦経験がない。今年度、五冠を防衛して棋王初挑戦から奪取を果たした場合は最年少で六冠達成とあり、大きな注目を集めている。
藤井竜王は勝者組準決勝で佐藤天彦九段(34)に敗れ、敗者組へ。六冠ロードは厳しい道のりとなっているが、まずは本局の勝利で挑戦権獲得に再び近づくこととなった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太竜王、激戦の入玉将棋を制する “20歳対決”伊藤匠五段破り敗者復活戦決勝進出決める/将棋・棋王戦挑決T | ニュース | ABEMA TIMES
第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント、敗者復活戦の藤井聡太竜王VS伊藤匠五段の対局が11月29日(火)に行われ、藤井竜王が135手で伊藤五段に勝ちました。
藤井竜王は次戦で羽生善治九段と、挑戦者決定二番勝負進出を懸けて戦います。
情報源:藤井聡太竜王VS伊藤匠五段 第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント敗者復活戦 藤井聡太竜王の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
挑戦者決定トーナメント
情報源:第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント/五番勝負
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村)棋王戦の挑戦者決定トーナメント、藤井聡太竜王が伊藤匠五段に勝ちました。ハイスピードで手が進みましたが、藤井竜王がぼろぼろと駒を取られる損を甘受しながら入玉を果たしたのが好判断でした。藤井竜王は次戦で、王将戦でも戦う羽生善治九段と対戦します(写真は対局開始時、日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/7tpex6OKl2
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 29, 2022
北〕藤井聡太竜王「公式戦では2局目でしたけど、その時は早指しの対局だったので、長い持ち時間で対戦できることを楽しみにしていました」。伊藤匠五段「藤井竜王と対戦する機会はなかなかないので楽しみにしていました」。9歳での初対戦から10年10カ月。重なった「楽しみにしていました」の言葉。 pic.twitter.com/ZK37pM9Cc9
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 29, 2022
藤井王将の玉が敵陣に入ったのは過去3回ありました。
2019年銀河戦決勝T 久保利明九段戦(負け)
2020年棋聖戦第3局 渡辺明棋聖戦(負け)
2021年朝日杯決勝 三浦弘行九段戦(勝ち)
いずれも三段目までで、棋聖戦以外は敵陣から出て終局していました。https://t.co/15fnch9sgy— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 29, 2022
藤井五冠、敗者復活戦決勝へ 棋王戦 https://t.co/MPwH7r2xye @Sankei_newsより
— kewpiehoney (@kewpie_honey) November 29, 2022
#藤井聡太 竜王の勝利
【第48期 #棋王戦 コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント敗者復活戦】
○藤井聡太竜王 VS ●伊藤匠五段
第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント、敗者復活戦が11月29日(火)に行われ、藤井竜王が135手で伊藤五段に勝ちました。 https://t.co/U1KQ3v432l
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) November 29, 2022
▲藤井聡太竜王-△伊藤匠五段
☗4三歩成を王手にするための捨て駒。☗3二金に☖同玉☗4三歩成☖2二玉☗6二竜で今度こそ受けが利かない格好だ。☗6二竜に☖同角は、☗1三銀☖同香☗3一銀☖同玉(☖1二玉は☗1三角成☖同玉☗2二銀打☖1二玉☗1三香まで)☗1三角成☖2二飛☗3二銀の詰みがある。 この局面で伊藤が投了した。終局時刻は18時51分。消費時間は☗藤井3時間2分、☖伊藤3時間54分。 最先端の戦型から両者の力のこもった熱戦。藤井が複雑な攻防の中、スレスレのところをしのいで入玉し、最後は伊藤の王手の連続による攻めを振り切った。濃厚な内容だったのは、両者の玉が接近した終局図からもうかがえるだろう。勝った藤井は敗者復活戦決勝に進出し、羽生善治九段と対戦する。
18時51分 終局
135手 3二金まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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次戦、羽生九段と対決。
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