第8期 叡王戦 九段予選
A:▲井上慶太九段●-△羽生善治九段〇
C:▲藤井猛九段〇-△佐藤康光九段●
C:▲豊島将之九段●-△行方尚史九段〇
2022/11/28 13:05
将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が11月28日に行われ、羽生善治九段(52)が井上慶太九段(58)に124手で勝利した。この結果、羽生九段は予選Aブロック決勝進出が決定。午後7時から本戦進出をかけて、渡辺明名人(棋王、38)対永瀬拓矢王座(30)戦の勝者と戦う。
両者にとって17局目となる対戦は、約12年ぶり。振り駒で井上九段が先手となると、今期から5局で採用している初手での銀上がりと意表の出だしとなった。相掛かりの戦型で早々に羽生九段ペースに。井上九段も、駒損で苦しい中から粘りを見せた。しかし、後手は冷静に受けに回って対応。終盤では先手が銀打ちから強く迫ったが、攻め駒不足で押し返すことができず。最後は逃げ道の封鎖から寄せ切り、羽生九段が勝利を飾った。
この結果、羽生九段は予選決勝に進出。午後7時から、渡辺名人VS永瀬王座戦の勝者と、4期ぶり3度目の本戦出場をかけて戦う。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。29人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれの優勝者が本戦に出場する。第6期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:羽生善治九段が予選決勝進出 井上慶太九段に124手で勝利 午後7時からもう一局/将棋・叡王戦 | ニュース | ABEMA TIMES
九段予選
情報源:第8期叡王戦予選
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) November 28, 2022
九段予選Aブロック
▲井上慶太九段-△羽生善治九段
第8期叡王戦段位別予選九段戦から、羽生善治九段と井上慶太九段の一戦を中継する。勝者は19時から本戦進出を懸けた戦いに臨む。対戦成績は羽生12勝、井上4勝。本局は2010年以来の顔合わせになる。解説は阿部光瑠七段が担当する。 対局は11月28日(月)、東京・将棋会館「特別対局室」で10時開始。持ち時間は各1時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒の秒読み。振り駒はと金が3枚、無効駒が1枚で井上の先手に決まった。
羽生九段の振り歩先、と金が3枚で井上九段の先手
初手は、▲井上九段 6八銀、△羽生九段 3四歩
手抜きで寄せを目指した。これは受けが利かない。最短最速。終局時刻は12時55分、消費時間は両者1時間。何度か攻守が入れ替わる激戦を羽生が制した。19時から渡辺明名人-永瀬拓矢王座戦の勝者と本戦進出を懸けて戦う。 ■解説■ 阿部光瑠七段>初手から井上九段の工夫があり、序盤から互いに一歩も譲らない激しい展開になりました。序盤は、羽生九段が井上九段の緩手を見逃さず、うまくリードを奪い優位を拡大していきましたが、井上九段も57手目の☗4五同銀から60手目の☗6六角という順で巧みに粘り、難解な局面が続く大熱戦でしたが、終始冷静な指しまわしを見せた羽生九段に軍配が上がったという将棋だったと思います。
12時55分 終局
124手 6七歩まで、△羽生九段 の勝ち
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渡辺明名人-永瀬拓矢王座
14時から
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羽生善治九段-渡辺明名人-永瀬拓矢王座
19時から
九段予選Cブロック
▲藤井猛九段-△佐藤康光九段
第8期叡王戦段位別予選九段戦(主催・株式会社不二家、特別協賛・ひふみ、協賛・中部電力株式会社、株式会社豊田自動織機、豊田通商株式会社)から、佐藤康光九段-藤井猛九段戦を中継する。対局は11月28日(月)に東京・将棋会館「高雄」で行われる。対局開始は10時。持ち時間は各1時間(チェスクロック方式)。切れたら1手60秒の秒読み。先後は振り駒で決定する。 本戦進出にはあと2勝。本局の勝者はこのあと14時から行方尚史九段-豊島将之九段戦の勝者と対局する。 振り駒は佐藤の振り歩先で「と」が3枚。藤井の先手となった。
佐藤康光九段の振り歩先、と金が3枚で藤井猛九段の先手
初手は、▲藤井猛九段 7八飛、△佐藤康光九段 8四歩
☗4六桂に対しての抵抗力がつく王手。 ここで藤井が投了した。狙いの詰み筋を防がれてしまっては、8八竜を取られて勝機なしとの判断だろう。☗5九玉☖8八馬☗4六桂☖同銀成☗同歩☖1六香が一例で後手勝勢だ。終局時刻は12時15分。消費時間は、☗藤井、☖佐藤ともに1時間0分。
12時15分 終局
△佐藤康光九段 の勝ち
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▲豊島将之九段-△行方尚史九段
第8期叡王戦段位別予選九段戦Cブロック準決勝の行方尚史九段-豊島将之九段戦をお送りする。両者の過去の対戦は行方1勝、豊島7勝。本局の勝者は引き続き14時から佐藤康光九段-藤井猛九段戦の勝者と本戦入りを懸けて戦う。 対局は東京・将棋会館(雲鶴の間)にて10時開始。持ち時間は各1時間(チェスクロック使用)、使い切ると1手60秒未満で着手する。先後は振り駒で決定する。 行方の振り歩先で行われた振り駒は「と金」が3枚。先手番は豊島に決まった。
行方九段の振り歩先、と金が3枚で豊島九段の先手
初手は、▲豊島将之九段 2六歩、△行方尚史九段 8四歩
王手に対してガッチリ銀で受けられたところで豊島が投了を告げた。後手玉に攻めが続かず、先手玉は受けても一手一手の寄りで望みがない。 終局時刻は12時14分。消費時間は、☗豊島1時間0分、☖行方1時間0分。勝った行方は予選Cブロック決勝に進出。引き続き14時から佐藤康光九段-藤井猛九段の勝者と本戦進出を懸けて戦う。
12時14分 終局
△行方尚史九段 の勝ち
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佐藤康光九-行方尚史九段
14時から
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佐藤康光九段-行方尚史九段が対局中、勝者が本戦進出
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