永瀬拓矢王座が本戦進出｜第8期叡王戦九段予選

第8期叡王戦九段予選
19時：永瀬拓矢王座ー羽生善治九段

2022/11/28 21:07

将棋の叡王戦段位別予選（九段戦）が11月28日に行われ、永瀬拓矢王座（30）が羽生善治九段（52）に87手で勝利した。この結果、永瀬王座の2期ぶりの本戦トーナメント復帰が決まった。

両者ともに、準決勝に続いてこの日2局目の対局。互いに本戦トーナメント復帰をかけて始まった決勝は、永瀬王座の先手で角換わり早繰り銀の出だしに。早々に攻め合いへと展開した。難解な中盤以降は、永瀬王座が強く踏み込み優位に。羽生九段も積極的に攻撃を繰り出すも、永瀬王座は突き放すようにリードを拡大。最後まで攻勢を緩めることなく、強く勝ち切った。

この結果で、永瀬王座は九段の段位別予選Aブロックを制し、2期ぶりの本戦復帰が決定。4期ぶりのタイトル奪還に向けて、本格的に歩み出す。

叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。29人が参加する九段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれの優勝者が本戦に出場する。第6期から不二家が主催となり、対局時には栄養補給のためのお菓子ボックスが設置されている。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王（竜王、王位、王将、棋聖、20）。
（ABEMA／将棋チャンネルより）

情報源：永瀬拓矢王座、2期ぶり本戦トーナメント復帰決める羽生善治九段に87手で勝利／将棋・叡王戦 | ニュース | ABEMA TIMES

現在進行中の第8期叡王戦段位別予選九段戦、11月28日（月）は、渡辺明名人VS永瀬拓矢王座戦、羽生善治九段VS井上慶太九段戦が行われ、永瀬王座と羽生九段がそれぞれ勝ちました。

同日、永瀬王座と羽生九段の対戦が行われ、永瀬王座が87手で羽生九段を破り、本戦進出を決めました。

◆第8期叡王戦段位別予選

情報源：永瀬王座が勝ち進む第8期叡王戦段位別予選｜棋戦トピックス｜日本将棋連盟

九段予選

情報源：第8期叡王戦予選

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#永瀬拓矢王座が勝ち進む

【第8期 #叡王戦段位別予選】

第8期叡王戦段位別予選九段戦が行われました。

●渡辺明名人 VS ○永瀬拓矢王座
○羽生善治九段 VS ●井上慶太九段

同日、勝者同士の対戦が行われ、永瀬王座が87手で羽生九段を破り、本戦進出を決めました。 https://t.co/nVNBNlxDm5

— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) November 28, 2022

九段予選Aブロック

▲永瀬拓矢王座－△羽生善治九段

永瀬王座の振り歩先、歩が4枚で永瀬王座の先手

初手は、▲永瀬拓矢王座 2六歩、△羽生善治九段 8四歩

飛車にヒモがついていない隙を突いた。後手は駒損がひどく、☖３八角成は☗同金で攻めが続かない。秒を読まれて羽生が頭を下げた。終局時刻は20時59分。消費時間は☗永瀬52分、☖羽生１時間。永瀬が激しく攻め立ててリードを奪い、最後は正確な受けで勝利。次々に強敵を破って本戦進出を決めた。

■解説■
阿部光瑠七段＞互いに研究範囲という感じで序盤から中盤まで淀みなく進み、☖７三角（40手目）から☖６四歩（42手目）と羽生九段の工夫が見られました。その後も実戦的に難解な局面が続きましたが、☗７五歩（43手目）から勇猛果敢に攻め続けた永瀬王座がリードを奪い、羽生九段の強靭な受けをものともせず、攻め受けともに終始冷静な指し回しを見せた永瀬王座に軍配が上がった将棋だったように思います。

20時59分終局
87手 3九玉まで、▲永瀬拓矢王座の勝ち