将棋の日
2022.11/26 15:00
将棋界の発展に寄与するのは、棋士だけとは限らない。
ファンやスポンサー、報道機関などの方々が将棋界を支えてくれているからこそ、将棋界は発展するし、棋士も安心して将棋が指せるのである。それらの方々に感謝の意を表すのが「将棋の日」表彰・感謝の式典だ。
将棋の日というのは、江戸時代に毎年11月17日、家元がお城に登り、将軍の前で将棋を披露したとの言われから、制定された。
まず感謝状贈呈者の個人の部では、共同通信社囲碁将棋チームの池松達郎氏。共同通信社は地方新聞社(現在20社)をまとめ、長年棋王戦を主催して頂いている。
次はQTnet社長の岩崎和人氏。岩崎氏は九州電力勤務時代から、名人戦誘致やこども大会、また九州研修会の開設などに関わり、九州からもプロ棋士が誕生する基礎を作った方である(当日は欠席)。
また支部関係として、県の連合会で地方の普及に尽くした、新潟県の奥州光治氏、木村久夫氏、山形県の大泉義美氏も表彰された。
さらに銀河戦を主催する、囲碁将棋チャンネル社長、倉元健児氏。マイナビ女子オープンを主催し、月刊誌「将棋世界」を発行する、マイナビ出版社長の滝口直樹氏。Abemaトーナメントを主催し、各棋戦のライブ放映をする、AbemaTV社長の藤田晋氏も、表彰の対象となった。
団体では、棋士の対局に欠かせない座布団などを提供する、昭和西川。対局場を提供する甲府市の『常磐ホテル』も表彰された。
今年の関東での表彰だけでこれだけあるから、つくづく多くの方に助けられていると感じるのだ。
次の棋士関係では、何と言っても羽生善治九段の、特別将棋栄誉敢闘賞(1500勝)が光る。現在は1515勝まで伸ばし、次が大山康晴十五世名人の1433勝だから、羽生を抜ける可能性があるのは藤井聡太竜王のような、若い棋士以外にない。
また将棋栄誉賞(600勝)の杉本昌隆八段も表彰された。
勤続40年では、山田久美女流四段。彼女は表彰者を代表して挨拶し、自分が師匠に励まされて内弟子となり、棋士になれたことを披露した。昭和の時代の女流棋士が、まだ残っていると感じた次第である。
■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。
情報源:【勝負師たちの系譜】「将棋の日」棋界支える人々に感謝 棋士に限らずファンやスポンサー、報道機関など AbemaTVの藤田晋社長も対象に(1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
【勝負師たちの系譜】「将棋の日」棋界支える人々に感謝 棋士に限らずファンやスポンサー、報道機関など AbemaTVの藤田晋社長も対象に
江戸時代に毎年11月17日、家元がお城に登り、将軍の前で将棋を披露したとの言われから、制定された。 https://t.co/dqbJBkO9Wf @zakdeskより #zakzak
— zakzak (@zakdesk) November 26, 2022
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