藤井聡太竜王の勝利｜第81期順位戦A級5回戦

23時56分終局
93手 6五玉まで、▲藤井聡竜王の勝ち

朝日新聞

毎日新聞

2022/11/15 00:30

将棋の藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖、20）は11月14日、順位戦A級5回戦で広瀬章人八段（35）に93手で勝利した。この結果、リーグ成績は4勝1敗に。A級参戦1期目での名人挑戦、さらには最年少名人獲得の頂にまた一歩前進した。次戦、6回戦では、名人3期の佐藤天彦九段（34）との対局が予定されている。

竜王戦七番勝負で対戦中の両者の顔合わせとなった5回戦。藤井竜王の先手番で始まった本局は、広瀬八段の雁木模様から激しい攻め合いへと進行した。これまでの両者の対戦は10局あるが、雁木の戦型選択は初。竜王戦七番勝負でも角換わりと相掛かりが志向されており、広瀬八段が用意した作戦に注目が集まっていた。

互いに長考を重ねる中で、ペースを握ったのは藤井竜王だった。後手の広瀬八段も角を深く成り込み先手玉をにらみつけると、一手争いの激戦に。簡単にはリード拡大を許さず、必死に反撃の糸口を模索した。しかし、若き王者は着実に後手玉に迫っていく。最後は飛車成から強い踏み込みを見せ、寄せ切ってA級での4勝目を手にした。

中終盤戦の難易度の高いねじり合いを制した藤井竜王は「玉をどう安定させればいいか、難しい将棋だった」と振り返っていた。

この結果で、藤井竜王の通算成績は4勝1敗に。現在5回戦が進行中のA級は全勝者が消滅しているため、先日対局を終えて4勝目を手にしている豊島将之九段（32）に並び、首位で後半戦に向かうことになった。「少しずつ時間を使ってしっかり考えられるようになってきたのかなというところがある。ここまでの5局を振り返って、今後内容を良くしていけるように頑張りたい」と意気込みを語った。次戦、6回戦では名人3連覇を達成した佐藤天彦九段（34）と対戦。直近の対局では黒星を喫しており、藤井竜王にとっては息つく暇もなく厳しい戦いが続く。

一方、敗れた広瀬八段は「基本ずっと苦しいと思っていた」と振り返り、肩を落とした。通算成績は3勝2敗に。前半戦を振り返り、「今期は妥当な成績。前半戦は自分の良いところも悪いところも出ている将棋が多かった。後半戦は少しでも星が伸ばせるようにやっていきたい」と次戦以降に視線を向けた。

藤井竜王がA級参戦1期目で名人挑戦、さらに来春に行われる名人戦七番勝負で渡辺明名人（棋王、38）から奪取した場合、谷川浩司十七世名人（60）が保持する21歳2カ月の最年少名人の大記録を更新することになる。しかし、「まだ折り返しなので挑戦は意識していない。一局一局を大事にして頑張りたいと思います」と冷静に話した。

（ABEMA／将棋チャンネルより）

情報源：藤井聡太竜王、首位タイで後半戦へ竜王挑戦者の広瀬章人八段を破り4勝1敗に／将棋・順位戦A級 | ニュース | ABEMA TIMES

2022年11月14日23時57分

渡辺明名人（38）への挑戦権を争う、将棋の第81期A級順位戦5回戦、藤井聡太竜王（20）対広瀬章人八段（35）戦が14日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われ、先手の藤井が広瀬に勝った。これで4勝1敗として、豊島将之九段（32）とともにトップに立った。

前期1ランク下のB級1組だった藤井は今期、最上級のA級に初めて昇級した。1回戦では佐藤康光九段（53）を下したが、2回戦で菅井竜也八段（30）に完敗。その後、糸谷哲郎八段（34）と斎藤慎太郎八段（29）に連勝していた。

10人総当たりで1年かけて戦うA級順位戦は、成績最上位者が来年の名人戦の挑戦者となる。藤井が挑戦者になって渡辺との7番勝負で先に4勝すれば、「ハタチ」で名人となる可能性がある。谷川浩司九段（60）が持つ21歳2カ月の史上最年少名人の記録を更新できる。大記録達成に向け、竜王戦でも戦う相手を下して、中盤の大きなヤマ場を折り返した。

情報源：藤井聡太竜王が広瀬章人八段に勝利　豊島将之九段とともにトップ　渡辺明名人への挑戦権争う – 社会 : 日刊スポーツ

2022/11/15 00:18（最終更新 11/15 01:01）

将棋の第81期名人戦A級順位戦（毎日新聞社、朝日新聞社主催）の藤井聡太王将（20）と広瀬章人八段（35）との対局が14日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、藤井王将が93手で勝った。藤井王将は4勝1敗となり、豊島将之九段（32）とトップに並んだ。広瀬八段は3勝2敗。

藤井王将と広瀬八段は現在、第35期竜王戦七番勝負で対戦中で、藤井王将が3勝1敗として防衛まであと1勝としている。

本局は中盤から長考の応酬となり、ゆったりとした流れに。しかし藤井王将が3筋から鋭い攻めを展開してリードを奪うと、その後は着実な指し回しを見せて寄せきった。

藤井王将は「不安定な形の玉をどう安定させるか、常に選択の難しい将棋になった」と振り返った上で、「（5回戦で）折り返しなので挑戦を意識する感じではない。一局一局大事にして頑張りたい」と語った。

一方、広瀬八段は「基本的にしんどくて終盤もチャンスはなかった。（後半戦は）少しでも星を伸ばせるようにしたい」と述べた。

情報源：藤井王将、広瀬八段に勝ちトップに並ぶ　名人戦A級順位戦 | 毎日新聞

第81期順位戦A級藤井聡太竜王VS広瀬章人八段の対局が11月14日（月）に行われ、藤井竜王が93手で広瀬八段に勝ち、4勝1敗としました。

敗れた広瀬八段は3勝2敗です。

◆第81期順位戦Ａ級対戦表

情報源：藤井聡太竜王VS広瀬章人八段第81期順位戦A級藤井聡太竜王の勝利｜棋戦トピックス｜日本将棋連盟

A級5回戦

[Ａ級成績一覧]　（　）内は順位

【４勝１敗】豊島（４）、藤井聡（９）
【３勝２敗】斎藤慎（１）、広瀬（５）、菅井（８）
【２勝２敗】永瀬（６）、稲葉（10）
【１勝３敗】糸谷（２）
【１勝４敗】佐藤天（３）
【０勝４敗】佐藤康（７）

情報源：第81期名人戦・順位戦　七番勝負／Ａ級

「人間将棋なら泣いちゃう」藤井聡太竜王“ダブル居金”での勝利にファン衝撃「またヤバイ棋譜を…」「そんなんありえる！？」／将棋・順位戦A級 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/kNZmDDulFY

— kewpiehoney (@kewpie_honey) November 15, 2022

藤井王将は「不安定な形の玉をどう安定させるか、常に選択の難しい将棋になった。折り返しなので挑戦を意識する感じではない。一局一局大事にして頑張りたい」、広瀬八段は「基本的にしんどくて終盤もチャンスはなかった。（後半戦は）少しでも星を伸ばせるようにしたい」とそれぞれ話しました。

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 14, 2022

藤井王将、広瀬八段に勝ちトップに並ぶ　名人戦A級順位戦 | 毎日新聞 https://t.co/iWTYxIDkkV

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 14, 2022

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— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 14, 2022

終局後の藤井王将のコメントが届きました。下記のリンクから、どなたでもお読みになれます。

藤井王将、広瀬八段に勝ちトップに並ぶ　名人戦A級順位戦 | 毎日新聞 https://t.co/iWTYxIDkkV

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 14, 2022

村）藤井竜王が勝ちました。藤井竜王は４勝１敗、広瀬八段は３勝２敗です。感想戦を中継しています。
【対局Live～夕方から】▲藤井聡太竜王ー△広瀬章人八段【第81期将棋名人戦・A級順位戦】 https://t.co/m8hSrLtx3q @YouTubeより pic.twitter.com/JTIlorNLIP

— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 14, 2022

#藤井聡太竜王の勝利

【第81期 #順位戦 A級】

○藤井聡太竜王 VS ●広瀬章人八段

第81期順位戦A級藤井聡太竜王VS広瀬章人八段の対局が11月14日（月）に行われ、藤井竜王が93手で広瀬八段に勝ち、4勝1敗としました。 https://t.co/nOFjsGQ1BD

— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) November 14, 2022

▲藤井聡太竜王－△広瀬章人八段

「☖７六銀☗５四玉☖５二飛に、☗４五玉なら☖５五飛☗同玉☖９九馬から竜を取られますが、☗４四玉が耐えていますか。後手は桂しか持っていないので、追撃が難しいです。
ほかは☖５三桂☗同金☖７六銀☗５四玉☖５三銀☗同玉ですが、これも先手玉が詰まないですね」（川上七段）
23時55分、広瀬は一分将棋になった。そして、次の手を指さずに投了を告げた。終局時刻は23時56分。消費時間は☗藤井５時間44分、☖広瀬５時間59分。勝った藤井は４勝１敗、敗れた広瀬は３勝２敗。投了以降は先手玉に詰めろを続けるのが難しく、後手玉は受けがなかった。

23時56分終局
93手 6五玉まで、▲藤井聡竜王の勝ち