服部慎一郎五段が優勝｜第53期新人王戦三番勝負第3局

おめでとうございます。

2022年11月1日 18時50分

第53期新人王戦で優勝し、撮影に応じた服部慎一郎五段=2022年11月1日午後、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影

将棋の第53期新人王戦（しんぶん赤旗主催）の決勝三番勝負第3局が11月1日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、服部慎一郎五段（23）が黒田尭之（たかゆき）五段（26）に勝ち、シリーズ成績2勝1敗で初優勝を決めた。服部五段は2021年、第11期加古川青流戦（兵庫県加古川市など主催）でも優勝。若手対象の棋戦を相次ぎ、制した。

黒田五段が先勝し、服部五段が1勝を返し、両者1勝1敗で迎えた第3局。先手番になった黒田五段の作戦は「三間飛車」。服部五段は居飛車で対抗。服部五段が144手で熱戦を制した。

終局後、勝った服部五段は「3局とも力戦（りきせん）の将棋で、序中盤から難しく、一手一手、手探りでやっていくような感じだった。結構、読んでいて、楽しかった。（新人王戦は）穫（と）りたい棋戦の一つだと思っていたので、新人王を穫れたのはうれしく思います」などと話した。敗れた黒田五段は「全体的に内容は反省点も多いですけど、（ファンに）見てもらっても面白い将棋を指せたのかな……と。でも、結果は残念だったので、（今後は）内容だけでなく結果もついてくるように頑張りたいです」と話した。

服部五段は富山市出身。中田…

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情報源：将棋の服部慎一郎五段が新人王戦で優勝　23歳、「令和の忍者」：朝日新聞デジタル

2022年11月 1日 (火)

終局直後

■新人王となった服部慎一郎五段のコメント

── 三番勝負全体を振り返って。

服部　どの将棋も定跡形ではない力戦形で、一手一手が手探りだった感じがします。

── 第１局を落とされて、第２局と第３局を連勝されました。

服部　第１局が時間を使わずに完敗だったので、２局目からは時間を使って、いい将棋を指せるようにと思ってはいました。

── 昨年の加古川青流戦に続いての優勝です。

服部　取りたいと思っていた棋戦のひとつだったので、新人王を取れたことはうれしく思います。

── 第３局は非常に大熱戦だったと思うのですが、ご本人としては。

服部　そうですね。最後の最後まで分かっていなくて、△３六飛（138手目）と桂を取って勝ちになったのかなと。それまでは本当によく分からない展開が続いていました。

── 三番勝負の開幕前は「スリリングな将棋を指して、ファンの方にも喜んでいただける、中身のある将棋を」とのことでしたが。

服部　３局とも力戦の将棋で、一手一手、手探りに読んでいて楽しかったシリーズでした。

■敗れた黒田尭之五段のコメント

── 三番勝負全体を振り返って。

黒田　全体的な内容は反省点も多いのですが、見てもらって面白い将棋は指せたのかなと。結果は残念だったので、次は内容だけでなく、結果がついてくるように頑張りたいです。

情報源：新人王戦中継ブログ: 終局直後

2022年11月 1日 (火)

囲み取材

感想戦終了後、優勝した服部五段が囲み取材に応じました。

── 改めて新人王になった喜びを。

服部　対局が終わったばかりで、まだ実感がわかないのですが、苦しいシリーズを制することできてうれしいです。

── ご自身で手応えがあったのは２局目？　３局目？

服部　両方熱戦だったので、手応えは両方ありました。

── 過去の優勝者について。

服部　新人王を取った先生は偉大な方が多くて、そこの優勝者として自分の名前が載るのはうれしく思います。

── 記念対局の希望とかは？

服部　いや、特に希望とかは……でも、上の先生は強い方ばかりなので、指せることはうれしく思います。

── 藤井聡太竜王（五冠）と指したいとかは？

服部　そうですね。盤を挟んでみたい気持ちはありますが、公式戦で当たりたいという気持ちもあるので、なんとも言えないです。

── 今年度の好成績について。ご自身では、どう感じていますか。

服部　特別、何か変わったことをしているわけではなく、１局１局、丁寧な気持ちで目の前の将棋を全力で指している感じです。ちょっと出来すぎかなとは思いますが、ただ、負けた将棋で「もっといい内容を指せたのではないか」と思うことはあります。

── 昨年の加古川青流戦の優勝から１年、ご自身で成長した部分は。

服部　１年前は結構早指しで、急所の場面でも早く指してしまうことが多かったのですが、今期に入ってからは、しっかりと腰を落ち着けて考えることができるようになってきたので、その点は少し成長したのかなと思います。

── 近い目標と、遠い未来の目標を。

服部　まずは目の前の将棋を一局一局全力で指すこと。遠い目標はタイトル戦に出ることですね。

情報源：新人王戦中継ブログ: 囲み取材

第53期新人王戦、決勝三番勝負第3局の黒田尭之五段VS服部慎一郎五段の対局が11月1日（火）に行われ、服部五段が144手で黒田五段に勝ち、三番勝負の成績を2勝1敗として新人王に輝きました。

服部五段は初の新人王戦優勝です。

情報源：黒田尭之五段VS服部慎一郎五段第53期新人王戦決勝三番勝負第3局服部慎一郎五段の勝利｜将棋ニュース｜日本将棋連盟

服部五段の新人王獲得後の囲みインタビューです。ハットリくんの呼び名について、今後の目標について、記念対局についてなど、服部五段らしさが伝わるやりとりでした。

〝令和の忍者〟が新人王、服部慎一郎五段　記念対局は？「公式戦であたりたい気持ちも…」＝佐藤圭司撮影 https://t.co/BbyytSTg5f pic.twitter.com/TIOgA9JBNJ

— 高津祐典 (@yusuketakatsu) November 2, 2022

服部五段は「３局とも力戦で、（指し手を）読んでいて楽しかった」と三番勝負を振り返り、「取りたい棋戦だったので、取れたのはうれしく思います」と喜びを語りました。また、次の目標を尋ねられると、「王将戦リーグの残り３局を全力で戦いたい」と答えました。

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 1, 2022

新人王戦決勝三番勝負の第3局が1日、関西将棋会館で指され、服部慎一郎五段が黒田尭之五段に勝ち、2勝1敗で新人王を獲得しました。

東海棋界を支える板谷一門です。

写真は日本将棋連盟提供。 pic.twitter.com/COb0vnzDbS

— 中日新聞東京新聞将棋【公式】 (@chunichishogi) November 1, 2022

第53期新人王戦３番勝負は、黒田尭之五段が先勝した後、服部慎一郎五段が連勝して幕を閉じました。棋戦初優勝を果たせなかった黒田五段は「見てもらっておもしろい将棋は指せたが、反省点が多く、結果は残念だった」と肩を落としました。 pic.twitter.com/j3TJgriZV9

— 神戸新聞文化部 (@bunkakobenp) November 1, 2022

#服部慎一郎五段の勝利

【第53期 #新人王戦決勝三番勝負第3局】

●黒田尭之五段 VS ○服部慎一郎五段

第53期新人王戦、決勝三番勝負第3局が11月1日（火）に行われ、服部五段が144手で黒田五段に勝ち、三番勝負の成績を2勝1敗として新人王に輝きました。 https://t.co/rjRYcnSt4c

— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) November 1, 2022

▲黒田尭之五段　対　△服部慎一郎五段（棋譜中継）

服部五段、おめでとうございます。