ひふみん
2022年10月29日19時9分
<ひふみんEYE>
藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が初防衛を目指して挑戦者の広瀬章人八段(35)と1勝1敗で迎えた、将棋の第35期竜王戦7番勝負第3局(静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」)は29日、後手の藤井が広瀬を下して、対戦成績を2勝1敗とした。
「ひふみん」こと加藤一二三・九段(82)の「ひふみんアイ」をお届けします。
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藤井将棋の真骨頂を見たような気がします。まさに「肉を切らせて骨を断つ」。会心の逆転劇でした。彼のいいところは、どんな局面でも手を尽くすこと。木村一基九段が「よく考える人だねぇ」と評したそうです。言い換えれば、勝てる可能性を求めている証拠。「時間を減らされたとしても、指していける」という自負があるからでしょう。
それに引き換え、広瀬八段は第2局に続いてリードを許してからがあっけなかったですね。4年前は福知山城での第4局で勝って、2勝2敗に追いつき、最終的に4勝3敗で竜王を獲得しています。ワセダの後輩が踏みとどまってくれると信じて、粘り腰に期待しましょう。
情報源:【ひふみんEYE】藤井将棋の真骨頂、どんな局面でも手を尽くす会心逆転劇 広瀬八段は粘り腰期待 – 社会 : 日刊スポーツ
七番勝負
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— 加藤一二三【2024年棋士デビュー70周年 皆様への感謝を込めて】 (@hifumikato) October 29, 2022
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▲広瀬章人八段-△藤井聡太竜王(棋譜中継)
広瀬が水を飲んでいるところで☖5八銀が打たれた。少し間を置いて、広瀬は頭を下げて投了の意思表示をする。控室の関係者が一斉に対局室に向かった。以下は、☗6八玉☖7六桂☗7七玉☖6七馬の詰み。終局時刻は17時17分。消費時間は☗広瀬7時間15分、☖藤井6時間59分。 広瀬の受けを☖7五飛の強手から突破した藤井が制勝。第4局は11月8・9日に京都府福知山市「福知山城天守閣」で行われる。 ※局後の感想※ 終局後、両対局者は大盤解説会場に向かい、ファンにあいさつとミニ感想戦を行った。そこで、広瀬は「(84手目☖7五歩に)☗6五歩と指す可能性のほうが高かった。昼食をいただいているうちに迷ってしまって」と話していた。 対局場に戻って、感想戦を20分程度行った。 広瀬は「☖7五飛(92手目)と走られてみると、思ったよりも危なかった。☗6六歩(95手目)がぴったりと早とちりした。☖7五歩(84手目)が勝負どころとみて考えただけに残念。☗7五同歩と☗6五歩のどちらでもよさそうなだけに、2択で迷って悪いほうに手がいってしまった」と述懐した。
17時17分 終局
112手 5八銀まで、△藤井聡竜王 の勝ち
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注目の封じ手は?
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