16時21分 終局
105手 4三銀まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
現地大盤解説中継(アーカイブ)
2022/10/22 16:39
将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が10月21・22日の両日に行われた第35期竜王戦七番勝負第2局で、挑戦者の広瀬章人八段(35)を破りシリーズ初白星を挙げた。この結果、互いに1勝1敗に。注目の第3局は10月28・29日、静岡県富士宮市の「割烹旅館 たちばな」で指される。
藤井竜王が広瀬八段の研究将棋を打ち破り、鮮やかに勝利を飾った。藤井竜王の先手番で始まった本局は、「角換わり」の出だしに。広瀬八段が「3三金型」と腰掛け銀を組み合わせた新趣向を見せ、後手番ながら積極的に仕掛けていった。序盤は広瀬八段の巧みな指し回しに対し、藤井竜王はじっくり持ち時間を投入してその真意を探った。
封じ手の手番を持ったのは広瀬八段。2日目を迎え、立会人の谷川浩司十七世名人(60)が読み上げたのは、解説陣から本命視されていた飛車先の歩を進める一手ではなく桂馬の入手だった。難解な中盤戦で踏み込んだのは藤井竜王。後手陣の上部で戦いを起こし、ペースを握った。
終盤戦に突入すると、藤井竜王は取れる銀を取らず金を上がる一手を放つ。寄せ形をも見据えた手筋で優勢に立つと、ABEMAの中継に出演した木村一基九段(49)は「広瀬八段に目立った悪手は無かったはずだが…」、中倉宏美女流二段(43)は「点と点がどんどんつながっていく様」とコメントした。ここからは藤井竜王の“ゾーン”とばかりに一気にリードを拡大。銀打ちから寄せ切り、鮮やかに勝利を手にした。
終局後、藤井竜王は「序盤から経験のない形になった。少し苦しい展開が続いていたが、途中から持ち駒が増えて狙える形になって、好転してきたのかなと思う」とコメント。敗れた広瀬八段は「早繰り銀にする人が多いが、腰掛け銀にしたのが工夫。作戦は変わった指し方ですが、やってみようと思た。封じ手明けてからの手順を読んでいなくて、先手が曲線的なので悪くないと思っていたが、2日目の昼頃から苦しさを感じていた」と振り返った。
この結果で、藤井竜王が初防衛に向けて待望のシリーズ1勝を手にした。第1局では広瀬八段が先勝を飾っており、互いに先手番で1勝ずつを挙げたことになる。藤井竜王は、「タイに戻すことができたので、内容をしっかり振り返って次局に繋げていけたら」と話し、次戦を見据えた。注目の第3局は次週、28・29日、静岡県富士宮市の「割烹旅館 たちばな」にて、広瀬八段の先手番で指される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太竜王、シリーズ初勝利で1勝1敗に 広瀬章人八段の新趣向打ち破る/将棋・竜王戦七番勝負第2局 | ニュース | ABEMA TIMES
2022-10-22 第35期竜王戦七番勝負第2局
☗藤井聡-☖広瀬 藤井竜王が勝ってタイに
七番勝負第2局は藤井竜王が広瀬八段に勝ちました。終局時刻は16時21分。消費時間は☗藤井竜王6時間54分、☖広瀬八段6時間27分。これで両者1勝1敗のタイに。第3局は10月28、29日、静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」で行われます。
■藤井聡太竜王
――本局を振り返って。
藤井 序盤から経験のない形になって、☗4五歩(39手目)から仕掛けていったんですけど、そのあと☗2四歩(45手目)と突き捨てないと☖4七銀と打たれてしまう筋があるのが誤算で、本譜は進んでみると自信のない展開にしてしまったのかなと思いました。そのあと苦しい展開が続いていたと思うんですけど、途中からこちらの持ち駒が増えて攻めも狙える形になったので攻勢にできたのかなと思います。
――形勢がよくなったのはどのあたりか。
藤井 ☖3七歩(76手目)に☗同金(77手目)と取ってさばき合いになったあたりはいいのかはわからなかったのですが、攻め合いの形にできたのでチャンスがきたなと思っていました。
――封じ手のあたりは。
苦しくしてしまったかなと思って指していました。
――次局に向けての意気込みを。
タイに戻すことができたので、内容をしっかり振り返って、次局以降につなげていけたらと思います。■広瀬章人八段
――本局を振り返って。
広瀬 序盤は変わった指し方ですけどやってみようと思っていた形でした。シンプルな形から仕掛けられて、そんなに悪い展開にはならないかなと思っていたんですが、封じ手明けてからの手順があまり読んでいなくて、先手側も曲線的なので悪くはないかなと思っていたんですが、2日目の昼くらいから少しずつ苦しさを感じ始めて、最後はもうちょっとマシな順はあったかと思うんですが、足りない形になってしまいました。
――序盤の☖3三角(10手目)から腰掛け銀の構想について。
広瀬 3三金は基本的に悪い形なんですけど、あまりマイナスにならないような展開を心がけていたつもりです。
――☖3八角(74手目)のあたりは。
あそこでもうちょっとバランスを保つ手があればなと思っていたんですけど、そこから流れが急になって、☗4六金(81手目)と上がられたところで手がないと確かに苦しいと思うんですけど、もう少し辛抱強く指さないといけなかったように思います。
――次局に向けての意気込みを。
本局はあまり見どころなく終わってしまったので、次局はそういうことがないように準備して挑みたいと思います。
藤井聡太竜王に広瀬章人八段が挑戦する 第35期竜王戦七番勝負第2局が、10月21、22日(金、土)に京都市右京区の「総本山仁和寺」にて行われ、藤井竜王が105手で広瀬八段に勝ち、対戦成績を1勝1敗としました。
第3局は、10月28、29日(金、土)に静岡県富士宮市の「割烹旅館 たちばな」にて行われます。
詳しくは、ABEMA、竜王戦中継サイト及び日本将棋連盟ライブ中継をご覧ください。
情報源:藤井聡太竜王VS広瀬章人八段 第35期竜王戦七番勝負第2局 藤井聡太竜王の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
七番勝負
藤井聡太竜王、シリーズ初勝利で1勝1敗に 広瀬章人八段の新趣向打ち破る/将棋・竜王戦七番勝負第2局 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/MRxbOfWpb1
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【第35期竜王戦第2局・藤井聡太竜王-広瀬章人八段】
藤井竜王が広瀬八段に勝利し、シリーズ成績を1勝1敗のタイにしました。第3局は10月28、29日に静岡県富士宮市の「割烹旅館 たちばな」で行われます。(Y)
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【第35期竜王戦第2局・藤井聡太竜王-広瀬章人八段】
勝利した藤井竜王ですが、悩まし気な表情で対局を振り返り、「苦しいと思った」と、広瀬八段も首を傾げながら「今日の昼過ぎから(形勢を)悪くした」と語りました。(Y)
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【第35期竜王戦第2局・藤井聡太竜王-広瀬章人八段】
感想戦の前、藤井竜王は「攻め合いの形でチャンスが来た」と、広瀬八段は「封じ手明けの手順読んでいなかった」と明かしました。(Y)
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#藤井聡太 竜王の勝利
【第35期 #竜王戦 七番勝負第2局】
○藤井聡太竜王 VS ●広瀬章人八段
第35期竜王戦七番勝負第2局が、10月21、22日(金、土)に京都市右京区の「総本山仁和寺」にて行われ、藤井竜王が105手で広瀬八段に勝ち、対戦成績を1勝1敗としました。 https://t.co/rfVwQ2ljWO
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▲藤井聡太竜王-△広瀬章人八段(棋譜中継)
緩むことなく後手玉を仕留めにいく。☗3四飛☖同角☗同銀成☖3二玉☗4三歩成☖同歩☗2三銀☖4一玉☗4二金までの詰めろ。途中の☗3四同銀成を☖同玉は☗4五角☖3三玉☗2三金まで。☗4二角成もあるので受けがない。 この局面で広瀬が投了した。終局時刻は16時21分。消費時間は、☗藤井聡6時間54分、☖広瀬6時間27分(持ち時間は各8時間)。これでシリーズは1勝1敗のタイになった。第3局は10月28・29日(金・土)に静岡県富士宮市「割烹旅館たちばな」で指される。 【藤井聡太竜王が第2局を制し、シリーズ1勝1敗のタイに】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20221022-SYT8T3446956/ 【藤井竜王「攻め合いの形でチャンスが来た」、広瀬八段「封じ手明けの手順読んでいなかった」…終局後インタビュー】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20221022-SYT8T3447009/ 【想定通りの展開も意外に難しかった広瀬八段、藤井竜王の「辛抱が実った一局」…畠山八段の総括】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20221022-SYT8T3447054/ ※局後の感想※ 中盤は後手十分のわかれになったが、具体的によくするのは難しかった。☖6三桂(60手目)や☖3六桂(66手目)はあったかもしれない。藤井は「2筋の歩を突き捨てなければいけないようでは失敗」と不利を自覚していた。53手目☗5六銀、57手目☗5五銀引、59手目☗8四歩など曲線的な辛抱が実り、69手目☗5六角から71手目☗4七金のあたりで逆転した。
16時21分 終局
105手 4三銀まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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第3局は28・29
29は、SUNTORYオールスターの予選、最後の一枠が決まります。
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