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2022年10月12日 7時6分
将棋の里見香奈女流五冠(30)=清麗、女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=の女性初となるプロ棋士編入試験第3局が13日、大阪・関西将棋会館で指される。2連敗でカド番に追い込まれているが、ここから3連勝で合格を目指す。約半世紀前に女流棋士第一号となった蛸島(たこじま)彰子女流六段(76)が里見の挑戦について語った。(瀬戸 花音)
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「里見さんは互角にやっていく力はあるので、きっかけが上手につかめれば」。蛸島は「好きな将棋を続けるだけで十分」と里見を気遣いながらも、逆転合格へエールを送った。「今はただ、上の山があれば登っていきたいという里見さんの思いを静かに見守っていきたい。里見さんは強いですから」
蛸島は男女の差は棋力ではなく、「歴史の差」だと話す。事実、15年に里見が女性で初めて棋士養成機関「奨励会」で三段に上がってから、西山朋佳女流二冠、中七海三段と女性の昇段者が続いた。「女流棋士はやっと半世紀。男の人は江戸時代から続いてる」
1961年、男子に交ざって一人、奨励会に入った。昇級の条件が「6連勝か9勝3敗」だった時代、勝率5割で昇級という特例に恵まれたが、高校3年までに1級に。だが、初段にはなかなか上がれず、「女の子に将棋は向かない」と心ない言葉も掛けられた。「女の子だからっていうのは関係ない、私が弱いからだと。女の子だってちゃんとやれば強い子も出てくるんだよと初段までは続けようと思ったんです」
ひたすら盤上に向き合い、高校卒業後、初段に昇段したが、「プロ棋士になれる力があるとは思っていなかった」と、66年に奨励会を退会した。子育てをしながら将棋の普及活動に励んだが、74年に女流棋士制度が誕生。初の女流棋士として、報知新聞社が創設した初の女流棋戦・女流名人位戦(現・女流名人戦)で初代女流名人に輝いた。「それまでは『弱い人は少し静かにして』という感じもあったんですけど、タイトルを取ったことで少し認めてもらえた」
今、女流棋士は約70人を数える。「たったの50年でここまで来られた。私が生きている間に棋士になる女性が現れればいいなとは思いますけど。女性がいつか名人になるのもゼロではないでしょうね」。最後の一言に、女流棋士のパイオニアの思いがあふれた。
◆蛸島 彰子(たこじま・あきこ)1946年3月19日、東京都杉並区生まれ。76歳。61年、棋士養成機関「奨励会」入会。66年に退会。67年、史上初の女流棋士となる。74年初代女流名人に。07年、設立された日本女子プロ将棋協会(LPSA)に移籍。18年1月、最年長勝利記録を更新し、2月、女流名人戦予選で敗れ、引退。LPSAプロに転向。女流棋士タイトルは女流名人4期、女流王将3期の通算7期。座右の銘は「続ければ人生」。通算333勝328敗。
情報源:カド番の里見香奈女流五冠へ女流棋士第一号がエール「互角の力ある」…13日プロ棋士編入試験第3局 : スポーツ報知
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— スポーツ報知 芸能情報 (@hochi_enta) October 11, 2022
▲里見香奈女流五冠-△狩山幹生 四段
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先後は入れ替わり、里見香奈女流五冠の先手
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一つとれるか?
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