ひふみん
2022年10月8日19時49分
<ひふみんEYE>
藤井聡太竜王(20)が初防衛を目指して広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、将棋の第35期竜王戦7番勝負第1局が8日、東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で行われた。8日午前9時からの2日制で始まった対局は、この日午後6時2分、107手で先手の広瀬が先勝した。初防衛を目指す藤井は広瀬の緩急自在な指し回しに屈し、黒星スタートとなった。「ひふみん」こと加藤一二三・九段(82)の「ひふみんアイ」をお届けします。
◇ ◇ ◇
私のワセダの後輩、広瀬八段の会心の勝利でした。あわてて攻め込まず、ひと呼吸置いて8筋に守備用の銀を備えてから相手陣に攻めかかるとか、意表をついて玉の「顔面受け」をするとか、大胆かつ繊細な指し回しが光りました。
終わってみれば、藤井竜王の敗因は分かりません。最後は強硬手段で飛車をタダ捨てしたり、専守防衛の銀を打ったりと手を尽くしましたが、今局に限れば広瀬八段の力が上回っていたと言えましょう。
4年前に羽生さんから竜王を奪った実力者で、中~終盤の力もある上、序盤もしっかり研究してきた感じです。初顔合わせの難敵を前に、藤井竜王がどう立て直すか見ものです。挑戦者が先勝して、竜王戦は面白くなってきました。
情報源:【ひふみんEYE】藤井竜王の敗因不明…玉の「顔面受け」広瀬八段の大胆かつ繊細な指し回し光る – 社会 : 日刊スポーツ
【ひふみんEYE】藤井竜王の敗因不明…玉の「顔面受け」広瀬八段の大胆かつ繊細な指し回し光る#将棋 #竜王戦 #藤井聡太竜王 #広瀬章人八段https://t.co/laAn8hQBq6
— 日刊スポーツ (@nikkansports) October 8, 2022
▲広瀬章人八段-△藤井聡太竜王(棋譜中継)
痛烈な角打ち。藤井は居住まいを正してから頭を下げた。詰みを逃れるには☖3三金と打つしかないが、先手玉を追い込む有力な手段を喪失して望みがない。終局時刻は18時2分。消費時間は☗広瀬7時間17分、☖藤井7時間48分。開幕局は挑戦者先勝。広瀬の冷静な指し回しが光った。第2局は10月21・22日(金・土)、京都府京都市「総本山仁和寺」で行われる。
18時2分 終局
107手 5五角まで、▲広瀬八段 の勝ち
|
|
鍵は第2局。
|
|
|
|
|
|
★