藤井聡太竜王が60手目を封じる
2022/10/07 18:15
将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)に広瀬章人八段(35)が挑戦する、第35期竜王戦七番勝負第1局は10月7日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で行われ、藤井竜王が60手目を封じて指し掛けとなった。あす8日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
初防衛を目指す藤井竜王と、4期ぶりの復位を狙う広瀬八段が激突するシリーズ。開幕局は振り駒の結果、挑戦者・広瀬八段の先手番で始まった。戦型は「角換わり腰掛け銀」に。比較的早いペースで駒組みが進み、早々に中盤戦へと突入した。難解で複雑な進行に、互いに持ち時間を慎重に投入。広瀬八段は1時間1分を投じて敵陣に強く銀を打ち込こむと、ABEMAの「SHOGI AI」はわずかに先手側に傾き出した。ABEMAの中継に出演した先崎学九段(52)は、封じ手の時点での局面を「先手が良さそうな上に、勝ちやすそうです。あと数手で大きく差がついてもおかしくない。2日目は午前中から目が離せないです」とコメントしていた。
藤井竜王は、今期防衛に臨んだ棋聖戦五番勝負と王位戦七番勝負の開幕局でそれぞれ永瀬拓矢王座(30)、豊島将之九段(32)に敗れて黒星発進。その後、連勝を飾って見事防衛を果たしたが、本シリーズの開幕戦ではどのような結末が見られるか。
2日目の対局は、8日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
▲広瀬章人八段 4時間8分(消費3時間52分)
△藤井聡太竜王 5時間(消費3時間)(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:注目の開幕局、藤井聡太竜王が60手目を封じる 広瀬章人八段がわずかにペースを握って2日目へ/将棋・竜王戦七番勝負第1局 | ニュース | ABEMA TIMES
七番勝負
注目の開幕局、藤井聡太竜王が60手目を封じる 広瀬章人八段がわずかにペースを握って2日目へ/将棋・竜王戦七番勝負第1局 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/Czjq6f8jDQ
— kewpiehoney (@kewpie_honey) October 7, 2022
【第35期竜王戦第1局・藤井聡太竜王-広瀬章人八段】
初日の夕方、中盤の難所を迎えて、藤井竜王と広瀬八段が懸命に考える姿をリモートカメラで捉えました(Y)。
「静謐なる能舞台」若杉和希カメラマンの竜王戦デジタルストーリーは読売オンラインで↓https://t.co/RE2OJsWtsZ#藤井聡太 #広瀬章人 pic.twitter.com/T8N32YCn6V
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) October 7, 2022
竜王戦七番勝負第1局は、藤井聡太竜王が手を封じ、立会人の島朗九段に手渡し、1日目が終了しました。
2日目は8日午前9時に再開です。
写真は日本将棋連盟提供。 pic.twitter.com/yF96LLR4hP
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) October 7, 2022
▲広瀬章人八段-△藤井聡太竜王(棋譜中継)
広瀬、すぐに手を伸ばした。銀を逃げないのはなるほどの選択で、☖6三金には常に☗7二角がある。先に☖4五同銀と金のヒモを切ってから☗6二銀不成はスピーディーな攻めだ。広瀬が攻勢に出て一気に距離を詰めた印象がある。 藤井は脇息にもたれて頬杖をつく。小さく首をかしげる。封じ手の定刻が近づいてきた。島九段、松尾八段が舞台に入って盤側で封じ手に備えている。18時、島九段が次の手を封じるように告げると、藤井はうなずいて少し間を置いてから封じる意思を示した。封じ手の消費時間は35分、1日目の消費時間は☗広瀬3時間52分、☖藤井3時間35分。島九段から封じ手用の道具一式を渡された藤井が別室に向かう。数分後、戻ってきた藤井が2通の封筒を広瀬に差し出し、広瀬が署名を入れて返す。最後に藤井が封筒を島九段に預けて1日目が終了した。現地の封じ手予想は、松尾八段が「選択肢が多くない。☖4五同銀でお願いします」。島九段は「同じだと面白くないから、☖5五銀で。自信はありません」。記録係の福田三段は「☖5五銀です。めちゃくちゃ悩んだんですけど……」。それを聞いた島九段は「自信出てきたな」とにやり。2日目は明日9時から指し継がれる。
藤井聡太竜王が60手目を封じる
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注目の封じ手は?
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