17時48分 終局
132手 7七角成まで、△岡部四段 の勝ち
2022/09/22 18:50
将棋の里見香奈女流五冠(30)が挑む棋士編入試験五番勝負が9月22日に行われ、第2局で試験官を担当した岡部怜央四段(23)に敗れた。この結果、第1局に続き手痛い連敗。試験合格には五番勝負で3勝が必要なため、史上初「女性の棋士」誕生に向けた挑戦は後がなくなった。注目の第3局は狩山幹生四段(20)と対戦する。
先手番の里見女流五冠は得意の中飛車、岡部四段は居飛車と対抗形の出だしとなった。序盤は里見女流五段ペースで指し進め、積極的に仕掛けていった。しかし、長く難解な中盤戦では岡部四段が堅陣を生かして攻撃を開始。勢いのある指し手で押し返していった。
終盤は激しい攻防戦に。受けに回った里見女流五冠は、豊富な持ち駒を支えに後手の猛攻に対抗。一時は受け切って、優位に立ったかと思われた。しかし、岡部四段は攻撃姿勢を緩めず逆転に成功。最終盤では一気にリードを押しきり、先手陣を制圧した。
終局後、里見女流五冠は「玉頭が一番弱い形で、そこを戦いの場にしてしまった。戦場を縦ではなく横から受けるような感じで対応して行かなければいけなかった。一番大事な受けの部分で間違えてしまって、すごく残念」とコメントした。
この結果で、棋士編入試験五番勝負は2連敗。里見女流五冠は苦しい星取りとなった。3勝すれは合格となり、将棋界で初めて女性の棋士が誕生するが、第3局からは負けられない戦いが続くことになる。次局の試験官は狩山四段が務める。まずは1勝に向けて、「たくさんの方々に注目して応援して頂いていることが光栄。同時に、温かい声援が励みになる。(第3局は)まだ日程は決まっていないですが、しっかり修正して対局に挑めるように精進してまいりたいと思います」と話した。厳しい道のりとなるが、偉業達成に向けて今後も注目の戦いが続く。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:里見香奈女流五冠、手痛い連敗 岡部怜央四段に敗れ合格は厳しい道のりに/将棋・棋士編入試験五番勝負第2局 | ニュース | ABEMA TIMES
2022-09-22 棋士編入試験五番勝負第2局
【無料】☗里見-☖岡部 終局
☗里見-☖岡部戦は17時48分、132手で岡部四段が勝ちました。消費時間は、☗里見2時間59分、☖岡部2時間56分(持ち時間は各3時間)。里見女流五冠は第2局を終えて2敗となりました。以下は終局直後のインタビューです。
――岡部四段、本局を振り返っていかがでしたか。
岡部 自分から局面を動かしにいったのですが、少し無理気味だったかもしれません。少し苦しさを感じていました。☖3六角成から☖2四桂と打って難しくなっているかなと思っていました。
――先手が☗4八角~☗3九角として、ジリジリした展開になっていました。岡部四段はどのように感じていましたか。
岡部 少し先手が苦労していると思って仕掛けていったのですが、そこまでやっていく局面ではなかったと思います。
――☗4七銀打に対して、☖5五銀から☖5七金と打ちこんだのが無理筋でしたか。
岡部 ☖5七金の局面は自信がないかなと思っていたので、その手前がよくなかったという感じでした。
――勝ちを意識されたのは。
岡部 ☖4八竜から☖3六桂打で詰めろが続きそうなので勝ちになったと思います。
――本局を迎えるにあたってどのような準備で臨みましたか。
里見 先後が決まっているので、それなりに対策を練ってという感じでした、
――本局全体を振り返っていかがでしたか。
里見 大事なところで間違えてしまったので仕方ないと思います。
――大事なところ、というのはどのあたりでしょうか。
里見 そうですね…。☖5七金と打たれたあとくらいからです。
――これで2連敗となりました。第3局の狩山四段との対戦に向けてはどのように臨まれますか。
里見 自分の力を出しきれるよう頑張りたいと思います。
里見香奈女流五冠が受験する棋士編入試験五番勝負、第2局の対岡部怜央四段 戦が9月22日(木)に行われ、岡部四段が132手で里見女流五冠に勝ちました。
里見女流五冠の試験成績は0勝2敗となりました。
狩山幹生四段と戦う第3局は、10月に関西将棋会館で行われます。
情報源:岡部怜央四段VS里見香奈女流五冠 棋士編入試験五番勝負第2局 岡部怜央四段の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
ニコ生解説・聞き手
解説者:佐々木勇気 七段
聞き手;竹部さゆり女流四段
将棋プレミアム解説・聞き手
解説者:戸辺誠七段
聞き手:内田晶(観戦記者)
棋士編入試験
1:徳田拳士 四段 8月18日(木) 関西将棋会館
2:岡部怜央 四段 9月22日(木) 東京・将棋会館
3:狩山幹生 四段 未 定
4:横山友紀 四段 未 定
5:高田明浩 四段 未 定
情報源:里見香奈女流四冠、棋士編入試験受験へ【日程追記あり】|将棋ニュース|日本将棋連盟
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) September 22, 2022
[棋士編入試験第2局 岡部怜央四段―里見香奈女流五冠]
里見女流五冠は、岡部四段に132手で敗れ2連敗。
合格へ向け残り3戦全勝を目指します。
第3局の試験官は狩山幹生四段(若杉)▽記事は↓https://t.co/tYse88oFgz#里見香奈 #岡部怜央 pic.twitter.com/PnaadIjdNH
— 読売新聞写真部 (@tshashin) September 22, 2022
「出雲のイナズマ」惜しくも第2局を落とす…。
次こそはッ!https://t.co/O3nV2H84Py— しまねっと(NHK松江) (@nhk_matsue) September 22, 2022
#岡部怜央 四段の勝利
【#棋士編入試験 五番勝負第2局】
○岡部怜央四段 VS ●里見香奈女流五冠
里見香奈女流五冠が受験する棋士編入試験五番勝負、第2局の対岡部怜央四段戦が9月22日(木)に行われ、岡部四段が132手で里見女流五冠に勝ちました。 https://t.co/fV4ByqDp8g
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) September 22, 2022
▲徳田拳士四段-△里見香奈女流五冠(棋譜DB)
☗3七桂には☖同角成。それは典型的な必至だ。以下☗5九銀としても☖4六桂☗6九玉☖7八金で詰む。 この局面で里見が投了した。終局時刻は17時48分。消費時間は、☗里見2時間59分、☖岡部2時間56分(持ち時間は各3時間)。里見は第2局を終えて2敗となった。
17時48分 終局
132手 7七角成まで、△岡部四段 の勝ち
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次を取らなければ終わってしまう。
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