小山さんが編入試験申請したら、10月1日付の新四段を含めた直近5人になるのかな(いつ申請するのかにもよるけど)
2022.9/17 10:00
現在、里見香奈女流五冠による棋士(フリークラス)編入試験が行われているが、今回アマで編入試験の資格を取得した人が現れた。
岩手県出身の小山玲央さんで、アマ名人、アマ王将などの全国優勝経験がある強豪だ。元奨励会、女流棋士以外では初めてである。
昔はアマプロ戦と言えば、プロが負けられない対決の場であった。
アマ強豪の中には「自分はプロと指しても勝てるのに、なぜプロになれないんだ」という不満を持つ人もいて、アマプロ戦は殺気立っていた。初めてプロが負けた時は、戦争で敗れたような雰囲気すらあった。
伝説のアマ、小池重明氏が新幹線の中で大山康晴会長(当時)に会ってプロ入りを勧められたことで、将棋連盟では意見が二分し、投票にまでなったが、否決。それでさらに不満を持つ人もいたようだ。
そういう感情も、公式戦にアマが出場できる棋戦が多くなり、交流が盛んになると、次第に薄れていった。今は竜王戦に4人、朝日杯には10人のアマが参加している。
極め付きは米長邦雄会長時代、瀬川晶司六段の棋士編入試験を敢行し、それを制度化したのが今の編入試験制度となった。
小山さんはリコーに勤務し、職団戦のS級優勝にも貢献したが、現在は退職し、将棋一本で頑張っていると聞く。
9月13日、「朝日杯将棋オープン戦」一次予選で中川大輔八段に勝ち、公式戦の勝ち星が10勝5敗となって今回の資格取得となった。次の井出隼平五段戦にも勝ち、一次予選を4勝して、二次予選に進出している。
この編入試験の他に、アマ戦で全国優勝すると、三段リーグに編入できる制度もあるが、こちらはほとんど希望者がいない。
三段リーグを抜けるのは至難の業と思うからであろう。
私はアマプロの交流戦が増えたことで、アマのトップクラスの人は「自分はプロに勝ってもおかしくないほどの強さになったが、プロになってもその中から抜け出して、タイトルを争うような棋士にはなれそうもない」ということがわかったからだと思っている。
それなら会社を辞めてまで、目指す世界ではないと。
小山さんは挑戦するだろうから、目指すならその先も目指してほしいと思っている。
■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。
情報源:【勝負師たちの系譜】「編入試験」突破、タイトル争いも目指して欲しい 小山玲央さん、棋士編入試験を取得 元奨励会、女流棋士以外で初(1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
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— zakzak (@zakdesk) September 17, 2022
さて、どうするか・・・
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