へぇ・・・
2022.9/3 15:00
夏のプロ棋戦と言えば、タイトル戦では「お~いお茶杯王位戦」くらいだが、子供大会は夏休みを利用して、多くの全国大会が開かれる。
8月に入ってすぐ、山形県天童市・天童温泉『ほほえみの宿 滝の湯』で、『全国中学生選抜将棋選手権大会』が開催された。
これは天童市の青年会議所が運営し、将棋連盟や天童市が共催となって、今年で43回になる大会。
大会名誉総裁を務められたことから「寛仁親王牌」を頂き、女子の部には、今大会の名誉総裁でもある「彬子女王牌」が優勝者に贈られる名誉ある大会でもある。
この大会の優勝者からは、女流二冠の西山朋佳、女流四段の香川愛生、女流二段の村田智穂、貞升南、室田伊緒、山根ことみ、女流初段の野原未蘭を輩出している。
今年の優勝者は、男子の部が大分市立稙田中学校3年の河野諒君。女子の部は静岡県沼津市立第5中学校1年の、渡邊みずほさんだった。
小学生名人と違って、中学生大会優勝のプロ棋士が少ないのは、中学から奨励会に入るのでは遅いからで、それだけプロになるレベルが年々厳しくなっているとも言える。
ただし女流棋士なら、丁度良いレベルなのだろう。
中学生名人戦(日本将棋連盟主催、大塚製薬協賛)は7月に行われ、千葉・市川中学2年の美濃島檜君が優勝した。
中学名人からは、第1期(1976年)の中村修九段をはじめ、丸山忠久、屋敷伸之両九段を含め、9人の棋士を輩出しているが、それは第11期までのこと。その後は第43期の野原未蘭女流初段(女子初)のみである。
海外に目を移すと、8月6、7の両日には中国・北京の日本大使館で「日中友好杏林堂杯青少年将棋大会」が、3年ぶりに開催された。
この大会は私も第1回から関係していて、中国には都合十数回出かけた。現在中国は国内の移動が大変だが、それでも上海や銀川(寧夏)、北京在住の日本の生徒など、48人の小中学生が参加した。
今回は日本大使館に全面的にバックアップを頂き、「国交50周年の記念行事」のひとつともなった。
また、北京駐在のテレビ東京が取材に来て、『テレ東BIZ』で放映していただいたのは、関係者も大喜びだった。
■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。
情報源:【勝負師たちの系譜】夏は子供大会の季節 3年ぶりに開催「日中友好杏林堂杯青少年将棋大会」 中国でも「未来の名人」目指して切磋琢磨(1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
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ほぉ・・・
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