ひふみん
2022年8月25日19時16分
<ひふみんEYE>
将棋の最年少5冠、藤井聡太王位(竜王・叡王・王将・棋聖=20)が豊島将之九段(32)の挑戦を受ける、「お~いお茶杯第63期王位戦7番勝負第4局」が24、25日の両日、徳島市「渭水苑」で行われ、先手の藤井が95手で勝ち、対戦成績を3勝1敗とし、3連覇まであと1勝とした。第5局は9月5、6日に静岡県牧之原市「平田寺」で行われる。 「ひふみん」こと、加藤一二三・九段の「ひふみんアイ」をお届けします。
◇ ◇ ◇
豊島さんの封じ手が「敗着」です。プロなら誰も打ちません。それまで満点の手を指していたのですが、そこから2日目はいいところが見られませんでした。6筋に打った角のにらみを効かせて、1筋から攻めれば有望でした。
対する藤井王位は3筋からの攻めを逆用した後、派手な指し手で決めに行きました。普通なら手堅く指します。リスクが高かったにもかかわらず、どこで寄せの手順を読み切っていたのか? 興味があります。
これで昨年同様、開幕戦を豊島さんが制した後、藤井王位の3連勝ですか。昨年から藤井対豊島戦では、豊島さんがチャンスで一歩引いて、次のチャンスを待っているけれど、巡ってこないで負けるという傾向があります。かど番の豊島さんは、ひと工夫必要ですね。
情報源:【ひふみんEYE】プロなら誰も打たない豊島九段の「敗着」封じ手 満点の指し手がそこから一転 – 社会 : 日刊スポーツ
日程
|
▲藤井聡太王位-△豊島将之九段(棋譜中継)
先ほど銀を渡しているので、代えて☗3八同角は☖3七銀☗同玉に☖5八角成の順で危なかった。 この局面で豊島が1分考え、次の手を指さずに投了した。先手玉に詰みはなく、☖4八銀☗6九玉☖5八角成☗同金に☖4二金と受けても、☗6一角で受けなしになる。 終局時刻は17時48分。消費時間は、☗藤井7時間15分、☖豊島7時間39分(持ち時間各8時間)。 これで七番勝負の成績は藤井3勝、豊島1勝となった。 第5局は9月5日(月)・6日(火)に静岡県牧之原市「平田寺」で行われる。
17時48分 終局
95手 5九玉まで、▲藤井聡王位 が防衛に王手
|
|
防衛に王手。
|
|
|
|
|
|
★