お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負 第四局2日目
藤井聡太王位 対 豊島将之九段
封じ手は、△豊島九段の56手目
2022/08/25 09:16
将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)に豊島将之九段(32)が挑戦する、お〜いお茶杯王位戦七番勝負は8月25日、徳島市の「渭水苑」で第4局の対局を再開した。豊島九段が1日目に封じた56手目は、歩の前に銀を打ち込む意表の一手。このあと、どのような構想を描いているかに大きな注目が集まっている。
対局2日目の朝は、8時48分頃に豊島九段が先に入室。程無くして藤井王位も対局室に姿を見せた。
2勝1敗でリードする藤井王位の先手番で始まった第4局は、これまでの3局と同じ「角換わり腰掛け銀」に。じっくりとした戦いへと進行した。先手は銀を繰り出し後手の攻めを催促。繊細な展開とあり、互いに時間を使って慎重に読みを進めていた。藤井王位は中住まいから4筋に玉を玉を上がる一手に、ABEMAの中継に出演した深浦康市九段(50)は「怖い。大胆な一手」とコメント。対する豊島九段も大駒を手放す決断の自陣角を打ち込むなど、難解な進行をたどっている。
豊島九段が31分の考慮で封じた56手目は、相手の歩の前に銀を打ち込む一手。中継で解説を務める西田拓也五段(31)は「頭にあったのでしょうか。相当意表の一手だったと思います」と驚いた表情を見せていた。
持ち時間は各8時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位VS豊島将之九段 対局再開 封じ手は意表の銀打ち/将棋・王位戦七番勝負第4局 | ニュース | ABEMA TIMES
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑戦する、お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第4局が、8月24、25日(水・木)に徳島県徳島市の「渭水苑」にて行われます。
両者はこれまでに26回対戦があり、藤井王位の15勝11敗です。
今期王位戦では開幕の第1局を豊島九段が制しましたが、続く第2、3局を藤井王位が勝っています。王位戦七番勝負の模様は、ABEMA、王位戦中継サイト及び日本将棋連盟ライブ中継でご覧いただくことができます。
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) August 25, 2022
▲藤井聡太王位-△豊島将之九段(棋譜中継)
封じ手は☖8六銀。控室に残って対局室のモニターを見ていた関係者一同は「えーっ」と驚きの声を挙げる。ABEMAに出演している香川愛生女流四段は「えっ、えっ、えっ」と言葉を失っている。本日2日目の出演者は、北浜健介八段、西田拓也五段、香川女流四段、脇田菜々子女流初段。 少しして立会人らが控室に戻ってきた。武市七段は「いや、これは驚きましたね。昨日、封じ手は何分考えたんですか? 31分? 31分で指す手じゃないですね。だいぶ前から狙っていたんですね、これは」と話す。 封じ手を読み上げた木村九段は「封じ手には符号を書かなくてもいいんですよね。私自身は書くことが多いんですけど。今回は矢印だけだったので、一瞬『8六? 2四?』と慌てました」と笑う。対局室に入っていた関係者によれば、藤井は封じ手を聞いて、木村の手元を見たという。 ☖8六銀の意味は、(1)☗同歩☖同歩から☖8七歩成とと金を作って飛車先を突破すること。それを嫌うなら(2)☗7八銀と打ち、以下☖7七銀成☗同銀☖8六銀☗7八銀……と千日手を選ぶ可能性がある。 木村九段は一例として(1)☗8六同歩☖同歩☗7五歩☖8七歩成☗7六銀☖8六と☗6七銀に☖3五歩を示す。これは後手が攻勢を取れそうだ。ただ「先手に何か正解があって、それを指せば先手がよくなりそうな気がします。放置しても☖8七銀成や☖7七銀成が厳しいわけじゃないので、(3)☗5六角なども考えてみたいです」と話す。 席を外していた武市七段が戻って「まだ指していないですよね」。木村九段が「昼まで指さないですよ」。ジョークに聞こえないのが恐ろしい。
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防衛に王手か、タイに戻すか。
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