△豊島九段 が56手目を封じる
2022/08/24 18:22
将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)に豊島将之九段(32)が挑戦する、お〜いお茶杯王位戦七番勝負は8月24日、徳島市の「渭水苑」で第4局が行われ、豊島九段が56手目を封じて指し掛けとなった。あす25日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
3連覇を目指す藤井王位と、4期ぶりの王位奪還を狙う豊島九段が激突するシリーズ。第4局は、2勝1敗でリードする藤井王位の先手番で始まった。戦型はこれまでの3局と同じ「角換わり」に。出だしは早いスピードで指し進められたが、午後からはじっくりとした展開となった。互いに時間を使って読みを深め、藤井王位は玉のコビンを開ける一手を披露。ABEMAの中継に出演した深浦康市九段(50)は「怖い。大胆な一手です」と解説していた。対する豊島九段も大駒を手放す決断の自陣角を打ち込むなど、難解な進行をたどっている。
深浦九段は「神経戦は久々に見たなという印象。戦いが始まれば有利不利を考える材料が増えるが、戦いが始まっていないと『よーいドン』で悪くなる可能性もある。いろんなことを考えないといけないので、神経戦はいつもの対局よりも体力も消耗すると思う」とコメントしていた。
午後6時、立会人の木村一基九段(49)が定刻になったことを告げると、手番の豊島九段は数回小さくうなずき反応。約2分の少考を経て封じる意思を示した。
2日目の対局は、あす25日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太王位 4時間35分(消費3時間25分)
豊島将之九段 3時間56分(消費4時間4分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:難解な神経戦、豊島将之九段が56手目を封じる 藤井聡太王位は随所で工夫の指し手を披露/将棋・王位戦七番勝負第4局 | ニュース | ABEMA TIMES
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) August 24, 2022
▲藤井聡太王位-△豊島将之九段(棋譜中継)
17時半、藤井の手が盤上に伸びた。☗5七金左は予想されていた手のひとつ。玉を固めつつ攻勢を取る☗5六金も見ている。 17時40分、副立会人の武市七段が対局室に入った。画面を見ると、北村女流初段も対局室に入っている。武市七段が、タイトル戦の雰囲気を直に感じたほうがいいと声をかけたようだ。木村九段は引き続き、控室で検討している。「どこから戦いになるか、どちらから仕掛けるか、まだなんとも言えません。先手は☗5六金~☗4五歩まで指せば後手の角を封じられますが、2手かかりますし、いまは後手の手番ですし。後手も☖1五歩や☖3五歩といつ仕掛けるかわかりません。中盤の入り口ですが、駒がぶつかる前のじりじりした展開です。最近のタイトル戦では珍しいですね」と木村九段は話している。 17時55分になった。木村九段も既に対局室に入っている。記録係は封じ手用紙の作成を始めている。藤井は脱いでいた羽織を着て、1日目の終わりに備えている。豊島は正座からあぐらになった。 18時になり、56手目を豊島が封じることに決まった。18時2分、豊島は次の手を封じる意思を示す。自身の控室で封じ手を記入したあと、18時8分に対局室に戻った。封筒に藤井も署名を入れる。立会人の木村九段に封じ手が預けられ、1日目が終わった。 56手目の考慮時間は31分。通計の消費時間は☗藤井3時間25分、☖豊島4時間4分(持ち時間各8時間)。明日25日は9時に封じ手が開封される。
△豊島九段 が56手目を封じる
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防衛に王手か、タイに戻すか。
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