折田翔吾四段
2022年8月17日 6時30分
将棋の里見香奈女流五冠(30)=清麗、女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=の女性初となるプロ棋士編入試験が18日から始まる。2005年に特例で実施され、瀬川晶司六段が合格。翌年、正式に制度化され、プロとなった折田翔吾四段(32)がスポーツ報知の取材に応じ、自身の経験を踏まえ、里見へエールを送った。(瀬戸 花音)
編入試験の対局は1か月に1度。折田は「ひとつの勝ちと負けでその後の1か月の気分も大きく変わってくる。浮き沈みが激しい。1局1局が重たい戦いだった」と自身の試験を振り返り、切り替えの大切さを語った。
折田自身、2局目で出口若武四段(当時)に敗れ「3局目までの1か月がしんどかった」。負けた翌日から4日連続で研究会に参加し、がむしゃらに勉強にすることで気持ちを切り替えたという。
試験中、最も意識したことは平常心を保つこと。対局室には自前の脇息(きょうそく)を持っていった。「普段勉強している状態と一番近い状態で対局したいという思いが強かったです」
試験前には、睡眠の工夫をしようと新しい布団を買ったが、「試験中は特に改善しなかったので、元の布団で寝ました(笑い)」。
奨励会時代、同じ研究会で対局をしていた里見については「ともに修業をした仲間。昔から将棋一筋というイメージがある。本当に将棋が好きなんだなと」。大一番に向けて「チャレンジは偉大なこと。普段から里見先生は独創的で面白い将棋を指される。今回の試験でもそういったところを大切にして合格を目指していただきたい」とエールを送った。
◆折田 翔吾(おりた・しょうご)1989年10月28日、大阪府生まれ。32歳。2004年、森安正幸七段門下で6級で奨励会入会。08年、初段昇段。11年、三段昇段。16年に退会。20年2月に編入試験に合格。ユーチューブチャンネルが人気。
◆プロ棋士編入試験 通常、棋士になるには奨励会の三段リーグを突破する必要があるが、奨励会以外でも、編入試験によるプロ入りへの道が残されている。ただし、受験資格を得るには女流棋士、アマチュア枠のある公式戦に出場し、10勝以上かつ勝率6割5分以上の成績が必要と、非常に難関。2005年に特例で実施され、アマとして活躍した瀬川晶司六段が合格して翌年、正式に制度化された。これまでの受験者は2人で、今泉五段、折田四段ともプロとなった。
情報源:折田翔吾四段、里見香奈女流五冠へ切り替え大切…プロ棋士編入試験合格者がエール : スポーツ報知
本日17日のスポーツ報知では、里見香奈女流五冠のプロ編入試験に関しまして、今泉五段と折田四段のインタビュー記事を掲載させていただいておりますhttps://t.co/p0Ec2EvYeahttps://t.co/Hcm2gJRadx
— 瀬戸花音(スポーツ報知) (@kanonseto) August 17, 2022
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特だ四段の振り歩先
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白星スタートなるか?
清水さんが聞き手とは珍しい。
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