豊島将之九段が51手目を封じる
2022/07/20 18:19
将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)に豊島将之九段(32)にが挑戦する、お〜いお茶杯王位戦七番勝負は7月20日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で第3局が行われ、午後6時に豊島九段が51手目を封じて指し掛けとなった。あす21日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
3連覇を目指す藤井王位と、4期ぶりの王位奪還を目指す豊島九段が激突するシリーズ。ともに1勝1敗で迎えた第3局は、豊島九段の先手番で第1、2局と同じ「角換わり」の戦型となった。ABEMAに出演した井出隼平五段(31)が「旧・角換わり」と解説したややクラシカルな進行をたどり、封じ手の時点では形勢はほぼ互角。同じく大盤解説を務めた千葉幸生七段(43)は、「複雑で激しい中盤戦。たくさん当たっている駒をどう処理するか、手が広い局面」と話した。
午後6時に封じ手の時刻を迎えたが、手番の豊島九段はすぐには封じる意思を示さす、午後のおやつに注文したパインジュースを含んでそのまま考慮を続けた。豊島九段が記録係に封じ手用紙を求めたのは約6分後だった。両者ともに慎重に持ち時間を使っており、藤井王位が約1時間ほど多く時間を消費している。2日目の対局は、あす21日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
▲豊島将之九段 5時間47分(消費2時間13分)
△藤井聡太王位 3時間36分(消費4時間24分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:難解な中盤戦、豊島将之九段が51手目を封じる 藤井聡太王位は持ち時間を慎重に消費/将棋・王位戦七番勝負第3局 | ニュース | ABEMA TIMES
日程
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) July 20, 2022
村)神戸市の有馬温泉で指されている王位戦第3局、豊島九段が51手目を封じて1日目が終わりました。藤井王位が角と銀を敵陣に連打しましたが、この攻めはうまくいくのでしょうか。明日は午前9時に再開します(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/tw9tZXA7VA
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 20, 2022
王位戦七番勝負第3局は1日目が終わり、豊島将之九段が1時間超の長考で次の手を封じました。藤井聡太竜王も長考しながら指し手を紡いだ初日。封じ手の局面は様々な選択肢があります。
難解な局面を楽しむように読む両者の波長は合っている様子です。(写真は日本将棋連盟提供)#藤井聡太 #豊島将之 pic.twitter.com/ByjqX87PtJ
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) July 20, 2022
「お~いお茶杯第63期王位戦」第3局は20日午後6時6分、豊島将之九段が51手目を封じて1日目の対局を終えました。写真は、藤井聡太王位が封じ手の入った封筒にサインしている場面です。https://t.co/sEkwkyIPn0 pic.twitter.com/XXD4EbAHar
— 神戸新聞文化部 (@bunkakobenp) July 20, 2022
#藤井聡太 王位の20歳初戦 王位戦第3局1日目が終了 豊島将之九段が51手目を封じる https://t.co/JQwWbgTe6i #芸能ニュース #ニュース pic.twitter.com/tmRohczRUm
— スポーツ報知 (@SportsHochi) July 20, 2022
▲豊島将之九段-△藤井聡太王位(棋譜中継)
40分の長考。 本局は藤井のほうがピタリと手を止めることが多い。ここで消費時間に2時間以上の差が開いた。 「48手目☖5九角のところは代わる手も難しい局面でした。なので対局者的には『攻めさせられている』と見ていてもおかしくありません。現局面は、(1)☗2七飛だと☖7五歩の反撃が気になるため(2)☗4五桂を考えてみたいです。ちょうど時間差もありますし、豊島先生はここで封じ手にするのではないかと思います」(船江六段) また(3)☗2九飛で後手の攻め駒に働き掛ける、という手段も有力視されている。以下☖8六歩☗同歩☖3七銀不成☗5九飛☖2六銀成には、☗5四桂☖同歩☗7一銀で難解。そこで例えば☖7二飛は、☗6二銀成☖同飛に☗5三角の王手飛車取りがあるため、後手は異様に受けにくいようだ。 「(3)☗2九飛は☖3七銀不成を牽制した一着です。後手は(A)☖7五歩、(B)☖4四歩、(C)☖2二玉、(D)☖5二金などでうまく手を渡したいです。☗5八金で攻め駒を取りにこられたタイミングで☖3七銀不成とする、という考え方もありますので。そういう変化も考慮すると本当に難解ですね」(船江六段) 17時40分、豊島が35分ほどの熟考中。右手をアゴのあたりに添え、前傾姿勢のまま盤面に集中している。対する藤井も前傾姿勢で、こちらは手元で扇子を小さく開閉している。脇息は使わなくなった。17時53分、福崎九段や船江六段が対局室に入室した。記録係の上野三段は手元で図面を作成し、封じ手の準備に取り掛かっている。 時刻は18時を回った。手番の豊島はすぐには封じる意向を示さず、前傾姿勢を崩さない。いましばらく持ち時間を投入し、どの手を封じるかを考えている。 18時6分、豊島が1時間3分考えて次の一手を封じた。消費時間は☗豊島3時間16分、☖藤井4時間24分(持ち時間各8時間)。対局は明日21日(木)の9時に再開する。 封じ手予想について、封じ手後の控室で尋ねた。福崎九段は当初調べられていた(1)☗2七飛。船江六段は検討が進んだあとに示された(3)☗2九飛。上野三段は(4)☗5四桂で、これは控室では深く調べられていなかった。以下☖3七銀不成☗5八飛☖6八角成☗同飛☖2六銀不成☗6二桂成に☖5九角が進行の一例で、わずかに先手が指しやすいと見られている。
豊島将之九段が51手目を封じる
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注目の封じ手は?
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