藤井聡太王位が59手目を封じる
2022/07/13 18:44
将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)に豊島将之九段(32)が挑戦する、お~いお茶杯王位戦七番勝負は7月13日、北海道札幌市の「ぬくもりの宿ふる川」で第2局が行われ、午後6時に藤井王位が59手目を封じて指し掛けとなった。あす14日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。
3連覇を目指す藤井王位と、4期ぶりの王位奪還を目指す豊島九段が激突するシリーズ。挑戦者が1勝で迎えた第2局は、すでに終盤戦に突入している。藤井王位の先手番で始まった本局は、「角換わり」の出だしから早い進行となった。1日目午前に藤井王位が香車を走ったところで豊島九段の指し手がストップ。昼食休憩を挟み、2時間55分の大長考に沈んだ。すでに「詰む・詰まない」の緊迫した局面。ABEMAの「SHOGI AI」は形勢を藤井王位寄りに評価しているものの、豊島九段の香成の一手には1時間39分、封じ手前の一手には2時間と、互いに持ち時間をたっぷり消費した。
午後6時、立会人の深浦康市九段(50)が封じ手の定刻となったことを告げると、藤井王位は「はい、封じます」と即答して手を封じた。2日目の対局は、あす14日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太王位 5時間56分(消費2時間4分)
豊島将之九段 4時間33分(消費3時間27分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位VS豊島将之九段、第2局1日目は長考合戦 局面は終盤戦で指し掛けに/将棋・王位戦七番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES
日程
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) July 13, 2022
#第63期王位戦 第2局1日目の対局が終了。
結局、藤井王位は57手目に99分、59手目に116分の大長考を重ね、そのまま次の手を封じました。
消費時間は藤井王位が4時間、豊島九段が3時間27分となりました。
写真は封じ手の様子です。
2日目は明日の午前9時に再開されます、引き続きご注目ください。 pic.twitter.com/XXJV2y1pFA— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) July 13, 2022
中村七段
「角換わりの最新型のぶつかり合いとなり、豊島九段の46手目△3五同歩は用意の一手だが、藤井王位の▲1五歩(47手目)は準備してきましたよ、という返事。
藤井王位の53手目▲1五香は、豊島九段が予期していない攻め方だったようだ。
藤井九段が全力で攻めかかり、勝負を迫った」(続く)— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) July 13, 2022
「1日目から一気の戦いとなった。
奥深い一手を選ぶ印象の藤井王位が、ガンガン攻めていったのは珍しい気がして印象的。
藤井王位が第1局で完敗した角換わり腰掛け銀の戦法を選んだのは、突き詰めたいという探究心と、表には出さない勝負師の意地の表れではないか」
以上、中村七段の見解でした。— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) July 13, 2022
王位戦第2局の1日目が終了しました。
評価値的には藤井王位に振れてるようですが、まだまだ勝負はこれからです。
封じ手はふんどしだと思います!
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) July 13, 2022
▲藤井聡太王位-△豊島将之九段(棋譜中継)
16時3分の着手。 ☖2九成香と飛車を取るのは、☗6二とで金を取られて後手がまずい。ここは☖7三同金でと金を取るしかなかった。 ☖7三同金に藤井は記録係の岡部四段から棋譜を受け取り、30秒ほど目を通して返した。先手は飛車を浮くか。☗3四桂の王手銀取りで攻め続けるか。 ☗7三歩成に1時間39分使った藤井の手が☖同金と取られて再び1時間50分ほど止まる。手には、たたんだままの扇子を持ち、クルクルと回している。 中村太七段は、「☗3四桂☖5二玉に☗2七飛と浮くか。単に飛車浮きか。☗3四桂☖5二玉に飛車を逃げずに☗2二桂成と銀を取るか。3択だと思います」と話す。 時刻は17時5分を回った。18時に手番の側が封じ手を行う。どちらが封じ手をすることになるか。控室では現局面で藤井が封じることになってもおかしくないという話が出ている。「ここで☗3四桂が封じ手だとすれば、☖5二玉と逃げる一手で、その局面を藤井王位は一晩、考えることができますよね」と中村太七段。 18時になり、「封じ手の時刻になりました。藤井王位、次の手を封じてください」と深浦九段が声を掛ける。藤井はすぐに「封じます」と応じ、席を立ち、別室に向かう。 ☖7三同金に藤井が1時間56分使って、次の手を封じる。1日目の消費時間は☗藤井4時間、☖豊島3時間27分。明朝9時に指し継がれる。 封じ手予想は、深浦九段、中村太七段ともに☗3四桂。立会人の予想が一致した。 「封じ手は☗3四桂か☗2七飛で迷ったのですが、☗3四桂にします。以下☖5二玉☗2二桂成☖同金☗2三歩成で飛車を見捨てて攻めると思います」と中村太七段。 「☗3四桂☖5二玉☗2二桂成☖同金☗2三歩成☖2九成香☗7四歩☖同金☗7二角の進行だと思います」と深浦九段。 記録係の岡部四段は☗2七飛を予想。「以下☖4五歩☗3四桂☖5二玉☗2二桂成☖同金☗2三歩成☖2六歩☗3七飛で、やや先手持ちかなと思います」と話す。
藤井聡太王位が59手目を封じる
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連勝か、タイか・・・
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