19時14分 終局
145手まで、▲藤井聡棋聖 の勝ち
16倍速
2022/07/04 19:41
将棋のヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第3局が7月4日に千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月 富士見亭」で行われ、藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)が挑戦者の永瀬拓矢王座(29)に145手で勝利した。この結果でシリーズ成績は2勝1敗となり、棋聖位防衛に王手をかけた。
ともに1勝1敗で迎えた第3局。勝者はタイトルに近づくため気合十分、両者は静かな闘志を燃やして盤を挟んだ。藤井棋聖の先手番で始まった本局は「角換わり」の戦型で腰掛銀を志向。第1局の決着局、第2局に続き、三度の戦型選択となった。互いの研究範囲内か、序盤はハイスピードで進行した。第3局立会人の島朗九段(59)が現地からABEMAの中継に出演し、「第1局、第2局は序盤で永瀬王座に主導権を渡していたが、藤井棋聖が戦い方を変えてきた」と印象を語った。
藤井棋聖が後手陣の桂頭に歩を打ちんだ手に、永瀬王座が休憩を挟んで1時間24分の長考。昼食明けに指したのは、桂馬で自陣を補充する一手だった。ABEMAの中継に出演した杉本和陽五段(30)は「意外な手。直線の攻めではなく緩急を付けようと選んだ一手」と解説した。しかし、ABEMA「SHOGI AI」の評価は藤井棋聖に70%まで振れることに。終盤戦では永瀬王座が底力を見せ必死の反撃を仕掛けたが、藤井棋聖が後手の攻めを的確にしのぎ切り、長手数の詰みに打ち取った。
この結果で藤井棋聖が2勝1敗として、防衛まであと1勝に迫った。終局後、ハイペースでの進行は「考えていた展開のひとつでした」と話した藤井棋聖。「途中あまり自信のないところもあったんですけど、上に玉を逃げて少しあませる形になったのかなと思いました」とほっとした表情を見せた。あと1勝で3連覇達成となるが、「スコアは意識せずにしっかり準備して臨みたいと思います」と冷静に話した。一方、第1局で先勝を飾るも連勝を許してカド番に追い込まれた永瀬王座は、「次局までに少しでも棋力を上げて、良い勝負の将棋を指せればと思います」と話した。
2回の千日手指し直しとなった波乱の第1局、永瀬王座の研究を打ち破り藤井棋戦が大逆転を飾った第2局、またも角換わり腰掛銀で永瀬王座を退けた第3局。シリーズはいよいよ終盤戦に突入するだけに、ますます両者の戦いから目が離せない。藤井棋聖が3連勝で防衛か、カド番の永瀬王座が追いつくか。注目の第4局は7月17日、愛知県名古屋市の「亀岳林 万松寺」で永瀬王座の先手番で指される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太棋聖、防衛に王手!永瀬拓矢王座を破りシリーズ2勝1敗に/将棋・棋聖戦五番勝負第3局 | ニュース | ABEMA TIMES
2022年7月 4日 (月)
終局直後
◆両対局者の談話
――先手番に向けて準備されたということで、50手目くらいまで消費時間は数分で進みました。この辺りの展開は準備していた通りでしょうか。
藤井 そうですね。考えていた展開の一つでした。
――56手目△8六歩に▲同歩は研究通りでしょうか。
藤井 はい、そうでした。
――73手目▲2二歩までも早かったですが。
藤井 手は広いですが、そこまで進めていこうと思っていました。
――感触はいかがでしたか。
藤井 難しいのかなと思っていました。
――永瀬王座に伺います。73手目▲2二歩に長考されました。その辺りはいかがでしたか。
永瀬 △8四金(72手目)は感触が悪い手なので、嫌な感じもしました。▲2二歩と打たれて、指し手が難しいと感じました。
――午後はどのように考えていましたか。
藤井 △3三桂(74手目)に対して、どういう組み合わせがいいか分からなくて、本譜はよくない順を選んだと思っていました。
――▲2二歩をきっかけに攻守が変わったということはありませんか。
藤井 こちらは8六の歩が残っていたので、それほど成算はない指し方になっていると思っていました。
――全体を振り返って、いかがですか。
藤井 途中はあまり自信のない局面もありましたが、最後は上に玉が逃げていって、少し余せると思いました。
――永瀬王座は、午後に入っての進行はいかがでしたか。
永瀬 ▲2二歩への対応が……。△3三桂ではバランスを崩していると思いましたが、ほかの手の見通しが立ちませんでした。こちらとしては手が難しいと思いながら指していました。
――藤井棋聖は、防衛にあと1勝となりました。次局に向けての意気込みをお願いします。
藤井 スコアは意識せずに、しっかり準備して臨みたいと思います。
――永瀬王座としては、1勝2敗になりました。
永瀬 次局までに少しでも棋力を上げて、いい内容の将棋を指せればと思います。
藤井聡太棋聖に永瀬拓矢王座が挑戦する、第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局が、7月4日(月)に千葉県木更津市「龍宮城スパホテル三日月」で行われ、藤井棋聖が145手で永瀬王座に勝ち、対戦成績を2勝1敗としました。
第4局は、7月17日(日)に、愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われます。
情報源:藤井聡太棋聖VS永瀬拓矢王座 第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局 藤井聡太棋聖の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
対戦成績
藤井聡太棋聖、防衛に王手!永瀬拓矢王座を破りシリーズ2勝1敗に/将棋・棋聖戦五番勝負第3局 #将棋 #藤井聡太 #永瀬拓矢 #棋聖戦https://t.co/5dKyAuXOH1
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) July 4, 2022
藤井聡太棋聖、3連覇に王手 第3局制すhttps://t.co/w5S1P5bUEs
先手の藤井棋聖が勝ち、対戦成績2勝1敗で棋聖3連覇へあと1勝に迫った。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 4, 2022
【ヒューリック杯棋聖戦】藤井聡太棋聖が145手で第3局制す タイトル防衛に王手 – サンスポ https://t.co/MA4yciTxPD @SANSPOCOMより
— サンスポ (@SANSPOCOM) July 4, 2022
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) July 4, 2022
村)棋聖戦第3局は藤井聡太棋聖が挑戦者の永瀬拓矢王座に勝ちました。角換わりで、序盤から猛スピードで手が進んで戦闘開始。藤井棋聖が巧みに攻めて優位を確立し、いったん受けに回った後、反撃を決めました。これで藤井棋聖の2勝1敗。3連覇まであと1勝です(写真は対局開始時、日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/BqBHDYiNxT
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 4, 2022
棋聖戦五番勝負第3局は棋聖保持者の藤井聡太竜王が永瀬拓矢王座に勝利しました。対戦成績は藤井竜王の2勝1敗で、棋聖3連覇に王手をかけました。第4局は7/17に名古屋市の万松寺で。
第3局は角換わり腰掛け銀の戦いで、藤井竜王は冷静に優位を拡大しました。(写真は代表撮影)#藤井聡太 #永瀬拓矢 pic.twitter.com/wIvYFHzzTZ
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) July 4, 2022
#藤井聡太 棋聖が勝利
【第93期ヒューリック杯 #棋聖戦 五番勝負第3局】
○藤井聡太棋聖 VS ●永瀬拓矢王座
第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局が、7月4日(月)に「龍宮城スパホテル三日月」で行われ、藤井棋聖が145手で永瀬王座に勝ち、対戦成績を2勝1敗としました。https://t.co/cMpd1QI2V6
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) July 4, 2022
▲藤井聡太棋聖-△永瀬拓矢王座(棋譜中継)
19時14分 終局
145手まで、▲藤井聡棋聖 の勝ち
藤井はすぐに銀を打った。☖2七玉や☖3七玉は☗3八金まで。☖2五玉も☗3六金☖2四玉☗3五角☖3四玉☗4四成桂で詰みだ。 30秒を読まれた永瀬はうつむく。そして、この局面で永瀬が投了した。終局時刻は19時14分。消費時間は☗藤井3時間48分、☖永瀬3時間59分。 勝った藤井は3連覇にあと1勝となった。第4局は7月17日に名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われる。 ※局後の感想※ 感想戦は20時10分ごろまで行われた。「指してみると、かなり嫌な感じがした。難しければと思っていたのですが」と永瀬。本譜は先手有利な進行になったようだ。
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王手をかけるのはどっちだ?
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