17時28分 終局
121手まで、▲豊島九段 の勝ち
対局ライブ
1日目
2日目
現地大盤解説
杉本昌隆八段、高田明浩四段
※終局後の対局者登場は(4:00:33~)
2日目前半
2日目後半(感想戦終了まで)
2022/06/29 18:10
将棋のお〜いお茶杯王位戦七番勝負の第1局が6月29日に行われ、豊島将之九段(32)が121手で藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)に勝利した。豊島九段の深い研究が実った一局で、出だしから超攻撃的な姿勢で藤井王位を圧倒。4期ぶりの王位復位に向けて幸先の良いスタートを切った。
豊島九段が深い事前研究を実らせ、開幕局で快勝を飾った。振り駒の結果、先手番の豊島九段は角換わりを志向。序盤から早いペースで指し進め、初日から激しい攻撃姿勢を示した。封じ手の時点では、すでに終盤戦を思わせるような切迫した局面に。2日目の対局再開後も猛攻を緩めることはなかった。対藤井戦に向けて豊島九段がぶつけた超攻撃性は、藤井王位の終盤力を持っても打ち破ることはできなかった。ABEMAの中継に出演した渡辺明名人(棋王、38)は、「本局は前例がない将棋だった。どんな変化になるかという読みを入れていて研究範囲の広さが出たのでは。(第2局以降も)こういう感じで戦おうという今後の指針になる」と解説していた。
終局後、豊島九段は「考えたことがある形になった。先手の攻めも細いので微妙かなと思っていて、そんなにうまく行っている感じもなかった。途中からどんどん攻めていかないとしかたないと思って決断よく指そうと思っていました。攻めがつながるか微妙な形で、ずっと難しかった」と話した。
なお、藤井王位が2日制のタイトル戦で黒星を喫するのは、2021年6月29・30日に行われた前期の王位戦七番勝負第1局対豊島竜王戦以来。しかし、王位戦はその後に4連勝で連覇を達成したとあり、豊島九段にとっては4期ぶりの復位と藤井王位へのリベンジに向けて気の休まる間はない。シリーズ第2局は、7月13、14日に北海道札幌市の「ぬくもりの宿ふる川」で予定。豊島九段は「少し間が空くのでしっかり準備してまた頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:豊島将之九段、研究炸裂で藤井聡太王位に完勝 超攻撃姿勢を貫き圧倒/将棋・王位戦七番勝負第1局 | ニュース | ABEMA TIMES
2022/06/29 22:30
将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)に豊島将之九段(32)が挑戦している「お〜いお茶杯王位戦七番勝負」第1局が6月29日に行われ、ABEMAの中継には解説者として渡辺明名人(棋王、38)が出演した。シリーズ開幕戦は、豊島九段の深い研究が実り完勝。藤井王位が何度もガックリとうなだれる様子が見られた。この様子に、視聴者は「魂抜けてる…」「見ない表情」。渡辺名人も「僕もあまり見たことがない」とコメントした。
絶対王者が大苦戦を強いられた。藤井王位へのリベンジに燃える豊島九段は、事前研究を深めた角換わりの将棋をぶつけた。序盤から早いペースで指し進め、藤井王位の持ち時間を削り取った。圧倒的な終盤力を誇る藤井王位をもってしても、差を詰め逆転まで迫ることはできず完敗。対局2日目には、藤井王位が何度もガックリと肩を落とす様子が見られた。
ABEMAの中継に出演した渡辺名人は「藤井さんがぼやいたり、苦しんでいるところはあまり見たことがない。藤井王位の場合はあまり苦しい局面になることが少ないから。僕もあんまり(藤井王位を)苦しくしたことがないから、そもそも苦しんでる様子を見たことないんですけど(笑)」とコメント。渡辺名人は藤井王位とこれまでに棋聖戦五番勝負を2期、王将戦七番勝負を1期戦い、1勝11敗と大きく差を付けられているだけに、今後の巻き返しのチャンスを狙っている。
藤井王位が2日制のタイトル戦で黒星を喫したのは、昨年6月の王位戦七番勝負第1局の豊島竜王(肩書は当時)戦以来、約1年ぶり。藤井王位が苦し気に考慮する姿を見たファンからは、「めっちゃガックリしてる」「うーん苦しそう」「すーん、見れなさそうね」「魂抜けてる」「あまり見ない表情だわ」と複雑な反応が上がっていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位、開幕戦完敗にガックリ 渡辺明名人「僕もあんまり見たことない」/将棋・王位戦七番勝負第1局 | ニュース | ABEMA TIMES
終局直後
(すぐにインタビューが始められた)
――先手9五歩、後手2二玉・6一金が珍しい。想定していたか
豊島 ああいう形(24手目△7四歩の局面)になったら端の位を取って指すつもりで、そのあとはいろいろあるのですが、考えたことのある形でした。――38手目△6五桂に▲同銀は珍しいようだったが、手応えは
豊島 銀を逃げる手もあるので、いい手かどうかは分からないのですが、考えたことがありました。――45手目▲2四桂から猛攻した手応え?
豊島 後手も気持ち悪い形かと思いました。先手の攻めも細いので、微妙なのかなと。すごくうまくいっているという感じでもないと思っていました。途中からどんどん攻めていかないと仕方がないので、決断よく指していって、もうちょっとしてから難しい局面がくるのかなと思って指していました。――85手目▲3五歩は2時間以上の長考だった
豊島 ▲2五桂打のような攻めだと、あまりうまくいかないのかなと。▲3五歩と突くしか仕方ないような気がしたのですが、本譜も際どいので、長考になりました。――本局を振り返って
豊島 攻めがつながるか微妙な形で、ずっと難しかったのかなと。△7五歩から反撃されてこちらも玉が際どい形になったので、よく分からないまま指していたのですが、最後(101手目)▲3四歩と取り込むところでいろいろ確認して、勝ちなのかなという感じでした。――次局、7月13日(水)~14日(木)の第2局に向けて
豊島 少し空くので、しっかり準備をしてまた頑張りたいと思います。――2二玉・6一金型について
藤井 やってみようかなと思っていた作戦でした。――38手目から△6五桂▲同銀の進行は
藤井 逃げる手も本譜▲同銀も有力なのかなと思っていたのですが、そのあと▲2四桂でかなり自玉が薄い展開を強いられるので、まとめ方が難しいと思って指していました。――45手目▲2四桂のあたりの形勢判断は
藤井 難しいかなと思って指していました。先手からの攻めの手段もいろいろありそうで分からなかったのですが、本譜のような感じになる可能性はあるのかなと。△1四金(60手目)自体は仕方ないと思ったのですが、対して先手からの攻めがこちらから見るといろいろ気になる手がありましたし、本譜に進んだあとも分からなかったので、長考になりました。――今朝の時点での形勢判断
藤井 ▲2九竜(75手目)と引かれたあと、単に△1八香成とするか、△3二玉▲2五桂打(77手目)に△同歩と取るか、そのあたりの比較で何がいいか分かりませんでした。本譜はもしかしたら(79手目▲3三桂成で)銀を剥がされてしまったので、危なかったかなと。▲2九竜に何かもう少し突っ張った指し方をする必要があったかもしれないなと思います。――84手目△7五歩について
藤井 対して▲3五歩と突かれてみると△7六歩に▲同銀と取られてしまうので、負けにしてしまっているなと思いました。△7五歩のところで△8六歩か△1七角か、違う手段で頑張らないといけなかったかと思います。――94手目△7七角のあたりでは苦しい?
藤井 あのあたりは負けかなと思って指していました。――本局を振り返って
藤井 攻め込まれてかなり怖い展開が続いて▲2九竜のあたりは形勢としては難しいような気がしたのですが、そこから形勢を損ねてしまったのが反省点だと思います。
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑戦する、お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第1局が、6月28・29日(火・水)に愛知県犬山市の「ホテルインディゴ犬山有楽苑」にて行われ、豊島九段が121手で藤井王位に勝ち、対戦成績を1勝0敗としました。
第2局は、7月13、14日(水・木)に北海道札幌市の「ぬくもりの宿ふる川」にて行われます。
詳しくは、ABEMA、王位戦中継サイト及び日本将棋連盟ライブ中継をご覧ください。
情報源:藤井聡太王位VS豊島将之九段 お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第1局 豊島将之九段の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
日程
豊島将之九段、研究炸裂で藤井聡太王位に完勝 超攻撃姿勢を貫き圧倒/将棋・王位戦七番勝負第1局 #将棋 #豊島将之 #藤井聡太 https://t.co/Sj8ZThjyfy
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) June 29, 2022
藤井聡太王位、2日制タイトル戦で1年ぶり黒星 豊島将之九段に持ち時間1時間半差で完敗/将棋・王位戦七番勝負第1局#将棋 #藤井聡太 #豊島将之
https://t.co/jL6BLS121H— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) June 29, 2022
引き続き藤井王位のコメントです。
「▲2九竜と引かれた時点では難しいような気がしていたが、そこからすぐに形勢を損ねてしまったのが反省点。
(△7五歩と反撃した手は)▲3五歩と突かれてみると負けになってしまっていると思ったので、別の手段で頑張らなくてはいけなかった」— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) June 29, 2022
引き続き、豊島九段のコメントです。
「反撃されてこちらの玉もかなりきわどい形になり、ずっとよく分からないまま指していたが、▲3四歩と取り込むところでいろいろ確認して、勝ちなのかなと思いました。
「次局まで少し時間が空くので、しっかり準備をしてまた頑張りたい」— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) June 29, 2022
北)王位戦七番勝負第1局は挑戦者の豊島将之九段が藤井聡太王位に先勝。局後、豊島九段が穏やかに2度繰り返した「考えたことのある形でした」という言葉の重さと怖さ。【写真提供・日本将棋連盟】 pic.twitter.com/ZeBGYrcQk9
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 29, 2022
【王位戦】藤井聡太王位に先勝の豊島将之九段「すごくうまくいったという感じはなかった」 https://t.co/7mBWUht4ep
— 日刊スポーツ (@nikkansports) June 29, 2022
#豊島将之 九段の勝利
【お~いお茶杯第63期 #王位戦 七番勝負第1局】
●藤井聡太王位 VS ○豊島将之九段
お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第1局が6月28・29日(火・水)に行われ、豊島九段が121手で藤井王位に勝ち、初戦を白星で飾りました。https://t.co/vwD3eoWIZq
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) June 29, 2022
▲豊島将之九段-△藤井聡太王位(棋譜中継)
17時28分 終局
121手まで、▲豊島九段 の勝ち
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あえて、1局目を捨てて相手の傾向をつかんでいる説。
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