凄八
2022/06/02 05:00
将棋の「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)が3日に開幕する。藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将との5冠=が2度目の防衛を目指し、永瀬拓矢王座(29)の挑戦を受ける大注目のシリーズ。将棋界のベテラン戦略家、飯島栄治八段(42)はフルセットまでもつれ込む〝死闘〟を予想した。(取材構成・丸山汎)
藤井棋聖は、これまでの永瀬王座との対局で7勝3敗とリード。ただ昨年11月の王将リーグ戦、今年1月の朝日杯オープン戦と、直近では2連敗中。タイトル戦は初対決だが、最も厳しい挑戦者を迎えるといっていい。
2人は2017年から「VS」(ブイエス=1対1の練習対局)を行う研究会仲間だ。互いに手の内を知り尽くし、事前の研究が生きない可能性は高い。各4時間の持ち時間を使い切ってからの1分将棋が長くなり、終局時間も遅い、体力勝負の激戦になるとみる。
ともに居飛車党だが、過去の対局では相掛かり、角換わり、雁木など戦型は毎回変化。同じ戦い方が2局続いたことがない。永瀬王座は〝技のデパート〟のオールラウンドプレーヤー。藤井棋聖の裏をかく振り飛車を選ぶ可能性もある。
藤井棋聖は5月24日に叡王位を初防衛したばかり。実戦感覚の不安がなく、コンディションは上々。一歩優勢と見るが、最終第5局までのフルセットにもつれ込み「3勝2敗で防衛」と予想する。
過酷な番勝負では体重が1局で2キロは落ちる。棋聖戦の食事休憩は昼食の1度のみ。永瀬王座は2人前を注文することが多い〝大食漢〟で、私との対局でも脳のエネルギー源として大好物のバナナを1房(ふさ)持ち込んでいた。
そこまでは食べられないであろう藤井棋聖の糖質補給策を含め、昼食・おやつの選択は重要なポイント。またタイトル戦での永瀬王座は和服ではなく着慣れたスーツを選ぶことが多い。盤上以外でも見どころ満載の対決となる。(談)
情報源:棋聖戦6・3開幕「藤井棋聖と永瀬王座がフルセットで死闘」飯島八段が分析 – サンスポ
棋聖戦6・3開幕「藤井棋聖と永瀬王座がフルセットで死闘」飯島八段が分析 – サンスポ https://t.co/hS5z2IFWQD @SANSPOCOMより
— kewpiehoney (@kewpie_honey) June 1, 2022
藤井聡太棋聖の振り歩先
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開幕局を制するのは?
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