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2022/05/15 07:45
山口県周南市出身の徳田拳士さん(24)(大阪市)が県内初となる将棋のプロ棋士になった。幼少期から全国大会で実績を上げるなどして、地元からプロ入りを期待されてきたものの、近年は伸び悩んでいた。そんな状況を打破するきっかけになったのは、将棋界のスターの言葉だった。(江口武志)
徳田さんは幼少期から県内のアマチュア実力者に指導を受けた。小学6年の2009年、小学生将棋名人戦で優勝し、10年にプロ棋士の養成機関「奨励会」に入会した。
18年から半年に1度実施される「三段リーグ」に参戦。2位以上に入ればプロになれるが、勝ち星が集まらずに伸び悩んだ。原則、26歳の誕生日を含むリーグ終了までにプロになれなければ、退会を余儀なくされる。同志社大の同級生たちが働き始める中、「相当に焦っていた」と振り返る。
転換点となったのは、21年11月に宇部市で開かれた将棋界の8大タイトルの一つ「竜王戦」の第4局で、記録係として参加したことだった。
勝利しタイトルをとった藤井聡太四冠(19)(当時)と帰りが一緒になり、同局の展開が話題になった。
藤井四冠の「想定していなかった」との言葉に「そんなそぶりは全く見えなかった」と驚いた。想定しない展開でも巧みに対応していて勝利を呼び込む姿に「どんな局面でも研究が行き届いている。力の違いにがくぜんとした」。
それからは友人の遊びの誘いを全て断って研究に集中。連勝を続け、リーグ突破を決め、プロ入りを果たした。
長年指導した防府市の将棋講師、北村公一さん(56)は「小さい頃から力があり、厳しく指導してきた。山口初のプロになってくれて感無量だ」と目を細める。
徳田さんは「お世話になった山口の人たちに恩返ししたい。何らかの形で、将棋普及に携わりたい」と話している。
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徳田さんは13日、県庁に村岡知事を訪ねた。村岡知事が「山口県の将棋の振興に向けて、ぜひ活躍していただきたい」と激励すると、徳田さんは「ゆくゆくはタイトルを狙えるようになり、自分の活躍で県内を盛り上げたい」と力強く返した。
情報源:藤井聡太竜王からの言葉が「プロ入り」への突破口に…県内初のプロ棋士誕生 : 読売新聞オンライン
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ほぉ・・・
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