22時59分 終局
171手 8三歩まで、▲永瀬王座 の勝ち
2022/05/13 23:15
将棋の竜王戦1組ランキング戦の決勝が5月13日に行われ、永瀬拓矢王座(29)が佐藤天彦九段(34)に171手で勝利した。中終盤と両者の間で形勢が行き来する熱戦は、最終盤に永瀬王座が敗色濃厚のところから、隙を突いて大逆転。2期連続での1組優勝を果たし、本戦では挑戦者決定三番勝負に1勝すればたどり着くスーパーシードとなった。
永瀬王座の先手番から始まった一局は「角換わり」の出だしになると、先に後手の佐藤九段から仕掛けが入ったが、永瀬王座も想定の範囲内だったか、時間を消費することなく対応を続け、午前中はほぼ互角のまま終了した。午後に入り、少しずつポイントを稼ぎ始めたのは佐藤九段。自玉の堅さを維持しつつ、相手の玉頭を狙った攻めが少しずつ刺さると、永瀬王座もなんとか自玉を端に寄せながら耐える時間が続いた。
ドラマが起きたのは最終盤。持ち時間も両者残り数分という中、両者の間で形勢が大きく行き来する乱戦模様になると、一時は勝勢と見られた佐藤九段も、勝ち切る道が細かったのか一瞬隙が生じると、これをきっかけに形勢は大きく永瀬王座に振れることに。このチャンスを永瀬王座も逃さず、自陣で動きが取れていなかった駒を存分に使い切る気持ちのいい指し手で、即詰みに討ち取った。
永瀬王座は2期連続優勝とともに、本戦では1勝すれば挑戦者決定三番勝負に進出できるスーパーシード権を獲得。昨期、この挑決三番勝負で敗れた藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)が後にタイトルを獲得していることもあり、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負に続き、研究パートナーでもある藤井竜王と、最高峰タイトルをかけた七番勝負への進出を目指す。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:永瀬拓矢王座、大逆転で2期連続優勝 本戦スーパーシードで藤井聡太竜王への挑戦に最短ルート/将棋・竜王戦1組ランキング戦 | ニュース | ABEMA TIMES
第35期竜王戦1組ランキング戦決勝 永瀬拓矢王座VS佐藤天彦九段 戦が、5月13日(金)に東京・将棋会館で行われ、永瀬王座が171手で佐藤九段に勝ち、1組優勝を決めました。
両対局者はすでに決勝トーナメントの出場を決めています。
情報源:永瀬拓矢王座VS佐藤天彦九段 第35期竜王戦1組ランキング戦決勝 永瀬拓矢王座の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
1組ランキング戦
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【第35期竜王戦ランキング戦1組・永瀬拓矢王座-佐藤天彦九段】
永瀬王座が佐藤九段に171手で勝利し、2連連続の1組優勝を果たしました。永瀬王座は「本戦に向けて精いっぱい準備したい」と、本戦入りは決まっている佐藤九段は「内容を修正して臨みたい」と話しました。#竜王戦 #永瀬拓矢 #佐藤天彦 pic.twitter.com/WqVfhPOxhD
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[第35期竜王戦ランキング戦1組・永瀬拓矢王座-佐藤天彦九段]
永瀬王座が1組優勝、天彦九段が2位で本戦へ。感想戦は楽しげに(若杉)
将棋の記事、写真は読売新聞オンラインで↓https://t.co/k5FgPoqSjV#竜王戦 #永瀬拓矢 #佐藤天彦 pic.twitter.com/oEl2K5Yi9u
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#永瀬拓矢 王座が勝利
【第35期 #竜王戦 1組ランキング戦決勝】
○永瀬拓矢王座 VS ●佐藤天彦九段
第35期竜王戦1組ランキング戦決勝 永瀬拓矢王座VS佐藤天彦九段戦が、5月13日(金)に東京・将棋会館で行われ、永瀬王座が171手で佐藤九段に勝ち、1組優勝を決めました。https://t.co/xrISgpDHNK
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竜王戦永瀬王座戦は負けでした。また後日振り返りをしたいと思います。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) May 13, 2022
竜王戦永瀬王座戦。109手目▲同玉の局面は優勢を意識しており△56飛から優位拡大を図ったのですが見切り発車でした。126手目△68馬のところは良さが消えており、▲84飛ならほぼ互角だったようです。ただ本譜も難解で、いずれにせよ△56飛からごちゃごちゃした戦いになってしまいました。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) May 14, 2022
中盤の見切り発車と終盤の細かい選択で良くないところがあり、結果として元は模様の良い将棋を負けることになったのでそのあたりを反省して次に向かえればと思います。また頑張ります。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) May 14, 2022
▲永瀬拓矢王座-△佐藤天彦九段(棋譜DB)
22時59分 終局
171手 8三歩まで、▲永瀬王座 の勝ち
ぴったりの王手があった。☖8三同玉は☗7三金☖8四玉☗8五歩☖同銀☗同竜までの詰み。驚いたことに、この手順は先手が最後の持ち歩を使い、9六玉が攻めに働いて詰む。☖8三同銀も☗8一金☖7二玉☗7五竜☖7四角(逆王手)☗同竜☖同銀☗6一角までで詰む。 佐藤は腕を組んで、天を仰ぐ。そして、秒を読まれて「負けました」と告げて、頭を下げた。終局時刻は22時59分。消費時間は☗永瀬4時間58分、☖佐藤4時間59分。盤面を広く使った劇的な詰みで永瀬が競り勝った。永瀬は前期に続いてランキング戦1組優勝となる。敗れた佐藤は1組2位として決勝トーナメントに臨む。
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天彦九段、途中まで押してたのに・・・
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