21時5分 終局
134手 3三桂まで、△斉藤慎八段 の勝ち
対局ライブ(途中までのアーカイブ)
2022/05/08 21:28
将棋の名人戦七番勝負第3局は5月7、8日、福岡県福岡市の「アゴ-ラ福岡 山の上ホテル&スパ」で行われ、挑戦者の斎藤慎太郎八段(29)が134手で渡辺明名人(棋王、38)を破って待望のシリーズ初勝利を飾った。互いに馬を作る激しい序中盤から、攻め合いの力強い将棋を展開。2日目の夕方まで渡辺名人が主導権を握っていたが、終盤の銀交換を契機に斎藤八段が攻めに転じて逆転に成功した。渡辺名人に開幕連勝を許したが、斎藤八段が初の名人獲得へ向けてここから巻き返しを狙う。
渡辺名人の先手番で始まった第3局。戦型は「角換わり」となった。序盤からたっぷり考慮時間を使って指し進めた斎藤八段に対し、渡辺名人も封じ手に1時間49分を投入。1日目は形勢互角のまま終了した。
明けて2日目、渡辺名人の封じ手は桂取りの歩成。その攻めの姿勢に斎藤八段も呼応した。しかし、斎藤八段は渡辺陣に深く成り込んだ馬の動きを封じられ、名人が躍動させた飛車に自陣を乱される。それでも粘りが持ち味の斎藤八段が辛抱を見せた。
夕食休憩の時点で斎藤八段の持ち時間は49分に。渡辺名人に大きく時間差をつけられる中、終盤の銀交換を契機に攻めに転じた。耐え忍んだ時間を跳ね返すような一閃。名人が明らかに焦りの表情を見せ、中継していたABEMAの「SHOGI AI」の形勢数値も斎藤八段側へ。さらに、動けなくなっていた馬を救い出して追撃に加勢させた。渡辺名人の必死の抵抗を振り切り、第3局にして斎藤八段が待望のシリーズ1勝目を手にした。
ドラマチックな一局を制した斎藤八段だったが、「序盤からどういう構想で指していいかわからず、ずっと苦しい将棋になってしまった」と疲れをにじませた。11日後に迎える第4局に向けて「本局を反省して、次に活かせるようにと思っています」とコメントした。一方、黒星を喫した渡辺名人は「手将棋で難しい将棋で、封じ手のあたりも悩ましかった。終盤、方針が決まらない中でやってしまったのが悔いが残る。また来週切り替えていきたいと思います」と話した。
第4局は5月19、20日の両日、山口県山口市の「山水園」で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:斎藤慎太郎八段、待望のシリーズ初勝利 渡辺明名人を劇的逆転で破る/将棋・名人戦七番勝負第3局 | ニュース | ABEMA TIMES
2022-05-08 第80期名人戦七番勝負第3局
☗渡辺明-☖斎藤慎 感想戦
以下、インタビューも掲載致します。
◆斎藤慎太郎八段
――19手目☗2四歩から前例のない戦いに。
斎藤 馬を作るあたりで一局かなと思っていました。ただそのあとの構想が分からなかったです。
――封じ手のあたりについて。
斎藤 桂損なので、徐々に厳しくなる局面かなと。
――2日目の方針は。
斎藤 少しでも先手玉に嫌味が残るように、とは考えていました。
――79手目☗3七桂のあたり
斎藤 そこも手が難しくて、手渡しでは足りないかなとは思っていたのですが
――92手目☖2五桂が盤側では勝負手と見られていた。
斎藤 ☖2五桂や、134手目☖3三桂の筋が、逆転を狙うために必要かなと思っていました。
――どのあたりでよくなったか。
斎藤 120手目☖6一金で自玉がしっかりしたので、よくなったかなと思います。
――終盤戦について。
斎藤 壁形なので、最後は☖3三銀や☖3三桂の形を目指していました。実現できたかなと思います。
――一局振り返り
斎藤 序盤からどういう構想で指せばよいか分からなかったので、ずっと苦しい将棋になっていたかなとは思います。
――シリーズ1勝目です。次局以降について。
斎藤 5月は次局が早く行われるので、本局の反省を生かしていければと思います。◆渡辺明名人
――19手目☗2四歩から本局の構想と思われますが。
渡辺 形になったらやろうかと。43手目☗8八飛と回るぐらいまではある形なのかなと。
――封じ手のあたりについて。
渡辺 穏やかにやっていると忙しくなりそうだったので、51手目☗4五角からやっていこうかと。
――2日目夕休憩以降は。
渡辺 指しやすいとは思っていましたけど、79手目が☗3七桂か☗3七角かというところで、結果的には嫌味を残される展開になってしまいました。☗3七角のほうがよかったかもしれません。
――どのあたりで逆転となったか。
渡辺 93手目☗2八歩、その前の☖2五桂と打たれてしまったところですね。84手目☖6三金と指されたあとの方針がちぐはぐになってしまったかなと思います。98手目☖2八馬で思っていたよりもダメになってしまいました。
――一局振り返って
渡辺 難しい将棋で、封じ手のところも悩ましかったです。終盤で方針を決められなかったので、そこは悔いが残りますね。
――次局以降について。
渡辺 また切り替えていきたいと思います。
渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第80期名人戦七番勝負第3局が、5月7・8日(土・日)に福岡県福岡市「アゴ-ラ福岡山の上ホテル&スパ」にて行われ、斎藤八段が134手で渡辺名人に勝ち、対戦成績を1勝2敗としました。
第4局は、5月19・20日(木・金)に山口県山口市の「名勝 山水園」にて行われます。
情報源:渡辺明名人VS斎藤慎太郎八段 第80期名人戦七番勝負第3局 斎藤慎太郎八段の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
対戦成績
斎藤慎太郎八段、待望のシリーズ初勝利 渡辺明名人を劇的逆転で破る/将棋・名人戦七番勝負第3局 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/wh9ru5vhyn
— kewpiehoney (@kewpie_honey) May 8, 2022
村)名人戦第3局は斎藤慎太郎八段が渡辺明名人に勝ちました。苦しい将棋を盛り返し、最後は格調高い決め手で勝利を決めました。これでシリーズは渡辺名人の2勝1敗となりました。 pic.twitter.com/RYthcJUxPd
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) May 8, 2022
福岡市のアゴーラ福岡山の上ホテル&スパで指されていた #名人戦 第3局は、挑戦者の斎藤慎太郎八段が渡辺明名人に勝ち、今シリーズ初勝利を挙げました。劣勢での勝負手が決まり、逆転勝利をたぐり寄せました。
第4局は19日から山口市の山水園で行われます。— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) May 8, 2022
福岡市中央区の「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」で行われた #第80期名人戦七番勝負 第3局。挑戦者の #斎藤慎太郎八段 が134手で #渡辺明名人 に勝ち、今期初白星を挙げて1勝2敗としました。第4局は19、20日に山口市の「山水園」で行われる。
記事→https://t.co/0zelvd38X7#名人戦 pic.twitter.com/zcRrrmi4lI
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) May 8, 2022
名人戦七番勝負第3局は斎藤慎太郎八段が渡辺明名人に勝利し、シリーズ初白星で1勝2敗となりました。第4局は19、20日に山口県で。先日、現役を引退した桐山清澄九段が立会人を務めます。
斎藤八段は逆転勝ちで、終盤は切れ味鋭い寄せが炸裂しました。(写真は日本将棋連盟提供)#渡辺明 #斎藤慎太郎 pic.twitter.com/qJnSkq7nAS
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名人戦七番勝負の第3局は7、8日、福岡市で指され、挑戦者の斎藤慎太郎八段が、渡辺明名人に勝ち、対戦成績を1勝2敗としました。
第4局は19、20日に山口県山口市で行われます。
終局後の写真(日本将棋連盟提供)です。 pic.twitter.com/nK7uqNtqwQ
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) May 8, 2022
渡辺明名人、逆転負けに「悔いが残ります」優勢も受けで失着したのを機に斎藤八段が反撃#将棋 #名人戦 #渡辺明 #斎藤慎太郎https://t.co/OpZ27OZF38
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斎藤慎太郎八段が初勝利 渡辺明名人に2連敗から逆襲/将棋 – サンスポ
将棋の第80期名人戦七番勝負第3局が7、8日、福岡市内で指され、挑戦者の斎藤慎太郎八段(29)が渡辺明名人(38)=棋王との二冠=を134手で破り、シリーズ初勝利を挙げたhttps://t.co/j7OfImNPPO @SANSPOCOMより
— サンスポ (@SANSPOCOM) May 8, 2022
第80期名人戦七番勝負 第3局は斎藤慎太郎八段が制し、対戦成績を1勝2敗としました。
第4局は5月19・20日(木・金)、山口県山口市「名勝 山水園」にて行われます。https://t.co/4Ewc1PD4uw #shogi #meijinsen pic.twitter.com/9HCUps7uLK— 名人戦棋譜速報 (@meijinsen) May 8, 2022
#斎藤慎太郎 八段の勝利
【第80期 #名人戦 七番勝負第3局】
●渡辺明名人 VS ○斎藤慎太郎八段
第80期名人戦七番勝負第3局が、5月7・8日(土・日)に「アゴ-ラ福岡山の上ホテル&スパ」にて行われ、斎藤八段が134手で渡辺名人に勝ち、対戦成績を1勝2敗としました。https://t.co/MABuizbnpw
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対局についてはブログに書きました。
名人戦第3局。 https://t.co/UCtvSdTZKw
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good night🦣thank you🙇♂️ pic.twitter.com/D5GNMYHudB
— 豊川孝弘 (@Toyokawa_shogi) May 8, 2022
▲渡辺明名人-△斎藤慎太郎八段(棋譜DB)
21時5分 終局
134手 3三桂まで、△斉藤慎八段 の勝ち
「これがいい手か。取れる金を取らずに。格調高い。かっこいい決め手だ」(豊川七段) ☖3三桂は☖4五桂からの詰めろになっているという。時間が切迫していた斎藤だが、2分残して勝ちが見えるところまでたどりついたか。 継ぎ盤の駒は片付けられて、検討陣はじっとモニターを見つめている。 21時5分、渡辺の残り時間が10分に。記録係に秒読みの有無を聞かれた渡辺は「結構です」。 それからすぐに渡辺が投了を告げた。終局時刻は21時5分。消費時間は☗渡辺8時間50分、☖斎藤8時間58分。斎藤がシリーズ初白星を挙げて対戦成績を1勝2敗とした。第4局は5月19・20日(木・金)に山口県山口市「名勝 山水園」で行われる。
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斎藤慎太郎八段に初日
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