19時24分 終局
158手 8七歩まで、△永瀬王座 の勝ち
2022/04/25 19:38
将棋のヒューリック杯棋聖戦の挑戦者決定戦が4月25日に行われ、永瀬拓矢王座(29)が渡辺明名人(棋王、38)に勝利、藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、王将、19)への挑戦権を獲得した。永瀬王座の棋聖挑戦は2016年度以来2度目で、藤井棋聖とは初のタイトル戦。研究パートナーでもある2人が、ついにタイトルをかけた番勝負でぶつかることになった。
渡辺名人と永瀬王座というタイトルホルダー同士の挑戦者決定戦は、渡辺名人が先手番から矢倉を選択。永瀬王座は雁木に構え、しっかりと陣形を整えあってからの戦いとなった。道中、渡辺名人は矢倉から穴熊に囲い直すほど持久戦の進行になったが、永瀬王座の方から積極的に仕掛けて、対局がペースアップ。さらに永瀬王座は攻めながらするすると自玉を上部へと逃し、得意の入玉へと持ち込んだ。
「負けない将棋」が信条の永瀬王座だけに、入玉で絶対的な安全度を確保すると、最終盤の勝負は、渡辺名人も入玉を果たし点数勝負、さらには持将棋に持ち込めるかというものになったが、穴熊からの入玉という道のりも遠く、永瀬王座が落ち着いて勝利を収めた。
永瀬王座と藤井棋聖はこれまで挑戦者決定戦での対戦が多かったものの、タイトル戦でぶつかるのは今回が初。藤井棋聖がプロ入りして間もないころに永瀬王座から声をかけ、VS(1対1の練習対局)も数多くこなす研究パートナーで、対戦成績は藤井棋聖の7勝3敗。手の内を知り尽くした2人の番勝負は、どんな新手の応酬になるか。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:永瀬拓矢王座、挑戦権獲得で藤井聡太棋聖と初のタイトル戦 渡辺明名人下す/将棋・棋聖戦挑戦者決定戦 | ニュース | ABEMA TIMES
2022/4/25 19:58
将棋の最年少5冠、藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将=への挑戦権を懸けた第93期ヒューリック杯棋聖戦(主催・産経新聞社、日本将棋連盟、特別協賛・ヒューリック)の決勝トーナメントは25日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で挑戦者決定戦が指され、後手の永瀬拓矢王座(29)が渡辺明二冠(38)=名人・棋王=に158手で勝ち、藤井棋聖への挑戦権を獲得した。
永瀬王座の棋聖挑戦は6期ぶり、2度目で、藤井棋聖とのタイトル戦は初めて。2人の公式戦での成績は藤井棋聖が7勝3敗とリードしているが、永瀬王座が現在、2連勝中だ。
永瀬王座は横浜市出身。安恵照剛八段門下で平成21年、四段プロデビューした。獲得タイトルは王座3期など通算4期。
挑戦者に決まった永瀬王座は「藤井棋聖とのタイトル戦は初めてになるが、大舞台で藤井棋聖と対局することが実現したのは良かった。(タイトル戦が)始まるまでに(将棋の)内容を良くし、良い勝負にしないといけないと思う」と意気込みを語った。
五番勝負は6月3日、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで開幕する。
情報源:ヒューリック杯 棋聖戦挑戦者は永瀬王座 – 産経ニュース
終局直後
■永瀬拓矢王座
――本局を振り返っていかがでしたか。
永瀬 矢倉対雁木の力戦のような将棋でしたが、穴熊に組み替えられて、かなり神経を使う展開になって自信はありませんでした。
――△1五歩(36手目)と突いたあたりはいかがでしたか。
永瀬 少し進めると手が詰まりそうだったので、主張を作らないといけないと感じました。
――どのあたりでいけると思いましたか。
永瀬 △1七玉(144手目)と入玉はできましたが、よくわかっていなかったです。
――攻め駒を攻めて、完封した感じの将棋に見えましたが、いかがでしたか。
永瀬 攻め駒を攻める展開になりましたが、穴熊が残っていて、一つでも網が破れるといけないので、神経を使う展開が続いていたと思います。
――棋聖戦では2回目の挑戦です。お気持ちはいかがですか。
永瀬 挑戦することができてよかったです。去年と同じカードの挑戦者決定戦で、去年もチャンスはあったと思ったので、最後まで気を抜けないと思いました。
――藤井棋聖とは初めてのタイトル戦です。お気持ちと抱負をお願いします。
永瀬 大舞台で藤井棋聖と対局できることが実現できたのはよかったと思います。五番勝負が始まるまでに内容をよくして、いい勝負ができるようにしなければならないと思っています。■渡辺明名人
――本局、研究を重ねてこられたと思いましたが、序盤、中盤はいかがでしたか。
渡辺 組み上がりは失敗したかなと思ったんですけど、そのあと無理に打開していったのがよくなくて、攻めが細い展開になってしまいました。
――穴熊に組む展開は誤算があったんでしょうか。
渡辺 千日手を打開するならそれくらいかなと思ったんですけど、結果的には無理だったかもしれないですね。
――挑戦者決定戦に敗れて藤井棋聖への挑戦はなくなりましたが、そのあたりのお気持ちは。
渡辺 挑決に来たからには勝ちたいというのがあったので、そこはすごく残念です。
永瀬挑戦者インタビュー
感想戦終了後、挑戦を決めた永瀬王座にインタビューが行われました。
――挑戦者決定戦を制して、藤井棋聖への挑戦権を獲得しました。
永瀬 初めてのタイトル戦ですので、実現できてよかったです。――3期前に当時の藤井七段と挑戦者決定戦で敗れました。その藤井棋聖が待ち構えていることについていかがでしょうか。
永瀬 七段当時に挑戦者決定戦を戦って、そこから藤井棋聖のタイトル戦の連勝が始まった印象です。七段でしたが、力の差があると感じてしまっていたので結果は仕方ないと思っていました。現在はやってみないとわかりませんが、強いことはわかっているので、まずは1勝を上げられるようにと思っています。――藤井棋聖との対戦成績は永瀬王座から見て3勝7敗ですが、2連勝中でもあります。
永瀬 3勝7敗ですが、渡辺名人とのスコアのほうがかなり悪いので気にしていないところはあります。藤井棋聖との対戦は最初にかなり差があると感じていましたが、3勝7敗なら仕方ないと思います。――6月3日に五番勝負が開幕します。そこまでに向けてはいかがですか。
永瀬 藤井棋聖の実力は自分がいちばんわかっていると思います。1ヵ月ちょっとの時間を精一杯あてて、なりふり構わずやらないと勝負にならないという印象です。――昨年の王将リーグで勝たれたことが大きかったとうかがっています。その対局を振り返って、対戦のヒントを得ましたか。
永瀬 藤井さんと対局できると得るものはたくさんあります。王将リーグは一日のことを鮮明に覚えている対局で、自分はそこから浮上できたので大きな1勝でした。あと、藤井棋聖は消化試合だったのですが、それは気にしないタイプなのは知っていました。そこで勝つことができたのは大きかったと思います。――永瀬さんが名古屋にいったり、藤井さんが東京にきたり研究会をやっているとうかがっています。この1年の交流はいかがでしょうか。
永瀬 1年では会って指したのは1回ありました。自分が名古屋での対局の前にありました。朝日杯の前です。藤井棋聖が二冠のころです。それ以外は対面ではやっていません。ただ、藤井棋聖は対面のほうが集中型なのが知っているので、対面でやるとまた違うのかなと思います。――オンラインはどのくらいやっていますか。
永瀬 頻度は言えませんが、定期的にという感じです。――藤井棋聖の強さをどこに感じますか。また、ほかの対局もご覧になって、藤井棋聖の将棋をどう感じていますか。
永瀬 最近は藤井棋聖の対局がなかったですが、エンジンをかけてくると思います。藤井棋聖は棋士になりたてのころから知っていますが、変わらないのがすごみだと思います。普通は変わってしまう気がしますけど。それがすごいところだと思います。――変わらないのは将棋に対する姿勢とか気持ちの面でしょうか。
永瀬 気持ちですね。タイトル戦負けなしですし、余裕を持たれて何かをするのが自然と思いますが、結果を出しても満足していないタイプだと思います。例えば、99うまくいっても、残りの1でうまくいかなかった部分を掘り下げてくるタイプです。それを知っているので、すごいことだなと。タイトル戦で負けなしなら、99勝っているなら、1を掘り下げる必要がないと思うのですが、掘り下げてくるのが明らかにわかります。出た結果ではなく、全体で見るんです。少し悪いところがあれば、しっかり見るんです。それが四段のころからまったく変わっていなくて、それがすごいことだと思っています。――タイトル戦は初めてです。特別な気持ちはありますか。
永瀬 タイトル戦自体が厳しいと思っています。なので、感慨に浸っている場合ではなく、しがみついていくしかないという印象です。感傷に浸る余裕はないと思っています。――五番勝負に向けてコメントをお願いします。
永瀬 渡辺名人には去年も負けていますし、勝ててよかったです。藤井棋聖との対局を注目していただけるかは自分次第と思っています。6月までの日程をうまく使って1勝できるように、こちらが棋力を上げられるように勉強したいと思っています。
情報源:ヒューリック杯 棋聖戦中継 plus: 永瀬挑戦者インタビュー
第93期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦、渡辺明名人VS永瀬拓矢王座 戦が、4月25日(月)に東京・将棋会館で行われ、永瀬王座が158手で渡辺名人に勝ち、藤井聡太棋聖への挑戦権を獲得しました。
永瀬王座の棋聖戦五番勝負登場は2016年以来、2度目となります。
藤井聡太棋聖との五番勝負第1局は6月3日(金)に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で行われます。
情報源:渡辺明名人VS永瀬拓矢王座 第93期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦 永瀬拓矢王座の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
決勝トーナメント
情報源:第93期棋聖戦決勝トーナメント
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ヒューリック杯 棋聖戦挑戦者は永瀬王座https://t.co/eivRrUDXuV
永瀬王座の棋聖挑戦は6期ぶり、2度目で、藤井棋聖とのタイトル戦は初めて。— 産経ニュース (@Sankei_news) April 25, 2022
村)棋聖戦の挑戦者決定戦が指され、永瀬拓矢王座が渡辺明名人に勝って藤井聡太棋聖への挑戦権を獲得しました。藤井棋聖と永瀬王座がタイトル戦で対戦するのは初めてです。対戦成績は藤井棋聖の7勝3敗。直近の対戦は1月の朝日杯で、永瀬王座が勝っています(写真は対局開始時、日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/NMCnP3Adlv
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) April 25, 2022
村)藤井聡太棋聖への挑戦を決めた永瀬拓矢王座の囲み取材がありました。「藤井棋聖とのタイトル戦を実現できて良かった。まずは1勝を挙げられるように」「藤井棋聖の実力は自分が一番わかっている気がする。なりふり構わずやらないと勝負にならない」。五番勝負は6月3日に開幕します。 pic.twitter.com/Feedile3i4
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) April 25, 2022
村)藤井棋聖と初めてタイトル戦で対戦する永瀬王座は「なりふり構わずやらないと勝負にならない」。意気込みを感じました。
永瀬拓矢王座「藤井聡太棋聖の実力、自分が一番わかっている」~挑戦者決定インタビュー~【第93期棋聖戦】=村瀬信也撮影 https://t.co/zG8h7iGCMq @YouTubeより pic.twitter.com/9FuiV4N5ef— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) April 25, 2022
藤井棋聖と永瀬王座の、初の2人のタイトル戦。インタビュー、いつも通りの語り口ですが、思いがこもっている気がしました。
永瀬拓矢王座「藤井聡太棋聖の実力、自分が一番わかっている」~挑戦者決定インタビュー~【第93期棋聖戦】=村瀬信也撮影 https://t.co/63YBVxpjB4
— 高津祐典 (@yusuketakatsu) April 25, 2022
永瀬王座「藤井棋聖は対面の方が…集中型なので、盤を挟んだ方が一段と…」「(藤井棋聖は)今月からエンジンをかけていくと思うんですけど、棋士になりたての頃から知っているんですけど、変わらないのが強み」「気持ちが変わらないのがすごみ」
— 高津祐典 (@yusuketakatsu) April 25, 2022
永瀬王座は一昨年は藤井棋聖、昨年は渡辺名人に挑決で敗れていました。
永瀬王座「昨年もチャンスがあったので、本局も最後まで気を抜けないと思いました。大舞台で藤井棋聖との対局が実現してよかった。五番勝負が始まるまでに内容を良くし、まずいい勝負ができるようにしないといけないと思います」 pic.twitter.com/07yG72Va2l— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) April 25, 2022
棋聖戦の挑戦者決定戦が行われ、永瀬拓矢王座が渡辺明名人に勝ちました。棋聖を保持する藤井聡太竜王への挑戦を決めた永瀬王座。タイトル戦で「藤井-永瀬」は初となります。
永瀬王座は手厚く指して、渡辺名人の穴熊を攻略しました。(本日の写真は日本将棋連盟提供)#永瀬拓矢 #渡辺明 #藤井聡太 pic.twitter.com/o6j6uk9RXq
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) April 25, 2022
藤井聡太棋聖への挑戦をかけた挑戦者決定戦が25日、東京・将棋会館で指され、永瀬拓矢王座が渡辺明名人を破りました。
藤井五冠とタイトル戦で初めて戦う永瀬王座は「大舞台での対局が実現したのは良かった」と話しました。
写真は日本将棋連盟提供。 pic.twitter.com/bYGBlHxXbM
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) April 25, 2022
嬉しそうに藤井聡太五冠を語る永瀬拓矢王座 棋聖挑戦 インタビュー https://t.co/drH5yT6t8T
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) April 25, 2022
#永瀬拓矢 王座が挑戦権を獲得
【第93期ヒューリック杯 #棋聖戦 挑戦者決定戦】
●渡辺明名人 VS ○永瀬拓矢王座
第93期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦が、4月25日に東京・将棋会館で行われ、永瀬王座が158手で渡辺名人に勝ち、藤井聡太棋聖への挑戦権を獲得しました。https://t.co/6ak9x0OVO1
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) April 25, 2022
棋聖戦挑戦者決定戦
▲渡辺明名人―△永瀬拓矢王座戦は永瀬王座の勝利!!渡辺名人が矢倉か穴熊に囲ったのに対して、永瀬王座は上部開拓に成功。入玉を確定させてからは「絶対に負けません」という意志が指し手に宿っていました。
これで棋聖戦は藤井聡太棋聖―永瀬拓矢王座の五番勝負になりました!
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) April 25, 2022
【第93期ヒューリック杯棋聖戦第4局 万松寺にて開催決定】
令和4年7月17日(日)に、「第93期ヒューリック杯棋聖戦第4局」が万松寺で開催されることが決定いたしました。
藤井聡太棋聖と永瀬拓矢王座が五番勝負を争います。
似顔絵は昨年に引き続き絆画作家 大村順氏(@kizunae_oomura)の作です。 pic.twitter.com/LdeD49Vld4— 亀岳林 万松寺 (@banshoji_nagoya) April 25, 2022
ヒューリック杯 棋聖戦中継 plus: 永瀬王座が挑戦権獲得https://t.co/YgNJT6GbuV
>五番勝負第1局は6月3日に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で指されます。
— kewpiehoney (@kewpie_honey) April 25, 2022
ヒューリック杯 棋聖戦中継 plus: 終局直後https://t.co/g5SfowmMFm
永瀬王座
>大舞台で藤井棋聖と対局できることが実現できたのはよかったと思います。五番勝負が始まるまでに内容をよくして、いい勝負ができるようにしなければならないと思っています。— kewpiehoney (@kewpie_honey) April 25, 2022
ヒューリック杯 棋聖戦中継 plus: 永瀬挑戦者インタビューhttps://t.co/4TE7P3V2WA
>藤井棋聖の実力は自分がいちばんわかっていると思います。1ヵ月ちょっとの時間を精一杯あてて、なりふり構わずやらないと勝負にならないという印象です。
— kewpiehoney (@kewpie_honey) April 25, 2022
ヒューリック杯棋聖戦五番勝負日程https://t.co/SxwJqQA6eS
第1局 6/3㈮ 兵庫県「ホテルニューアワジ」
第2局 6/15㈬ 新潟県「高志の宿 高島屋」
第3局 7/4㈪ 千葉県「龍宮城スパホテル三日月」
第4局 7/17㈰ 愛知県「亀岳林 万松寺」
第5局 7/27㈬ 静岡県「沼津御用邸東付属邸第1学問所」— kewpiehoney (@kewpie_honey) April 25, 2022
対局についてはブログに書きました。
ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦、永瀬王座戦。 https://t.co/3K6h0Wnvrt
— 渡辺 明 (@watanabe_1984) April 25, 2022
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▲渡辺明名人-△永瀬拓矢王座(棋譜中継・棋譜DB)
19時24分 終局
158手 8七歩まで、△永瀬王座 の勝ち
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挑戦権獲得、おめでとうございます。
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