17時59分 終局
107手 6一角まで、渡辺明名人 の勝ち
感想戦ライブ(アーカイブ)
2022/04/07 18:10
将棋の名人戦七番勝負の第1局が4月6、7日に行われ、渡辺明名人(棋王、37)が挑戦者の斎藤慎太郎八段(28)に107手で勝利、3連覇に向けて幸先のいい勝利を挙げた。
渡辺名人の先手番で始まった一局は、相矢倉の出だしになると1日目の午前中から早いテンポで指し手が進んだが、早い段階から戦闘開始。渡辺名人が好機と捉えたか3筋、4筋を中心に攻めのきっかけを掴むと、斎藤八段は耐え続ける展開となり、そのまま1日目が終了した。明けて2日目も渡辺名人がペースを握ったまま局面が進むと、持ち時間でもリードしていた渡辺名人がさらに差を広げ、終盤の粘りに定評がある斎藤八段に反撃のきっかけすら与えないような戦いぶりに終始。順位戦A級を8勝1敗という好成績で挑戦権を得た相手に、快勝と言える内容でシリーズ初白星を手にした。
対局後、渡辺名人は「(先手で矢倉は)予定です。手が広い将棋なので、形が決まってから考えようかなと。形が決まってからは手が広くないので、指し手が早くなりました。模様はいいと思っていましたが、封じ手の後、どうするか一晩考えようかと思っていました。はっきりよくなるまでは、なかなか大変だと思っていたんですが、具体的に攻めの手番が回るまでは、模様がいい程度でやっていました」と振り返った。
これで両者の対戦成績は渡辺名人が13勝4敗とリード。名人戦七番勝負に限れば、5連勝を果たしたことになる。もともと「2日制の鬼」と言われるほど、2日制の長時間対局では成績がいい渡辺名人だが、斎藤八段も順位戦での好成績から本人も長時間対局には手応えを感じているとコメントしたこともある。このまま渡辺名人が3連覇に向けて突き進むか、斎藤八段が早い段階で巻き返しの1勝を挙げるか。注目の第2局は4月19、20日に石川県金沢市の金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:渡辺明名人、3連覇に向けて開幕局快勝!斎藤慎太郎八段に粘る隙も与えず/名人戦七番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES
2022-04-07 第80期名人戦七番勝負第1局
☗渡辺明-☖斎藤慎 第1局は渡辺名人が制す
第1局は107手で渡辺名人が勝ちました。終局時刻は17時59分。消費時間は☗渡辺7時間24分、☖斎藤7時間28分。第2局は石川県金沢市「金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」で行われます。
◆渡辺名人の談話
――振り駒で先手番になりました。先手になれば矢倉ということで決めてこられたのですか。
渡辺 そうですね、はい。
――前例もある形でした。ある程度は想定通りに進んだのでしょうか。
渡辺 手が広い将棋なので、形が決まってから考えようかなという感じでやっていました。
――☗9五歩(41手目)で前例を離れました。
渡辺 9筋を手抜かれたら位を取るというのは予定でした。
――1日目はそのあとあまり時間を使いませんでしたが、想定通りの進行だったのですか。
渡辺 形が決まってからは、そんなに手が広くないので。
――封じ手をされましたが、その辺りの形勢はどうでしたか。
渡辺 模様はいいかなと思っていたんですけど、☗5三銀成☖同金のあと、角を切ってからいくか(☗5三同角成☖同玉☗4五桂)桂からいくか(本譜の単に☗4五桂)を一晩考えようかなと思ったので。
――そのあと、差が開いたと思われたのはどの辺りですか。
渡辺 はっきりよくなるまではなかなか大変かなと思っていたので。具体的に攻めの手番が回るまでは、模様がいい程度かなという感じでやっていました。☗5九香(77手目)と打った辺りで、ようやく見通しが立ってきたかなと思いました。
――控室では、あるいは夕休憩前の終局もあるかといわれていました。
渡辺 入玉の形になってきて、読み抜けがあってはいけないので、慎重にいきました。
――1年ぶりの名人戦ということで、1局目を指しての実感は何かありますか。
渡辺 休憩時間とか、変更になった点もあるので、その辺りの感覚をつかんで次局以降に生かしていきたいです。
◆斎藤八段の談話
――後手番になりまして、矢倉に追随されました。こちらは予定でしたか。
斎藤 そうですね。
――前例を離れた☗9五歩の辺りはいかがでしたか。
斎藤 端の位を取られたので、☖4四歩~☖6四角を急ぐ形かなというイメージがおぼろげにありました。
――☖4五歩(46手目)☗同銀☖1九角成で馬を作られた辺りはどうでしたか。
斎藤 不用意な仕掛けになってしまったといいますか、後手番なので少し穏やかな順を指すべきだったと感じていました。
――☖4五歩に☗同銀を軽視されていたのでしょうか。
斎藤 そのあとの☗3七桂(53手目)くらいまでいったときの判断がはっきりできていなかったので。
――そうしますと封じ手の局面では、ちょっとまずかったなと感じられていたのでしょうか。
斎藤 そうですね。そこはもう互角に戻すのも厳しいかなという感じでした。
――そのあとは☖1四桂(66手目)~☖3六銀と相手の攻め駒に働きかける展開にされました。あの辺りはどうでしたか。
斎藤 2六でも1九でも先手の角がいい位置で強いので、どうしてもさばかれてしまうというところで、すでに厳しかったのではないかと。
――そこからは入玉を見せながら戦われましたが、互角というところまではいきませんでしたか。
斎藤 そうですね。☖4五歩(46手目)を突いてからは戻らなかったかなという感じです。
――1年ぶりの名人戦ということで、一局を指し終えての感想はありますか。
斎藤 休憩時間は変わりましたが、そのほかの流れは昨年も経験しましたし、よい環境で指させていただいているので、将棋の内容を整えなければなと思っています。
渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第80期名人戦七番勝負第1局が、4月6・7日(水・木)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われ、渡辺名人が107手で斎藤八段に勝ち、開幕戦を制しました。
第2局は4月19・20日(火・水)、石川県金沢市の「金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」にて行われます。
情報源:渡辺明名人VS斎藤慎太郎八段 第80期名人戦七番勝負第1局 渡辺明名人の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) April 7, 2022
#渡辺明 名人が開幕戦を制す
【第80期 #名人戦 七番勝負第1局】
○渡辺明名人 VS ●斎藤慎太郎八段
第80期名人戦七番勝負第1局が、4月6・7日(水・木)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われ、渡辺名人が107手で斎藤八段に勝ち、開幕戦を制しました。https://t.co/oA5AagnO82
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) April 7, 2022
対局についてはブログに書きました。
名人戦第1局。 https://t.co/8YgFz402qe
— 渡辺 明 (@watanabe_1984) April 7, 2022
七番勝負の日程
▲渡辺明名人-△斎藤慎太郎八段
17時59分 終局
107手 6一角まで、渡辺明名人 の勝ち
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- 第80期名人戦・順位戦 七番勝負/A級
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- 名人戦棋譜速報(@meijinsen)さん | Twitter
- 第78期将棋名人戦七番勝負 ライブ中継:朝日新聞デジタル
第1局を制するのは?
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