チーム三浦
三浦弘行2022/04/05 11:00
公式戦で強い棋士なら、超早指しでも強いはず。プロ将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」のドラフト会議が4月2日に放送され、三浦弘行九段(48)は、過去の2大会とは異なる若手2人を指名した。昨年、チーム藤井で優勝したメンバーである伊藤匠五段(19)と、チーム木村で準優勝した池永天志五段(28)。この大会でも実績ある若手だが、何より公式戦でも活躍している。「フィッシャーだけ強くて、公式戦が強くないということはない。公式戦で調子がいい方が、フィッシャーの手の見え方もいい」と、わかりやすく勢いのある若手を選ぶことにしたという。
団体戦となった第3回大会そして翌年の第4回大会は、高野智史六段(28)と本田奎五段(24)を指名し、2年続けて戦った。メンバーを変える場合、1人残して1人外すとなると、いろいろ気を使ってしまうと、今年はガラリと入れ替えることにしたという。伊藤五段は昨年、チーム藤井に加わり優勝を果たしたが、第3回大会の時にはチーム三浦の練習パートナーを務めてもらった縁がある。「今回、出場させていただくと決まった時、最初に頭に浮かびました。競合も覚悟していました」と、2021年度の公式戦では55局で45勝10敗、勝率.818で全棋士トップとなった若手期待の星を、2年越しにゲットした。
2巡目は、出口若武六段(26)を指名したが、重複による抽選で敗れた。気を取り直して指名したのは、昨年準優勝メンバーの池永五段。手元にあった資料で、勝率が高い棋士を上から確認していったところ、池永五段の名前が目に入った。昨年度の勝率.681と結果を出していた棋士を、もう一人仲間に引き入れた。
勉強熱心な三浦九段。自身3年目の新チームでも、きっと大会に向けて研究を重ねるはずだ。「ベテランの方と指しても、これだけの将棋を指せるのかと思い知らされることもある。必ずしも年齢が高いからといって、それを言い訳にしてはいけないんだなと思いました」と、まだまだ自分もやれることを見せつけたい。若手との刺激的な時間を、リーダー本人が一番楽しみにしている。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:三浦弘行九段、3年目はメンバーを一新!高勝率の若手を2人指名「公式戦で調子がいい人はフィッシャーでも手が見える」/将棋・ABEMAトーナメント | ニュース | ABEMA TIMES
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) April 5, 2022
チーム三浦 @abT5_miura
チーム三浦です。ABEMAトーナメントがいよいよ始まります!
メンバーの池永五段、伊藤五段は各棋戦で活躍されており心強いです。二人ともこのトーナメントでも大暴れしてくれる予感がしていて私もとても楽しみにしております。応援どうぞよろしくお願い致します! pic.twitter.com/P8u79t5gLe
— チーム三浦 (@abT5_miura) April 2, 2022
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