ほぉ・・・
2022.4/3 10:00
棋王戦コナミグループ杯は、地方新聞社21社が共催し、共同通信社が運営をする棋戦で、大塚製薬が協賛する。毎年加盟社の地元でタイトル戦が行われ、ここ30年以上は新潟日報(新潟)、北國新聞(石川)がレギュラーで開催し、ここ10年程は下野新聞(栃木)も『とちぎ将棋まつり』と共に開催している。
私の地元の静岡新聞は、5年ごとの周年事業で棋王戦を誘致し、今年は新聞80年、SBS放送70年の事業として、焼津市の『焼津グランドホテル』から第1局が始まった。焼津も市制70周年として、共催となっている。
今回は渡辺明棋王の10連覇がかかったシリーズで、挑戦者は決勝で郷田真隆九段を破った、永瀬拓矢王座。永瀬は4年前にも挑戦者となったが、当時は七段で、若手が王者に挑むという感じだった。
今期はタイトル保持者としての挑戦の上に、藤井聡太五冠にここ2連勝して調子が上向きだから、渡辺にとっては難敵を迎えたと思わせた。
立ち合いは地元の私で、前日の荷物検査の際に対局者の部屋に入ったが、永瀬は窓から見える富士山と、駿河湾を挟んで伊豆半島が見える絶景に、一瞬「エッ」という声を漏らした。
将棋は渡辺の「雁木」で始まったが、永瀬が序盤から巧みに動いて1歩得。明らかに永瀬のペースと思えたが、無理に良くしようとして、歩切れになってからは逆転模様。渡辺にも指し過ぎがあって、永瀬にチャンスも来たが勝ちきれず、渡辺の先勝となった。
この後も渡辺は、第2局を相掛かりから玉頭を厚くし、上から押し潰す形で圧勝。第3局は敗れたものの、第4局で防衛を決め、棋王10連覇を成し遂げた。
タイトル戦10連覇以上は、羽生善治九段と、大山康晴15世名人しか成し得ていないから、渡辺が意識したというのは当然だろう。
渡辺は第一人者にしては、質問に正直に答えるタイプだ。ことに藤井については、月刊誌で「順位付けがついた(藤井が上)」とも取れる発言をして、驚かされた。
しかし私はこのシリーズで、渡辺の不思議な面を感じたのである。たとえ相手がどれだけ強くても、藤井以外なら誰でも大丈夫、とでも考えているのかということだ。
となると4月から始まる名人戦の、最強と思える挑戦者、斎藤慎太郎八段をどう思っているかは、結果が示してくれるのだろうか。
情報源:【勝負師たちの系譜】渡辺明棋王の10連覇 藤井五冠以外なら大丈夫? 名人戦は最強挑戦者・斎藤慎太郎八段と対戦(1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
今回は渡辺明棋王の10連覇がかかったシリーズで、挑戦者は決勝で郷田真隆九段を破った、永瀬拓矢王座。永瀬は4年前にも挑戦者となったが、当時は七段で、若手が王者に挑むという感じだった。https://t.co/X1ptKdD9cZ
— zakzak (@zakdesk) April 3, 2022
へぇ・・・
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