20時20分 終局
118手 4五桂まで、△伊奈七段 の勝ち
【第35期竜王戦5組昇級者決定戦・桐山清澄九段-伊奈祐介七段】
桐山九段は伊奈七段に敗れて4組昇級がなくなり、引退が決まりました。豊島将之九段の師匠である桐山九段は美しい棋譜を残しました。74歳、今日までに996勝を積み重ねました。(写真は日本将棋連盟提供)#竜王戦 #桐山清澄 #豊島将之 pic.twitter.com/nC6KjyVhkt
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) February 22, 2022
2022/02/22 20:45
将棋の現役最年長棋士、桐山清澄九段(74)は22日、大阪市の関西将棋会館で行われた第35期竜王戦(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)ランキング戦5組の昇級者決定戦1回戦で、伊奈祐介七段(46)に118手で敗れた。プロ入り57年目で、定年に達している桐山九段は、現役続行の条件である4組昇級を果たせなかったため、後日行われる5組残留決定戦を最後に引退することが決まった。
桐山九段は大阪府在住で、1966年にプロ入り。「いぶし銀」の異名を取り、80年代には棋王・棋聖を計4期獲得した。通算成績は996勝957敗。
終局後、桐山九段は「これまで現役を続けてこられて、ありがたく思う。近年は勝負所で判断を誤ることが多く、目標の通算1000勝を果たせなかった。応援してくれたファンにはお礼を言いたい」と話した。
情報源:現役最年長棋士の桐山九段、竜王戦の対局に敗れ引退決まる…80年代に棋王・棋聖を計4期獲得 : 竜王戦 : 囲碁・将棋 : ニュース : 読売新聞オンライン
2022/2/22 21:08
渋い指し回しから「いぶし銀」の愛称で知られる将棋の現役最年長棋士、桐山清澄(きよずみ)九段(74)は22日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第35期竜王戦5組昇級者決定戦の対局で、後手の伊奈祐介七段(46)に118手で敗れ、規定により次戦での引退が確定した。将棋界で達成者が9人しかいない大台の通算千勝まで4勝に迫っていたが、届かなかった。
将棋界では60歳以上の棋士が順位戦から陥落し、他の棋戦でも負けて参加資格を失うと引退になる。桐山九段は令和2年に陥落し、参加できる棋戦は竜王戦のみ。今期は規定上、1つ上のクラスに昇級することが現役続行の条件だった。
この日、伊奈七段に敗れたため昇級の可能性が消滅。次戦は早ければ5月にも行われるが、勝敗にかかわらず現役最後の対局となる。桐山九段は対局後「これまで現役を続けてこれたことはありがたかった。しかし千勝を達成できなかったのは残念です」と語った。
桐山九段は奈良県下市町出身。昭和41年に18歳でプロ入りし、棋聖3期などタイトルは通算4期獲得。「トップ棋士の証し」と称される順位戦の最上位A級に14期在籍。名人戦七番勝負に挑戦したこともある。
情報源:「いぶし銀」桐山清澄九段、竜王戦で敗れ次戦で引退 – 産経ニュース
2022年2月22日 21時28分
将棋の現役最年長棋士・桐山清澄九段(74)が22日、大阪・関西将棋会館で指された第35期竜王戦5組昇級者決定戦1回戦で、後手の伊奈祐介七段(46)に118手で敗れ、規定によって引退が決まった。
桐山九段は2020年度に、原則では60歳で定年のフリークラス棋士となったが、当時から同5組で2年連続、残留を決めてきた。しかし延長期限も今期まで。来期は4組以上にいなければ竜王戦に参加できないが、3位入りのトーナメントの初戦で敗れ、現役引退が決定した。次戦の残留決定戦が最後の対局となる。
桐山九段は1966年4月1日付で、18歳で棋士に。84年度の棋王戦で初タイトルを獲得。86年度前期から87年度前期まで棋聖を3連覇した。竜王、名人、叡王、王位、棋聖のタイトル6期に輝いた豊島将之九段(31)の師匠。通算成績は996勝957敗。特別将棋栄誉賞となる史上10人目の1000勝にはわずかに届かなかった。
桐山九段は終局後、「今まで現役を続けて来られたのは、ありがたいこと。ただ、目標としていた1000勝を達成できなかったことが残念です」。半世紀以上も支えられた将棋ファンに向けては「長い間、応援していただいてありがとうございます。私なりに精いっぱい戦ったが、思うような将棋が指せなかったのは申し訳ない」と話した。
情報源:将棋現役最年長74歳の桐山清澄九段の引退決定「目標の1000勝に届かず残念」 : スポーツ報知
2022年2月22日21時39分
将棋の現役最年長棋士、桐山清澄九段(74)が22日、大阪市の関西将棋会館で第35期竜王戦5組昇級者決定戦1回戦に臨み、伊奈祐介七段(46)に118手で敗れた。日本将棋連盟の規定により引退が決まった。
後日行われる5組残留決定戦が最後の対局となる。銀を巧みに使う渋い指し回しなどから「いぶし銀」と呼ばれてきた名棋士が55年以上の現役生活に別れを告げる。
勝てば現役続行、負ければ引退の大一番。桐山は、四間飛車を採用。一時は優勢を築いたが、終盤、伊奈の反撃に劣勢に立たされた。最後まで粘りを見せたが、投了した。
終局後、桐山は「これまで現役を続けてこられて、ありがたく思う」と静かに話し、ファンに「長いこと応援していただき、ありがとうございました。私なりに精いっぱい頑張ったが、思うような将棋を指せなくて申し訳ない」と話した。
日本将棋連盟の規定では、60歳以上の棋士が順位戦で最も下のC級2組からフリークラスへ陥落し、他の全棋戦でも出場資格を失うと定年で引退となる。
桐山は竜王戦以外の棋戦では出場資格を失っており竜王戦では5組に所属。2期までは5組で現役続行できる規定があるが、今期、桐山は竜王5組で3期目となり、現役続行の絶対条件は4組に昇級することだった。
桐山は奈良県出身。1966年4月、プロデビュー。順位戦では最上位のA級に14期在籍。タイトルは棋王1期、棋聖3期の通算4期、棋戦優勝は7回。これまで9人しか達成していない通算1000勝まで、あと4勝に迫っていた。豊島将之九段の師匠でもある。
将棋界は人工知能(AI)の全盛期となり、将棋ソフトで研究が普通になった。近年は、将棋ソフトでの研究も採り入れていた桐山は「戦法、指し方が変わってきたので、なかなかたいへんでした。以前の先入観が捨てきれなかった」と振り返った。一方で55年以上も現役を続けることができた秘訣(ひけつ)について「健康」を挙げ、「健康でないと長く続けられないので、注意をしていた」と明かした。
情報源:現役最年長棋士の74歳「いぶし銀」桐山清澄九段が敗れ引退へ 66年デビュー通算996勝 – 社会 : 日刊スポーツ
2022/2/22 21:06 (JST)2/22 22:39 (JST)updated
将棋の現役最年長棋士、桐山清澄九段(74)は22日、大阪市の関西将棋会館で指された第35期竜王戦ランキング戦5組の昇級者決定戦で伊奈祐介七段(46)に敗れ、引退が決まった。次の残留決定戦が最後の対局となる。現役最高齢記録を持つのは、2017年に引退した加藤一二三・九段(82)の77歳。
奈良県出身。1966年にプロ入りした。タイトル獲得は棋王1期、棋聖3期の計4期。名人戦順位戦最上位のA級には14期在籍した。前竜王の豊島将之九段(31)の師匠としても知られる。通算成績は996勝957敗。
情報源:74歳、将棋の桐山九段が引退へ 現役最年長棋士 | 共同通信
2022-02-22 第35期竜王戦昇級者決定戦
☗桐山-☖伊奈 感想戦(インタビュー)
感想戦に先立ち、桐山九段が次の対局で引退となることが決まったことで主催の読売新聞社からインタビューが行われました。以下に抜粋します。
――伊奈七段に。桐山九段の現役がかかった本局について
伊奈 普通の昇級者決定戦とは違う、特別な対局でした。形勢判断が難しい将棋で、夕食休憩のところはどちらがいいのか分かりませんでした。☖2五桂(94手目)で駒が働いてきて筋がいろいろ見えてきたので、感触がよくなった感じです。
――桐山九段に。残留決定戦で引退となることが決まった
桐山 これまで現役を続けてこられ、ありがたいことだったと思います。ただ、目標にしていました1000勝を達成できなかったことは残念です。
――本局も含め、近年はかなり際どい将棋でも勝ちきれないものがあった
桐山 本局も夕食休憩のところでは少し指せるかなと思っていたんですよ。第一感は☗3六竜で、もう1つが本譜の筋だったのです。どうも勝負どころのどちらを選ぶかのところで、間違いが多かった気がします。
――1966年のプロ入りから足掛け57年。秘訣や努力されていたことなど
桐山 健康でないと長く続けられないので、健康には注意をしていました。勉強面はAIが出てきてから指し方が以前と変わってきましたので、ついていくのが大変でしたね。私なりにAIを使って研究はしていたんですけど、以前の先入観のようなものがなかなか捨てきれなかったですね。
――ファンに向けて
桐山 長い間、応援していただいて本当にありがとうございました。私なりに精一杯、戦ったんですけども、思うような将棋が指せなかったのが、ちょっと申し訳なかったですね。
5組昇級者決定戦
情報源:第35期竜王戦 5組ランキング戦
「いぶし銀」桐山清澄九段、竜王戦で敗れ次戦で引退https://t.co/vnLBJ0A0sX
規定により次戦での引退が確定した。将棋界で達成者が9人しかいない大台の通算千勝まで4勝に迫っていたが、届かなかった
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 22, 2022
桐山九段は終局後、「ここまで現役を続けてこられたことはありがたかった。ただ、目標としていた1000勝を達成できなかったのは残念です」と話しました。(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/8X7wNhc6Po
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 22, 2022
私なりにAIで研究していたが、なかなか先入観を捨てきれなかったですね。(ファンの皆さんには)長い間応援していただいて本当にありがとうございました。精いっぱい戦ったんですけど、思うような将棋を指せなかったのが申し訳なかったです(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/HZotHbQsdT
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 22, 2022
桐山九段が118手までで伊奈七段に敗れ、引退が決まりました。現役続行のために必要な4組昇級はかないませんでした。
1966年に18歳でプロ入りし、今局までの通算成績は996勝957敗(0.509)。史上10人目の1000勝達成までわずかに届きませんでした。残留決定戦が最後の公式戦となります。— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) February 22, 2022
(勝つことの難しさは)本局でも、勝負どころで悪い方を選んでしまって勝ちを逃してしまった。その辺がうまくいってなかったですね。(近年は)どちらを選ぶかのところでどうも間違いが多かったような気がします。(長く現役でいられた秘訣は)健康でないと長く続けられないので、注意していました。 pic.twitter.com/eo8ggtM2yN
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) February 22, 2022
(ファンの方へ)長い間、応援していただいて本当にありがとうございました。わたくしなりに精一杯戦ったんですけれども、思うような将棋を指せなかったのが申し訳なかったです。
こちらの写真は、記者が2018年11月に撮影。名古屋であった祝う会で、弟子の豊島将之王位・棋聖(当時)と。(世) pic.twitter.com/CWT1Jee8R9— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) February 22, 2022
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74歳、将棋の桐山九段が引退へ - 現役最年長棋士https://t.co/JUaTyhdTPO
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▲桐山清澄九段-△伊奈祐介七段
20時20分 終局
118手 4五桂まで、△伊奈七段 の勝ち
桐山九段、お疲れ様でした。
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