名局賞候補
きょう25日付東京都版1面です。#王将戦 7番勝負第2局を制し、連勝発進した #藤井聡太 竜王が一夜明けた24日、舞台となった大阪府高槻市で恒例「勝者の記念撮影」に臨みました。 #渡辺明 王将との将棋を振り返るとともに、2021年度の10カ月を総括しました。 pic.twitter.com/7k1XvYohfH
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2022年1月25日 05:30
第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(主催・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)第2局を制し、連勝発進した藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖との4冠=が一夜明けた24日、舞台となった大阪府高槻市で恒例「勝者の記念撮影」に臨んだ。渡辺明王将(37)=名人、棋王との3冠=との将棋を振り返るとともに、2021年度の10カ月を総括。3月末から4月上旬にかけて発表になる第49回将棋大賞では最優秀棋士賞、名局賞などで連覇に期待がかかる。
藤井が白旗を揚げた。「勝者の記念撮影」で訪れた今城塚古墳公園。高槻市のゆるキャラ「はにたん」と指した駒落ち戦は、王に歩9枚のみの藤井に対し、はにたんは持ち駒に飛車角金銀。藤井陣に持ち駒を並べれば詰ますことは簡単なのに、ノーマルに▲2六歩と突いてきた。「参ったな。余裕が凄かった」と苦笑いした。
静岡県掛川市での第1局は、天竜浜名湖鉄道の駅員に扮した「勝者の記念写真」。第2局2日目の前夜は大阪・道頓堀にあった飲食店「くいだおれ」の看板人形「くいだおれ太郎」だった。無我の境地で乗り切ると、この日はスーツ姿でコスプレはなし。「一転、和やかだった」と笑顔で話した。
今年度も残り2カ月あまり。年度末に決まる将棋大賞の行方が注目される季節を迎えた。昨年度、最年少タイトル挑戦と奪取をかなえ、最優秀棋士賞を初受賞したばかりでなく、渡辺との棋聖戦第1局で名局賞などを受賞した。
2冠から4冠へタイトルを増やし、2年連続の最優秀棋士賞、名局賞も期待される今年度。棋士らからは、早くも掛川での第1局が「今年度の名局賞」と絶賛の声が上がっている。
藤井はこの10カ月をどう見るのか。「自分が選ぶわけではないので」。そうことわりながら、48勝12敗の全60局から手応えのある将棋として挙げたのが、タイトル戦ではない王将戦挑戦者決定リーグの2局。昨年11月の豊島将之九段戦と羽生善治九段戦だった。
「珍しい技の掛け合いで▲5九王の後も激しい手順になった」という豊島戦に続いて、羽生戦については「こちらの王の囲いが薄くて、終盤まで際どい将棋。その中で踏み込んでいけた」と振り返る。特に▲5九王は、剣士が切っ先で身をかわすような絶妙の間合い。「達人技ですね」と棋士らも称えた。
今年度最後のタイトル戦となる王将戦は最大5局、最少2局。自薦の2局を超える将棋が現れるのか、興味は尽きない。
▽将棋大賞 各年度、功績があった棋士らを日本将棋連盟が表彰する。最優秀棋士賞や勝率第1位賞、最多勝利賞などの記録部門、また優れた対局を選考する名局賞、斬新な戦法や指し手に対して贈られる升田幸三賞などに分かれる。1974年以来続き、今年度で49回目。
情報源:藤井竜王 名局賞V2へ期待大、第1局に棋士から絶賛の声 自薦は王将戦挑戦者決定リーグの2局― スポニチ Sponichi Annex 芸能
2022年1月25日 05:30
「谷川eye」として王将戦7番勝負の解説と展望を連載する谷川浩司九段(59)は、今年度の名局賞候補として王将戦第1局を挙げている。藤井41手目▲8六歩に、渡辺が91分の長考。両者8時間の持ち時間を使いきり、1分将棋に入ると一手一手の応酬にファンはくぎ付け。藤井が勝ちを確信したのは、投了のわずか6手前という熱戦だった。谷川は「139手でしたが、200手くらい指したかのようでした」。前例を離れてから互角の中盤戦が長く濃密に続く。名局の条件を満たしていると分析した。
もう一局挙げたのが、昨年11月の竜王戦第4局。こちらも藤井の対局で、豊島に挑みストレート奪取した。「終盤がとてつもなく長かった」。豊島が99分考えて指した王手が落とし穴で、悲劇性もファンの心を打った。
情報源:谷川九段 王将戦第1局を今年度の名局賞候補に「200手くらい指したかのよう」長く濃密な一戦― スポニチ Sponichi Annex 芸能
藤井竜王 名局賞V2へ期待大、第1局に棋士から絶賛の声 自薦は王将戦挑戦者決定リーグの2局― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/Br1CmDdNDp
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谷川九段 王将戦第1局を今年度の名局賞候補に「200手くらい指したかのよう」長く濃密な一戦― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/IKdIPlFRN1
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七番勝負の日程
▲渡辺明王将-△藤井聡太竜王(毎日棋譜中継・スポニチ棋譜速報)
16時15分 終局
98手 まで、△藤井聡竜王 の勝ち
△2六角の局面で渡辺が投了を告げた。 以下▲2七玉△3七金▲1八玉△1七角成▲同玉△3九角▲1八玉△2八角成までの詰み。 終局時刻は16時15分。消費時間は▲渡辺6時間55分、△藤井6時間41分。 この結果、七番勝負は藤井竜王の2連勝。第3局は1月29、30日(土、日)に栃木県大田原市「ホテル花月」で行われる。
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