杉本昌隆八段の予想
2022/1/7 18:27 (JST)1/7 18:42 (JST)updated
藤井聡太竜王はいよいよ五冠目のタイトルをかけ、9日開幕の王将戦七番勝負の大一番に臨みます。タイトル保持者は渡辺明王将です。将棋界の「頂上決戦」ともいわれる王将戦を前に、藤井竜王とは約10年の師弟関係にある師匠の杉本八段に勝負のポイントを聞きました。
■師匠として藤井竜王が勝つ可能性は何パーセントくらいでしょうか
なんとも言えないところですけど、師匠ということで53%。
藤井竜王は、タイトル戦で負けたことないんですよ。タイトル取っているか、防衛しているかです。タイトル戦では全部成功しているから、ちょっと多めに(53%)した。■3%は中途半端なのでは
50%だとちょっと、あまりにもつまんないかなと思って、少しだけ増やしました。完全に互角ですから、どちらともいえない。(苦笑)
■藤井竜王が2か月前に竜王になった日、実は師匠の53歳の誕生日だった
なかなか、そういった偶然ってないでしょうから、そういった意味では感慨深かったですね。
■ただ、藤井竜王がそのことを「まったく」知らなかったと発言したことについては
(当時のインタビュー)映像は何回見ても、へこみますね。「まったく」はいらないんじゃないかな。でも、本来、師匠の誕生日なんて弟子は知らないものですけど、彼のその後の「初めてプレゼントができた」っていう発言はさすがですね。
■藤井“竜王”になった直後の会話は
まず、私から声をかけて、おめでとう、と言って、ホテルの前においしいラーメン屋があるけど、一緒に食べに行かない?って言ったんですよ。山口県の宇部市だったので、宇部ラーメンってあったんですよ。一緒に食べに行かない?って声をかけたんですけど、しばらく考えて、「やめときます」と。もし、行くっていわれたら、それはそれで人が集まって、大変なことになっちゃうので、断ってくれてよかったんですけど。
その後は、ひたすら将棋の話をした。今日はあそこの将棋が悪かったでしょうか、と反省をずっとしていました。
勝った日だから喜んで、舞い上がっているかとおもったら、ぜんぜんそんなことなくて、本当に反省ばっかり。
結果よりも、強くなりたいという気持ちの方がはるかに強い。■正月に新年会、恒例だそうですね。今年も集まった?
そうですね。未成年の弟子にはお年玉を渡すって決めていまして、正直、竜王に渡す意味があるのかなって。彼の方が年収、はるかに高いんですけど。
■藤井竜王は優勝賞金をもらっているので師匠にお礼を渡すことは
この世界、そういうのは全くないんです。弟子がどれだけ成長しても、タイトルとっても、やっぱり師匠が一緒にご飯食べたら、師匠が払うもの。
■師弟関係10年続いているけど、いまでも月謝はあるのか?
これは1円も(ない)。たとえば、これが教えている生徒さんだったら、あるかもしれませんけど、弟子というのは、同じ世界にいる先輩と後輩ですから。金銭的なやりとりはありません。
■他のお弟子さんと昔から違っていた?
たぶん、小学校2年生の段階で、この子絶対将来タイトルたくさん取るだろうなと思いました。だから、もう10年前には、はっきり確信していましたから。8歳ぐらいのときに、必ずこの子は将来、タイトルをいくつも取る将棋界のトップになるだろうな、というのは確信していました。
これだけ早いとは思わなかったですけど、いずれトップに立つだろうな、と。天才ですけど、それを感じさせない。努力しているけど、楽しんで彼はやっているので。彼の強さだと思います。たぶん、見抜けなかったら自分の目は節穴だったろうな、どう見てもすごかった。
情報源:王将戦七番勝負 藤井聡太竜王(19)が勝つ可能性は? 師匠の杉本昌隆八段に聞く | 中京テレビ
渡辺明王将の振り歩先
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五冠か、防衛か。
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