ほぉ・・・
2021年12月3日 17時30分
杉本昌隆八段の棋道愛楽
「竜王おめでとう」
「ありがとうございます」
ホテルの部屋から内線電話で祝福の声を掛ける私。最高峰のタイトル獲得者にこのシチュエーションはちょっと違うな、と一人で苦笑いした私でした。
11月13日、竜王戦第4局の2日目、私はアベマ将棋チャンネルの仕事で山口県宇部市の対局現地を訪れていました。
実はこの日は私の53歳の誕…
※続きは朝日新聞デジタルの有料会員登録が必要です。
情報源:藤井竜王、誕生の夜 同じホテルにいた師匠「生涯の記憶に」:朝日新聞デジタル
2021年12月4日 16時30分
「竜王おめでとう」
「ありがとうございます」
ホテルの部屋から内線電話で祝福の声を掛ける私。最高峰のタイトル獲得者にこのシチュエーションはちょっと違うな、と一人で苦笑いした私でした。
11月13日、竜王戦第4局の2日目、私はアベマ将棋チャンネルの仕事で山口県宇部市の対局現地を訪れていました。実はこの日は私の53歳の誕生日。この歳になるとさすがに感慨は全くありませんが、それでもうれしい偶然です。
アベマのマルチアングル放送の仕事は高見泰地七段、藤森哲也五段、長谷川優貴女流二段、脇田菜々子女流初段らと一緒。若手に囲まれて一人ベテランが混じる図式は正直、肩身が狭いのですが、皆の自然な対応に伸び伸びした解説が出来ました。
現地の名所を紹介したり、ときには外で解説したりするのも今回の役目です。遊園地のメリーゴーラウンドをバックに、藤森五段と一緒に解説をする私。将棋界も新しい時代になったと感じずにはいられません。
地元の神社、琴崎八幡宮は800種類以上のお守りがあることでも有名です。私も自分や家族用にいくつか購入しました。
(そうだ、藤井君の分も買っておくか)
思い立ったものの、願いは自力でかなえる藤井三冠です。ちょっと迷いましたが、厄災を代わりに身代わりしてくれる「身代わり守り」を買いました。
観光地や飲食店、様々な場所で将棋ファンと顔を合わせました。これは偶然ではなく、ネット中継を見た人たちがその場所を訪れたから。地元だけでなく遠方から来られた方もおられました。歴史的な日になる可能性もあり、注目度も最高潮だと感心したものです。
さて、竜王戦は藤井三冠が勝ち新竜王に。同時に最年少四冠も達成しました。まずは自分の部屋から内線電話を掛け、その後に藤井竜王の部屋にお邪魔しました。
お守りを渡しつつ、竜王獲得の将棋の話などをします。将棋界のタイトルは八つありますが、竜王と名人は別格です。いつも通り冷静な藤井竜王と対照的に私の方が興奮していましたが、この日は生涯の記憶に留(とど)めたいほどの輝いた一日でした。
*
すぎもと・まさたか 1968年、名古屋市生まれ。90年に四段に昇段し、2019年2月に八段。第20回朝日オープン将棋選手権準優勝。藤井聡太竜王の師匠でもある。
情報源:(杉本昌隆八段の棋道愛楽)竜王獲得 別格のタイトル、私の方が興奮:朝日新聞デジタル
村)杉本八段のコラムです→「地元の神社、琴崎八幡宮は800種類以上のお守りがあることでも有名です。私も自分や家族用にいくつか購入しました。(そうだ、藤井君の分も買っておくか)」
藤井竜王、誕生の夜 同じホテルにいた師匠「生涯の記憶に」:朝日新聞デジタル https://t.co/5QCtX74Ire— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) December 3, 2021
へぇ・・・
|
|
|
|
★