「王将戦挑戦者決定記者会見」で記念撮影に応じる藤井聡太竜王=2021年11月24日午後8時48分、東京都渋谷区の将棋会館、代表撮影

第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦最終戦 対局結果

第71期王将戦リーグ最終局 結果
▲ 永瀬拓矢王座〇-△藤井聡太竜王●
▲近藤誠也七段〇-△豊島将之九段●
▲羽生善治九段 〇-△糸谷哲郎八段●


2021/11/24 19:47

将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)が11月24日、ALSOK杯王将戦の挑戦者決定リーグで永瀬拓矢王座(29)に敗れ、今期の成績を5勝1敗で終えた。本局を前に挑戦権獲得を決めていた藤井竜王だが、過去7勝1敗と大きく勝ち越していた永瀬王座に意地を見せられる形となり、今期初黒星。全勝で挑戦に華を添えることはできなかった。なお渡辺明王将(名人、棋王、37)との七番勝負は、来年1月に開幕する。

最年少四冠を達成し、棋士の序列1位にも立った藤井竜王だが、先輩棋士の意地に屈することになった。21日には将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の決勝で豊島将之九段(31)に敗れると、本局も研究パートナーでもある先輩・永瀬王座と相掛かりの出だしから激戦にはなったものの、最終盤での攻め合いで突き放された。

棋聖戦、王位戦、叡王戦、竜王戦とタイトル4つを獲得し、一気に全棋士の頂点に駆け上がり、向かうところ敵なしといった雰囲気まで漂っていた藤井竜王だが、そうはさせまいとする先輩棋士たちは、やはり強豪。「藤井時代」を築くには、まだまだ茨の道が待っている。
(写真提供:日本将棋連盟)

情報源:藤井聡太竜王、最終戦は永瀬拓矢王座に敗戦 5勝1敗でリーグ終了 1月から渡辺明王将と七番勝負/将棋・王将戦挑決L | ニュース | ABEMA TIMES


2021年11月24日 20:59

第71期ALSOK杯王将戦七番勝負で戦う渡辺明王将(左=名人、棋王との3冠)と藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖との4冠)
第71期ALSOK杯王将戦七番勝負で戦う渡辺明王将(左=名人、棋王との3冠)と藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖との4冠)

渡辺明王将(37)=名人、棋王含む3冠=に藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖含む4冠=が挑む第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)七番勝負の日程が決まった。開幕局は2022年1月9、10日の両日、13回目の開催となる静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶室」で指される。日程、開催地は下記の通り。
◆第1局/1月9日(日)・10日(祝)
静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」

◆第2局/1月22日(土)・23日(日)
大阪府高槻市「山水館」

◆第3局/1月29日(土)・30日(日)
栃木県大田原市「ホテル花月」

◆第4局/2月11日(祝)・12日(土)
東京都立川市「SORANO HOTEL」

◆第5局/2月26日(土)、27日(日)
佐賀県上峰町「大幸園」

◆第6局/3月12日(土)、13日(日)
島根県大田市「さんべ荘」

◆第7局/3月26日(土)、27日(日)
新潟県佐渡市「きらく」

なお、第1局掛川対局の大盤解説会は1日目、2日目ともに事前申し込み制で、応募者多数の場合は抽選を予定。詳細は12月に掛川市ホームページに掲載される。

情報源:渡辺王将VS藤井竜王 第71期ALSOK杯王将戦七番勝負日程&開催地― スポニチ Sponichi Annex 芸能


2021/11/24 23:08(最終更新 11/24 23:19)

藤井聡太竜王(19)が王将戦七番勝負で挑む渡辺明王将(37)は、名人・棋王を併せ持つ3冠。藤井は13日、竜王を獲得して4冠となり、保有タイトル数では現役棋士で最多となった。4冠と3冠が直接対決する今期の七番勝負は「現代将棋界の頂上決戦」とも言える。

渡辺明王将と藤井聡太竜王の対戦成績
渡辺明王将と藤井聡太竜王の対戦成績

七番勝負はどのような展開になるのか。藤井と渡辺はこれまで9回対戦し、通算の対戦成績は藤井の8勝1敗(23日現在。未放映のテレビ対局を除く)。このうち、タイトル戦では棋聖戦五番勝負で2回対戦。昨年の第91期は3勝1敗、第92期は3連勝で、それぞれ藤井が渡辺を降した。

圧倒的に藤井有利のようにも見えるが、藤井にとって渡辺と2日制七番勝負を戦うのはこれが初めて。七番勝負の経験が豊富な渡辺は、戦型のローテーション、新手を繰り出すタイミング、時間配分など2日制七番勝負独特の駆け引きを凝らすとみられ、藤井がどう対応して主導権を握るかが見どころになりそうだ。

藤井は19日の挑戦決定後のインタビューで、渡辺について「作戦巧者で序・中盤の戦略が優れている印象」と語った。将棋の序盤の戦法には飛車の使い方によって「居飛車」と「振り飛車」があるが、渡辺、藤井はともに居飛車党。互いに、深く序盤を研究して臨むことは間違いない。藤井は終盤戦での正確さに定評があるだけに、渡辺はいかに序・中盤でリードを奪うかが鍵となる。【山村英樹】

王将戦七番勝負の日程と会場
第71期ALSOK杯王将戦七番勝負の日程と会場は次の通り。

第1局=1月9、10日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」▽第2局=同22、23日、大阪府高槻市「山水館」▽第3局=同29、30日、栃木県大田原市「ホテル花月」▽第4局=2月11、12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」▽第5局=同26、27日、佐賀県上峰町「大幸園」▽第6局=3月12、13日、島根県大田市「さんべ荘」▽第7局=同26、27日、新潟県佐渡市「きらく」

情報源:将棋界の頂上決戦 対戦成績では藤井4冠、経験なら渡辺3冠 王将戦 | 毎日新聞


2021年11月24日21時9分

将棋の第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグの最終一斉対局が24日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。すでに5連勝で渡辺明王将(名人・棋王=37)への挑戦権を獲得し、王将戦初登場を決めた史上最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)は、永瀬拓矢王座(29)に敗れた。リーグ成績を5勝1敗で終えた。年度内5冠がかかる7番勝負は来年1月9日、静岡県掛川市で開幕する。

最後に黒星を喫した。今期の藤井は7人総当たりのリーグ初戦で糸谷哲郎八段(33)に勝利して好スタートを切ると、広瀬章人八段(34)豊島将之九段(31)羽生善治九段(51)と竜王獲得経験者を撃破。19日に近藤誠也七段(25)も下した。この時点で他の6人が2敗以上となったため、この日の最終一斉対局を待たずに挑戦者へ名乗りを上げた。永瀬には敗れたが、それまでの白星が物を言った。広瀬戦で連勝した後には「挑戦を目指して頑張ります」と意欲を見せていた。それを有言実行した。

初の王将リーグ入りを果たした前々期、最終一斉対局で4勝1敗同士の広瀬と直接対決した。終盤、受けを間違えてタイトル戦初登場のチャンスを逃した。前期は前半の3連敗が尾を引き、初めてリーグ陥落の悔しさも味わった。今期は3人がリーグ入りできる2次予選から勝ち上がった。

直近、21日にJT杯決勝で豊島に敗れている。テレビ棋戦を除く連敗はこれで4回目。初めての連敗は2017年(平29)の棋王戦挑戦者決定トーナメントで豊島、加古川青流戦で井出隼平五段に土を付けられた。18年9月には同じ棋王戦で菅井竜也八段、王位戦予選で山崎隆之八段に敗れた。直近は昨年9月のJT杯で豊島、王将リーグで羽生、翌10月に王将リーグで豊島で敗れ、3連敗した。気持ちを切り替えるしかない。

昨年、今年と棋聖戦5番勝負で対戦した渡辺とは、初めて7番勝負を戦う。先に4勝すれば年度内5冠となる。

【第71期ALSOK杯王将戦7番勝負日程】
◆第1局 1月9、10日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」

◆第2局 1月22、23日、大阪府高槻市「山水館」

◆第3局 1月29、30日、栃木県大田原市「ホテル花月」

◆第4局 2月11、12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」

◆第5局 2月26、27日、佐賀県上峰町「大幸園」

◆第6局 3月12、13日、島根県大田市「さんべ荘」

◆第7局 3月26、27日、新潟県佐渡市「きらく」

※開催は2022年

情報源:藤井聡太竜王“全勝で挑戦”は逃す 王将リーグ最終戦は永瀬王座に黒星 – 社会 : 日刊スポーツ


2021年11月24日22時13分

記者会見で質問に答える藤井竜王(代表撮影)
記者会見で質問に答える藤井竜王(代表撮影)

将棋の第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグの最終一斉対局が、24日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。すでに5連勝で渡辺明王将(名人・棋王=37)への挑戦権を獲得し、王将戦初登場を決めた史上最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)は午後7時39分、101手で永瀬拓矢王座(29)に敗れ、5勝1敗でリーグを終えた。年度内5冠がかかる7番勝負は来年1月9日、静岡県掛川市で開幕する。

終局から1時間ほど経過して記者会見に応じた藤井竜王の一問一答は以下の通り。

ーまず本局を振り返って

藤井 永瀬王座に手堅く受けられて、陣形の差が出ました。粘り強い手を選ぶことができなかった。反省点の多い内容だったと思います。

ー前局で挑戦権は獲得しました。改めてリーグを終えて

藤井 最後に敗れてしまったのは残念ですけど、実力以上の結果が出せたかな思います。

ー来年1月から始まる7番勝負では19歳5カ月と、王将戦では20歳で挑戦した豊島将之九段を抜いて、最年少挑戦者になります

藤井 将棋を始めたばかりで、少しだけ覚えています。年少記録はまったく意識していません。挑戦者としてシリーズを盛り上げられるように頑張りたいです。

ー第1局の静岡から全国を転戦しますが、楽しみな場所は?

藤井 栃木、佐賀、島根、新潟はまだ行ったことがないので楽しみです。

ー王将リーグで戦って印象に残った対局は

藤井 羽生先生(羽生善治九段)との4回戦の終盤際どい勝負で勝つことが出来て、挑戦に近づいた感じがします。

ー渡辺王将と初めて対戦する2日制7番勝負はどんな戦いにしたいですか

藤井 どういう感じになるのか分かりませんが、作戦巧者という印象があるので差をつけられないようにして熱戦にできればと思います。

ー7番勝負は現在12勝1敗です。強い理由や留意点は

藤井 2日制が得意という印象はありません。初めての2日制(昨年の王位戦)で2日目に疲労がたまったので、1日目の封じ手の後は局面のことを考えずに早く寝るようにしています。

ー王将戦のイメージは

藤井 対局後の写真で盛り上げていただいているので、楽しみながらやれればと思います。

ー勝てば対局後の仮装が待っています。経験や期待、不安は

藤井 どんな感じなのか全く分からないですけど、勝たなければそれもないので、まず1回経験してみるのが最初の目標かなと思います。

ー初めて冬季のタイトル戦になります

藤井 これまでのタイトル戦は夏に行われていたので、(冬物の)和服を仕立てることになるのかと思います。どちらかという暑がりなので、気候的には冬の方がいいかなと思っています。これまでと変わらず同じ気持ちで臨めれば。

ー年度内5冠がかかります

藤井 現時点で意識することではないと思っています。7番勝負でいい将棋をして盛り上げられればと思っています。

【第71期ALSOK杯王将戦7番勝負日程】
◆第1局 1月9、10日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」

◆第2局 1月22、23日、大阪府高槻市「山水館」

◆第3局 1月29、30日、栃木県大田原市「ホテル花月」

◆第4局 2月11、12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」

◆第5局 2月26、27日、佐賀県上峰町「大幸園」

◆第6局 3月12、13日、島根県大田市「さんべ荘」

◆第7局 3月26、27日、新潟県佐渡市「きらく」

※開催は2022年

◆王将戦 1950年(昭25)に一般棋戦として創設。翌年からタイトル戦に。8大タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・叡王・王将・棋聖)の序列は7番目。1次予選、2次予選はトーナメント。2予の勝ち上がり3人と、シード棋士4人の計7人による総当たり戦を例年9月から年内に開催して挑戦者を決める。同星の場合は原則、順位上位の2人によるプレーオフ。2日制の7番勝負は例年1~3月に、全国を転戦する。リーグ陥落3人と言う条件に加え、リーグ開催時に在籍者がヤマ場にさしかかった他棋戦でも勝ち上がっていたり、タイトル戦と掛け持ちする場合があり、中2~3日で対局をこなすことから、「将棋界で最も過酷なリーグ」と呼ばれる。

情報源:藤井聡太竜王「栃木、佐賀、島根、新潟はまだ行ったことがない」/一問一答 – 社会 : 日刊スポーツ


2021年11月24日21時27分

王将戦7番勝負の挑戦者となり、挑戦権ならぬ「挑戦券」を手にする藤井聡太竜王
王将戦7番勝負の挑戦者となり、挑戦権ならぬ「挑戦券」を手にする藤井聡太竜王

将棋の第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグの最終一斉対局が、24日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。

すでに5連勝で渡辺明王将(名人・棋王=37)への挑戦権を獲得し、王将戦初登場を決めた史上最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)は午後7時39分、101手で永瀬拓矢王座(29)に敗れ、5勝1敗でリーグを終えた。年度内5冠がかかる7番勝負は来年1月9日、静岡県掛川市で開幕する。

永瀬の手堅い受けに苦戦し、最後に黒星を喫した。「敗れてしまったのは残念ですけど、実力以上の結果が出せたかな思います」。終局から1時間足らずでの記者会見では、気持ちを切り替えていた。

今期の7人総当たりのリーグ戦では白星を重ねた。4回戦、タイトル獲得通算99期の羽生善治九段(51)戦が最大のヤマ場だった。「終盤際どい勝負で勝つことが出来て、挑戦に近づいた感じがします」と振り返った。

初の王将リーグ入りを果たした前々期は最終一斉対局で4勝1敗同士の広瀬と直接対決に敗れ、タイトル戦初登場のチャンスを逃した。前期は、前半3連敗が尾を引き、初めてリーグ陥落の悔しさも味わった。今期は3人がリーグ入りできる2次予選を勝ち上がった。ようやく大舞台に上がることができる。

冬のタイトル戦は初めて。「暑がりなので、機構的には冬の方がいいです。和服を仕立てることになるかなと思います」と準備に取り掛かる。

王将戦の最年少挑戦記録は、11年前の豊島将之九段の20歳。昨年、今年と棋聖戦5番勝負で対戦した渡辺とは初めて7番勝負を戦い、先に4勝すれば羽生の22歳10カ月を上回る史上最年少5冠となる。「現時点で意識することではありません。7番勝負でいい将棋をして盛り上げられればと思います」。闘志は内に秘めている。【赤塚辰浩】

【第71期ALSOK杯王将戦7番勝負日程】
◆第1局 1月9、10日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」

◆第2局 1月22、23日、大阪府高槻市「山水館」

◆第3局 1月29、30日、栃木県大田原市「ホテル花月」

◆第4局 2月11、12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」

◆第5局 2月26、27日、佐賀県上峰町「大幸園」

◆第6局 3月12、13日、島根県大田市「さんべ荘」

◆第7局 3月26、27日、新潟県佐渡市「きらく」

※開催は2022年

◆王将戦 1950年(昭25)に一般棋戦として創設。翌年からタイトル戦に。8大タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・叡王・王将・棋聖)の序列は7番目。1次予選、2次予選はトーナメント。2予の勝ち上がり3人と、シード棋士4人の計7人による総当たり戦を例年9月から年内に開催して挑戦者を決める。同星の場合は原則、順位上位の2人によるプレーオフ。2日制の7番勝負は例年1~3月に、全国を転戦する。リーグ陥落3人と言う条件に加え、リーグ開催時に在籍者がヤマ場にさしかかった他棋戦でも勝ち上がっていたり、タイトル戦と掛け持ちする場合があり、中2~3日で対局をこなすことから、「将棋界で最も過酷なリーグ」と呼ばれる。

◆5冠王 将棋界では過去3人。故大山康晴十五世名人は1963年(昭38)2月から3月、64年2月から66年7月、67年1月から同年7月まで、いずれも十段(現竜王)・名人・棋聖・王位・王将とタイトルを独占した。最初の達成時年齢は39歳10カ月。また、中原誠十六世名人(引退)は78年2月から79年2月までやはり十段・名人・棋聖・王位・王将を保持していた。達成時年齢は30歳5カ月。最年少は羽生善治九段の22歳10カ月。93年8月、竜王・棋聖・王座・棋王に次いで王位も獲得した。羽生は同年竜王を失ったが、翌年に名人となると、竜王も獲得して94年12月に24歳2カ月で6冠に。残る王将を96年2月に獲得し、25歳4カ月で7冠全制覇を果たした。7冠は、同年7月に棋聖を三浦弘行現九段に奪われるまで続いた。

情報源:藤井聡太竜王、5冠目指す王将戦へ「和服を仕立てることに」来年1月開幕 – 社会 : 日刊スポーツ


2021年11月24日22時17分

質問に答える藤井聡太竜王(代表撮影)
質問に答える藤井聡太竜王(代表撮影)

将棋の第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグの最終一斉対局が、24日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。

すでに5連勝で渡辺明王将(名人・棋王=37)への挑戦権を獲得し、王将戦初登場を決めた史上最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)は午後7時39分、101手で永瀬拓矢王座(29)に敗れ、5勝1敗でリーグを終えた。年度内5冠がかかる7番勝負は来年1月9日、静岡県掛川市で開幕する。

永瀬の手堅い受けに苦戦し、最後は黒星を喫した。「敗れてしまったのは残念ですけど、実力以上の結果が出せたかな思います」。終局から1時間足らずでの記者会見では、気持ちを切り替えていた。日程表を見ながら、「栃木、佐賀、島根、新潟はまだ行ったことがないので、楽しみにしています」とも話した。

今期は、タイトル獲得通算99期の羽生善治九段(51)との4回戦が最大のヤマ場だったと分析する。「際どい終盤で勝つことができて、挑戦に近づいた感じがします」。これまでの王将戦の最年少挑戦記録は、11年前の豊島将之九段の20歳。これを上回る。昨年、今年と棋聖戦5番勝負で対戦した渡辺とは初の7番勝負を戦う。先に4勝すれば、羽生の22歳10カ月を上回る史上最年少5冠にもなる。「意識はしていません。作戦巧者の渡辺王将に差をつけられないよう熱戦にできれば」。

7番勝負で1つ勝つごとに、このタイトル戦では主催者による対局翌日の仮装写真の撮影がある。通称「罰ゲーム」。会見では早くも挑戦権ならぬ、「挑戦券」が用意されていた。

「(仮装が)どんな感じになるのか分からないですけど、勝たなければそれもないので、まず1回経験してみるのが最初の目標かなと思います」。冬用の和服の仕立てとともに、まず1勝に向けて「冬支度」が始まる。【赤塚辰浩】

【第71期ALSOK杯王将戦7番勝負日程】
◆第1局 1月9、10日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」

◆第2局 1月22、23日、大阪府高槻市「山水館」

◆第3局 1月29、30日、栃木県大田原市「ホテル花月」

◆第4局 2月11、12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」

◆第5局 2月26、27日、佐賀県上峰町「大幸園」

◆第6局 3月12、13日、島根県大田市「さんべ荘」

◆第7局 3月26、27日、新潟県佐渡市「きらく」

※開催は2022年

◆王将戦 1950年(昭25)に一般棋戦として創設。翌年からタイトル戦に。8大タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・叡王・王将・棋聖)の序列は7番目。1次予選、2次予選はトーナメント。2予の勝ち上がり3人と、シード棋士4人の計7人による総当たり戦を例年9月から年内に開催して挑戦者を決める。同星の場合は原則、順位上位の2人によるプレーオフ。2日制の7番勝負は例年1~3月に、全国を転戦する。リーグ陥落3人と言う条件に加え、リーグ開催時に在籍者がヤマ場にさしかかった他棋戦でも勝ち上がっていたり、タイトル戦と掛け持ちする場合があり、中2~3日で対局をこなすことから、「将棋界で最も過酷なリーグ」と呼ばれる。

情報源:藤井聡太竜王「1回経験してみるのが目標」勝ったら仮装の“罰ゲーム” – 社会 : 日刊スポーツ


2021年11月24日 22時52分

「王将戦挑戦者決定記者会見」で記念撮影に応じる藤井聡太竜王=2021年11月24日午後8時48分、東京都渋谷区の将棋会館、代表撮影
「王将戦挑戦者決定記者会見」で記念撮影に応じる藤井聡太竜王=2021年11月24日午後8時48分、東京都渋谷区の将棋会館、代表撮影

史上4人目の五冠獲得に向けて「王将」のタイトルに挑む、将棋の藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖と合わせ四冠=が24日、記者会見を開き、王将戦七番勝負への抱負を語った。

藤井竜王は19日、第71期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ戦(通称・王将リーグ)で開幕から5連勝し、24日の最終戦を残して単独首位を確定させ、渡辺明王将(37)=名人・棋王と合わせ三冠=への挑戦を決めた。24日に東京・将棋会館であった永瀬拓矢王座(29)との最終戦は敗れ、5勝1敗の成績でリーグを終えた。

24日の終局後、記者会見を開いた藤井竜王は「本局で敗れてしまったのは残念ですけど、全体としては実力以上の結果が出せたのかなと感じています」とリーグを振り返った。七番勝負に向けて「シリーズを盛り上げられるように頑張りたい」と話した。

これまで五冠を達成した棋士は羽生善治九段(51)、故大山康晴十五世名人、引退した中原誠十六世名人(74)の3人。渡辺王将との七番勝負は来年1月9日、静岡県掛川市で開幕する。

記者会見での主な一問一答は次の通り。

――王将リーグで初黒星を喫した。(第63期の)羽生さん以来の全勝はならなかった。今日の一局を振り返って。

「こちらが歩損の代償を得られるかという将棋だったかなと思うんですけど、手堅く受けられてこちらの陣形の薄さが出てしまった。中盤以降、粘り強い手を選ぶことができなかった場面が続いたと思うので、反省点が多かったかなと感じています」

――シリーズが終了した。改めて挑戦権を獲得した感想を。

「本局で敗れてしまったのは残念ですけど、全体としては実力以上の結果が出せたのかなと感じています」

――七番勝負の開幕時に19歳5カ月は王将戦の最年少挑戦。前の記録は豊島将之九段(31)の20歳。どのような感想を持っているか。

「豊島さんが挑戦されたシリーズは自分も将棋を始めていたので覚えています。年少記録ということに関しては全く意識していない。挑戦できることになったので、シリーズを盛り上げられるように頑張りたいと思います」

――シリーズは掛川から全国を巡る。楽しみな場所はあるか。

「栃木、佐賀、島根、新潟はいずれも行ったことがないので、このシリーズで行くことができるのが楽しみです」

――王将リーグで印象に残った対局は。

「4局目の羽生九段との一戦は終盤、かなり際どい局面が続いたので、その一局を勝つことができて、少し挑戦に近づけたのかなという感触はありました」

――渡辺王将との番勝負は3度目。初めての2日制、どのような戦いになると思うか。

「渡辺王将との2日制は今回初めてになるので、どういう感じになるか分からないところもありますけど、渡辺王将は作戦巧者という印象がありますので、そこで差をつけられないようにして、熱戦にできればと思っています」

――2日制のタイトル戦は4度目で、これまで12勝1敗と圧倒的な成績を残している。2日制に強い理由は。気をつけている点は。

「自分としては2日制が得意という印象はないんですけど、初めて2日制の対局をしたのが去年の王位戦だった。その時は2日制の対局だとかなり疲労がたまるというか、2日目はそういう面があったので、1日目の封じ手の後は局面のことを考えずに早く寝るようにしています」

――王将戦というタイトルのイメージは。

「王将戦は非常に歴史のあるタイトルで、局後の写真であったり、他の棋戦と結構、違う形で盛り上げていただいている部分もある棋戦かなと思います。今回、そういったところも楽しみながらやれればと思っています」

――王将戦は勝者が仮装するようなユニークな取り組みがある。そういうことをしたことはあるのか。不安や期待は。

「自分でもどんな感じなのか、全く分からないんですけど、とりあえず勝たなければそれもないので、まずはそれを1回経験してみるというのが最初の目標になるかなと思います」

――藤井竜王にとっては初めて冬季のタイトル戦になる。冬のタイトル戦に臨む感想を。

「これまでのタイトル戦は夏ごろに行われることが多かったので、今回の王将戦で和服を仕立てることになるのかなと思っています。冬のタイトル戦はどちらかというと暑がりな方なので、気候的にはどちらかといえば冬の方がいいのかなと思っています。自分としてはこれまでと同じような気持ちで臨めればと思っています」

――王将を獲得すると10代で五冠になる。どう考えているか。

「現時点では意識することでは全くないと思っているので、七番勝負でいい内容の将棋にして、番勝負を盛り上げられるようにという意識で臨めればと思っています」

第71期王将戦七番勝負の日程は次の通り。

第1局 1月9、10日 静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」

第2局 1月22、23日 大阪府高槻市「山水館」

第3局 1月29、30日 栃木県大田原市「ホテル花月」

第4局 2月11、12日 東京都立川市「SORANO HOTEL」

第5局 2月26、27日 佐賀県上峰町「大幸園」

第6局 3月12、13日 島根県大田市「さんべ荘」

第7局 3月26、27日 新潟県佐渡市「きらく」

王将リーグの最終結果は次の通り。(丸数字は順位。5位以下はリーグ陥落)

①藤井聡太竜王(5勝1敗)②永瀬拓矢王座(4勝2敗)③羽生善治九段(4勝2敗)④近藤誠也七段(4勝2敗)⑤豊島将之九段(2勝4敗)⑥広瀬章人八段(2勝4敗)⑦糸谷哲郎八段(0勝6敗)(村上耕司)

情報源:藤井聡太竜王、自身初の冬のタイトル戦・王将戦へ「和服仕立てる」:朝日新聞デジタル


2021-11-24 第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦

第71期ALSOK杯王将戦七番勝負挑戦者・藤井聡竜王の記者会見

感想戦を終えた藤井竜王は、記者会見を行いました。

――本日の一局を振り返ってください。羽生善治九段以来、8年ぶりとなる王将リーグ全勝は成りませんでした。

藤井 こちらが動いていって歩損の代償を得られるかという将棋でしたが、手堅く受けられてこちらの陣形の薄さが出てしまいました。中盤以降、粘り強い手を選ぶことができなかった場面が続いたと思うので、反省点の多い内容でした。

――挑戦権を獲得したことについて、改めて感想をお願いします。

藤井 本局で敗れてしまったのは残念ですが、全体としては自分の実力以上の結果が出せたのかなと感じています。

――来年1月の七番勝負開幕時には19歳5ヶ月。これは王将挑戦の最年少記録で、豊島将之九段の記録を塗り替えました。

藤井 豊島さんが挑戦されたシリーズは、そのときには将棋を始めていたので少し覚えています。最年少記録ということについてはまったく意識していませんでしたが、今回挑戦できましたので、シリーズを盛り上げられるように頑張りたいと思います。

――七番勝負では静岡県掛川市、大阪府高槻市、栃木県大田原市、東京都立川市、佐賀県上峰町、島根県大田市、新潟県佐渡市と全国各地を巡ります。ここが楽しみという場所はありますか。

藤井 栃木、佐賀、島根、新潟はまだいったことがないので、楽しみです。

――今期の王将リーグで印象に残った対局、あるいは流れを作るターニングポイントとなったような対局はありますか。

藤井 4局目の羽生九段との一戦は中盤からかなり際どい局面が続いたので、その一局に勝つことができて、少し挑戦に近づくことができたのかなという感じはありました。

――渡辺明王将との番勝負は今回が3回目で、二日制は初めてです。どのような戦いになると予想されますか。

藤井 渡辺王将は作戦巧者ですので、そこで差をつけられないようにして熱戦にできればと思っています。

――二日制のタイトル戦自体は4回目で、通算で12勝1敗という驚異的な成績を残されています。二日制のタイトル戦に強い理由は、ご自身でどのように分析されていますか。また、二日制のタイトル戦にはどのようなことを意識して臨まれていますか。

藤井 二日制が得意という印象はないのですが、去年の王位戦で初めて二日制の対局をしたときは特に二日目にかなり疲労がたまるということがあったので、一日目の封じ手のあとはあまり局面のことを考えすぎずに早く寝るようにしています。

――王将のタイトルについて、何かイメージがありましたら教えてください。

藤井 歴史のあるタイトルですし、局後の写真であったり、ほかの棋戦とは違う形で盛り上げていただいている面もある棋戦だなと思っています。対局が第一ではありますが、そういうところも楽しみたいです。

――冬に行われるタイトル戦に臨まれるのは今回が初めてですが、その点についてはいかがですか。和服も新調されることになるでしょうか。

藤井 そうですね。和服は仕立てることになると思います。自分はどちらかというと暑がりなほうなので、気候的には冬のほうがいいです。王将戦でもこれまでと同じように臨めればと思っています。


第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦、11月24日(水)は、3局の一斉対局が東京・将棋会館で行われました。 結果は以下の通りです。

藤井聡太竜王(5勝1敗)VS ○永瀬拓矢王座(4勝2敗)
羽生善治九段(4勝2敗)VS ●糸谷哲郎八段(0勝6敗)
豊島将之九段(2勝4敗)VS ○近藤誠也七段(4勝2敗)

すでに藤井竜王が渡辺明王将への挑戦権を獲得しています。

藤井竜王は初の王将挑戦です。

七番勝負第1局は1月9、10日(日、月)に静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」で行われます。

◆第71期ALSOK杯王将戦 挑戦者決定リーグ

情報源:第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦最終戦 対局結果


王将リーグ

2021-11-24 第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦

王将戦挑戦者決定リーグ最終成績

王将戦挑戦者決定リーグ最終成績は下記の通りです(棋士名の前のカッコ内の数字は順位)。
【5勝1敗】
(5)藤井聡太竜王(挑戦)
【4勝2敗】
(1)永瀬拓矢王座(残留)
(3)羽生善治九段(残留)
(5)近藤誠也七段(残留)
【2勝4敗】
(2)豊島将之九段(陥落)
(4)広瀬章人八段(陥落)
【0勝6敗】
(5)糸谷哲郎八段(陥落)


七番勝負の日程

2021-11-24 第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦

第71期ALSOK杯王将戦七番勝負日程

渡辺明王将に藤井聡太竜王が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦七番勝負の日程は以下の通りです。

第1局 1月9日(日)・10日(月) 静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」
第2局 1月22日(土)・23日(日) 大阪府高槻市「山水館」
第3局 1月29日(土)・30日(日) 栃木県大田原市「ホテル花月」
第4局 2月11日(金・祝)・12日(土) 東京都立川市「SORANO HOTEL 」
第5局 2月26日(土)・27日(日) 佐賀県上峰町「大幸園」
第6局 3月12日(土)・13日(日) 島根県大田市「さんべ荘」
第7局 3月26日(土)・27日(日) 新潟県佐渡市「きらく」

情報源:第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦

 



永瀬拓矢王座-△藤井聡太竜王(棋譜速報

先後はリーグ抽選時に決まっており、永瀬王座の先手



 


  

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近藤誠也七段-△豊島将之九段(棋譜速報

109手まで、▲近藤誠七段 の勝ち



 


 

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羽生善治九段 -△糸谷哲郎八段(棋譜速報

103手まで中、▲羽生九段 の勝ち


2021年11月24日 17:02

将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは24日、東京都渋谷区の将棋会館で最終3局が行われ、羽生善治九段(51)VS糸谷哲郎八段(33)戦は103手で羽生が勝利した。

<勝者この一手>

羽生が選んだ「この一手」は39手目の▲7五歩だった。

「ゆっくりやっていると千日手模様で、打開するのが難しいのかなと思ったで思い切って仕掛けてみた。成否は微妙だが、主導権は取れたかなという感じでしょうか」

情報源:勝者この一手「▲7五歩」【棋譜速報】第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦 羽生善治九段VS糸谷哲郎八段― スポニチ Sponichi Annex 芸能


 


 

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豊島昌之が陥落、藤井聡太竜王は全勝成らず。


  

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