対局結果は以下の通り
▲糸谷哲郎八段〇-△羽生善治九段●(朝日新聞)
▲佐藤天彦九段〇-△広瀬章人八段●(朝日新聞)
▲豊島将之九段●-△佐藤康光九段〇(ABEMA・朝日新聞)
▲斎藤慎太郎八段〇-△永瀬拓矢王座●(朝日新聞)
2021/11/20 00:38
将棋の順位戦A級の5回戦が11月19日に行われ、佐藤康光九段(52)が豊島将之九段(31)に108手で勝利した。これにより佐藤九段、豊島九段ともに3勝2敗に。無傷の5連勝を飾った斎藤慎太郎八段(28)を追いかける上位争いに参戦することとなった。
豊島九段の先手番で始まった一局は、佐藤九段から角交換からの向かい飛車で対抗形に誘導。互角の序盤を経て中盤には一時、豊島九段が一歩抜け出した感もあったが、終盤に向かうに連れて佐藤九段が逆転。激しい戦いの中、佐藤九段の高美濃囲い、豊島九段の銀冠に囲いあったが、佐藤九段の攻めが先行し大きくリード。豊島九段も最後まで粘ったものの、攻めが届かず投了した。
佐藤九段は、日本将棋連盟の会長としても多忙な日々を送る中、王座戦では挑戦者決定戦まで勝ち進むなど、ベテランながら若手、中堅に押されることなく高勝率を維持。今年度の成績は16勝7敗、勝率は.6957になった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:“会長”佐藤康光九段、豊島将之九段下す 2連敗からの3連勝で上位争いに参戦/将棋・順位戦A級 | ニュース | ABEMA TIMES
2021年11月20日 3時18分
将棋の渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=への挑戦権を争う第80期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の5回戦4局が19日、東京と大阪の将棋会館で指された。
4回戦を終えた時点で、前期に名人に挑戦した斎藤慎太郎八段(28)が4勝0敗でトップに立ち、3勝1敗の豊島将之九段(31)が追っている。
この日、東京・将棋会館では、1勝3敗の羽生善治九段(51)―2勝2敗の糸谷哲郎八段(33)、2勝2敗の佐藤天彦九段(33)―2勝2敗の広瀬章人八段(34)、豊島九段―2勝2敗の佐藤康光九段(52)の3局、大阪・関西将棋会館では2勝2敗の永瀬拓矢王座(29)―斎藤八段の対局が行われた。
5回戦の山崎隆之八段―菅井竜也八段はすでに行われ、山崎八段が勝って1勝4敗、敗れた菅井八段は2勝3敗となっている。(村上耕司)
斎藤八段が5連勝、永瀬王座は3連敗
永瀬王座―斎藤八段の戦型は「相懸かり」。先手の斎藤八段が53手目▲5七角と自陣角を放ったのが趣向の一手。端攻めを見せ、後手陣を揺さぶり、斎藤八段が着実にリードを広げる展開に。
最後は斎藤八段が永瀬王座の玉を鮮やかに寄せた。終局は19日午後10時2分、121手で斎藤八段の勝ち。各6時間の持ち時間のうち、消費時間は斎藤八段5時間11分、永瀬王座4時間24分。長考派の斎藤八段と粘り強い永瀬王座の対戦としては、予想より、かなり早い終局時間だった。
勝った斎藤八段は今期A級開幕から負け無しの5連勝で、早くも勝ち越しを決めた。感想戦終了後の主催紙記者のインタビューに対し、斎藤八段は「5勝目で残留は決めて、なんとか上を目指す戦いにこの後も気を引き締めてやっていきたいと思います」と応じた。残り4局については「大変な対戦相手が続きますので、これまでと変わらず、準備して臨むだけかなと思います」と話した。
敗れた永瀬王座は今期A級では2連勝の後、3連敗となり、黒星先行となった。斎藤八段に続いて記者の質問に応じ、これまでの5局については「課題が一局一局見つかりますので、それを補って力をつけていきたいなと思います」と振り返った。残り4局については「悪いところを修正して、良い内容の将棋を指したいなと思います」と話した。(佐藤圭司)
糸谷八段が3勝目、羽生九段は4敗に
羽生九段と糸谷八段の対局は、糸谷八段の先手で角換わりの戦型になった。いったん手持ちにした角を互いに自陣に打ち合い、押したり引いたり、主導権争いの中盤戦が続いた。終盤、羽生九段が2枚の馬を使って襲いかかったが、糸谷八段が自玉の不詰めを読み切って、20日午前0時14分、175手の激闘を制した。
勝った糸谷八段は3勝2敗、羽生九段は1勝4敗となった。
糸谷八段は「上をめざして一局一局、大事に指していきたい」。残留に向け厳しい星となった羽生九段は「気を取り直して、次から頑張ります」と話した。(村上耕司)
佐藤康九段が3勝目、豊島九段は1敗から2敗に
佐藤康九段と豊島九段の対局は、後手の佐藤康九段が角交換振り飛車を採用。飛車交換から互いに飛車を敵陣に打ち合い、寄せ合いになったが、最後に佐藤康九段が攻め勝った。
勝った佐藤康九段は3勝2敗となった。終局後、「連敗スタートだったので、勝ち越しになったのはよかった。ただ次もあるので、一局一局、全力で戦っていければ」と話した。敗れた豊島九段も3勝2敗で、斎藤八段を1敗で追っていたが一歩後退した。「これから次第という感じなので、頑張っていけたら」と話した。(村上耕司)
佐藤天九段が3勝目、広瀬八段は3敗に
佐藤天九段と広瀬八段の対局は、相矢倉模様から先手の佐藤天九段が右銀を繰り出し、急戦を仕掛けた。その後、攻め合いの中で広瀬八段の玉将が容易に捕まらない形になり、150手を超える長期戦に。最後は佐藤天九段が広瀬八段の玉将を自陣で捕まえ、185手の激闘を制した。
これで佐藤天九段は3勝2敗、広瀬八段は2勝3敗となった。(村上耕司)
情報源:東京・大阪で8人対局 斎藤八段、無敗で5連勝 将棋・A級順位戦:朝日新聞デジタル
11月19日(金)の順位戦結果
11月19日(金)に行われた順位戦の結果は以下の通りです。(名前左=先手、☆=大阪)
[A級]
斎藤 慎太郎八段(5勝0敗)○-●永瀬 拓矢王座(2勝3敗)…22時2分☆
糸谷 哲郎八段(3勝2敗)○-●羽生 善治九段(1勝4敗)…0時14分
豊島将之九段(3勝2敗)●-○佐藤康光九段(3勝2敗)…0時20分
佐藤 天彦九段(3勝2敗)○-●広瀬 章人八段(2勝3敗)…1時35分[A級成績一覧] ( )内は順位
【5勝0敗】斎藤慎(1)
【3勝2敗】豊島(2)、糸谷(4)、佐藤康(6)、佐藤天(7)
【2勝3敗】広瀬(3)、菅井(5)、永瀬(9)
【1勝4敗】羽生(8)、山崎(10)
A級5回戦
現在進行中の第80期A級順位戦19日(金)は5回戦、4対局が行われました。
対局結果は以下の通りです。
【東京・将棋会館】
▲糸谷哲郎八段〇-△羽生善治九段●(前半・後半)
▲佐藤天彦九段〇-△広瀬章人八段●(朝日新聞YouTube)
▲豊島将之九段●-△佐藤康光九段〇(朝日新聞YouTube)
【関西将棋会館】
▲斎藤慎太郎八段〇-△永瀬拓矢王座●(朝日新聞YouTube)
これらの対局の模様は、名人戦棋譜速報と日本将棋連盟ライブ中継でご覧いただくことができます。(ライブ中継は※の対局のみ)。
村)1敗の豊島九段が敗れ、斎藤八段が2差をつけて首位を独走しています。動画もご覧ください。
東京・大阪で8人対局 斎藤八段、無敗で5連勝 将棋・A級順位戦:朝日新聞デジタル https://t.co/nKZDaymTAm— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 19, 2021
村)斎藤八段が勝ちました。長い戦いになるかと思われましたが、早い終局となりました。斎藤八段は5勝0敗、永瀬王座は2勝3敗です。感想戦が行われています。
【順位戦Live】▲斎藤慎太郎八段ー△永瀬拓矢王座【第80期将棋名人戦・A級順位戦】 https://t.co/DCxAF85qmn @YouTubeより pic.twitter.com/8MLm2xnYtz— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 19, 2021
耕)A級順位戦5回戦・羽生善治九段―糸谷哲郎八段戦は午前0時14分、糸谷八段が175手で勝ち、リーグ成績を3勝2敗としました。敗れた羽生九段は1勝4敗となりました。感想戦は別室に移動して行われています。 pic.twitter.com/VXPLh90qky
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 19, 2021
耕)A級順位戦5回戦・佐藤康光九段―豊島将之九段戦は午前0時20分、佐藤九段が108手で勝ってリーグ成績を3勝2敗としました。敗れた豊島九段も3勝2敗となりました。 pic.twitter.com/3EZ6v9lSMl
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 19, 2021
耕)A級順位戦5回戦・佐藤天彦九段―広瀬章人八段戦は午前1時35分、佐藤天九段が185手の激闘を制し、リーグ成績を3勝2敗としました。敗れた広瀬八段は2勝3敗となりました。 pic.twitter.com/2Y3k2ip9pi
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 19, 2021
A級順位戦の同時4局中継、楽しんで頂けたでしょうか。
明日朝からの当番、起きられるかどうか…さすがにちょっと弱音を吐きたくなりますが、また次の熱戦と楽しい解説を届けられるように頑張ります。
↓最後の木村九段の深夜の解説まで、最高でした。https://t.co/pU7DFcpEMj pic.twitter.com/uK3IEmRZZC
— 高津祐典 (@yusuketakatsu) November 19, 2021
A級順位戦の斎藤慎太郎八段vs永瀬拓矢王座戦は、斎藤八段の勝利。いまだ負けなしの5連勝で、首位を快走しています。永瀬王座の粘りを振り切る、丁寧な指し回しが印象的でした。
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) November 19, 2021
https://twitter.com/EMN54214/status/1461695117765402636
進んで120手目△72金の局面は優勢になっていますが、▲63馬△83金▲56銀とするべきでした。その局面も簡単ではないですがとにかく馬は取っておきたかったです。本譜は124手目△45馬と逃げられ混戦に。形勢と同時に流れも悪くなり、148手目△48馬で△77飛なら負け筋でした。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) November 20, 2021
このあたりも掘り下げればいろいろ出てきそうなところなので感想戦で少し検討したいところではありましたが・・・。本譜は183手目▲38角でようやく勝ちかなと思いました。また頑張ります。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) November 20, 2021
▲豊島将之九段-△佐藤康光九段(棋譜DB)
0時20分 投了
108手「△9二玉」、△佐藤康九段 の勝ち
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▲糸谷哲郎八段-△羽生善治九段(棋譜DB)
0時14分 投了
175手 7五玉まで、▲糸谷八段 の勝ち
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▲佐藤天彦九段-△広瀬章人八段(棋譜DB)
1時35分 投了
185手 3九銀まで、▲佐藤天九段 の勝ち
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▲斎藤慎太郎八段-△永瀬拓矢王座(棋譜DB)
22時2分 投了
121手 4二銀まで、▲斎藤慎八段 の勝ち
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斎太郎、全勝を維持するか?
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