AIの活用で海外勢も力をつけてきている
対局(アーカイブ)
解説:羽生善治九段、聞き手:北尾まどか女流二段
対局冒頭と感想戦
記者会見
張京鼎のtwitter
— 張京鼎 Cho Kyotei (@justin0412123) October 17, 2021
2021.10.24
3年に一度行われていた「国際フォーラム」は、昨年コロナで中止となり、今年は1年遅れで「国際将棋フェスティバル」として、オンラインでの大会が開催された。
今回は37の国と地域の選手が参加し、まずは夏に大陸代表決定大会。勝ち上がった14人に日本将棋連盟推薦の選手を入れてのトーナメント戦が、この15~17日の3日間で行われた。
将棋連盟の推薦選手は、日本代表の女流アマ、高橋礼奈さん(27)と、モンゴル代表のムンフゾル・トゥルムンフさん(19)の2人。
トゥルムンフさんは現在、チェスのプロとして活躍している女性で、数年前、日本に来て将棋のプロになる道を関係者に相談していたという経歴を持つ。
対局会場は、東京都台東区の浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス。彼女は1回戦でブラジル代表ハマ・コウシロウさんを破った。私が訪ねた2年前のブラジル名人で、かなりの実力者だが、トゥルムンフさんは振り飛車から角を玉のそばに成り込み、一気に寄せたのだった。
2回戦もスウェーデン代表に勝ったものの、準決勝で台湾代表の高校生、張京鼎さんに敗れて姿を消した。
決勝はこの張さんと、中国・上海代表の許●(=衝の重が干)●(=日へんに句の口が二)さんの対決。上海代表は本命だが、もう一人の本命のベラルーシ代表は、2回戦で張さんに敗れた。
張-許戦は、英語版でもネット配信され、解説はポーランド出身のカロリーナ・ステチェンスカ女流初段が受け持った。
結果は張さんの勝ち。さほど強い人はいないと思われていた台湾選手の優勝には、驚かされた。
最後に藤井聡太三冠と優勝者の角落ち記念対局が行われた。この対局は日本語と英語の両方で配信され、羽生善治九段と北尾まどか女流二段、棋界一英語に堪能な堀口弘治七段の豪華メンバーが受け持った。
またNPO法人「将棋を世界に広める会」のメンバーには、感想戦の通訳で大変お世話になった。
記念対局は終始下手の張さんが圧倒していたが、粘る藤井三冠相手に最後は根負けしたか、まだ勝ちだと思われる局面で投了。
見ていたプロ棋士も感心することしきりで、大会のレベルの高さが証明された。
次回は是非、一同が集まっての大会が開けることを期待したい。
■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。
情報源:【勝負師たちの系譜】台湾の高校生が驚きの初優勝 プロ棋士も感心するレベルの高さ 国際将棋フェスティバル (1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
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— zakzak (@zakdesk) October 24, 2021
ほぉ・・・
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