149手 8七玉まで、▲加藤桃女流三段 の勝ち
2021年10月13日 20時19分
将棋の第3期清麗戦五番勝負第2局が13日、東京都千代田区のホテルニューオータニで行われ、挑戦者の加藤桃子女流三段(26)が里見香奈清麗(29)=女流名人、女流王位、倉敷藤花=に先手の149手で勝ち、シリーズ2連勝でタイトル奪取に王手を掛けた。
3連覇を目指す里見に、4年ぶりのタイトル獲得を目指す加藤が挑戦シリーズの第2ラウンド。先手居飛車左美濃対後手中飛車の対抗形になり、序中盤で形勢を握った加藤は、勝負所の局面で十字飛車の変化を軽視して里見の反撃を受けたが、冷静に対応して崩れずに勝ち切った。「本当にうっかりしてビックリしました。読み切れない弱さが出てマズイと思いました」と反省しつつ、清麗奪取が懸かる26日の第3局に向け「勝てたらうれしいですけど、この1勝は遠いものだと思っています、過去には2連勝から3連敗したこともあるので、平常心でいられるかどうかが大事になります。欲を出しすぎず、前向きにいられたらと思います」と抱負を語った。第1局で対里見戦の連敗を14で止めてから、表情は一変している。「第1局で連敗を止めたのは相当大きくて、前よりは自信を持って指せています」
おやつに食べたのは同ホテルのスペシャリテとして名高い季節限定メニュー「スーパーモンブラン」だった。「中身を割ってみたら抹茶とお餅でしょうか…和風な感じでビックリして、おもてなしが伝わってくるモンブランでした」。1個3500円するみたいですよ、と伝えられると「え、ええっ!?」と驚きのリアクション。「全部食べられなかったんですけど、1800円分くらいは食べられたので良かったですっ」。連敗中には決して見られなかった笑顔だった。(北野 新太)
情報源:加藤桃子女流三段が里見香奈清麗に連勝して奪取に王手 清麗戦五番勝負第2局 : スポーツ報知
終局直後
◆加藤桃女流三段の談話
――戦いが起きたあと、いったん引く手もあるところで▲5四銀(59手目)と前に出た手が一局の方向性を決めた手かと思いますが、あの辺りは成算があって踏み込んだのでしょうか。
加藤桃 出るか引くか、すごく悩んだんですけど、▲5六桂(61手目)を打てると思ったので。そのときは少し自信があったんですけど、進めてみると攻めさせられた感じがして、難しいなと思っていました。
――「攻めさせられた」と認識が変わったのはどの辺りでしょうか。
加藤桃 △3四同金(66手目)~△4五金と出られて、後手を引いてしまったので。角は取れたんですけど、端を詰められて、歩切れになってしまって。あまり自信はなかったです。
――その後、▲1五角(81手目)~▲6四角と挟み込んで、先手の手が続くように見えましたが、十字飛車の筋(94手目の△5五飛)で反撃を受けました。控室では、十字飛車を回避する順も検討されていましたが。
加藤桃 十字飛車をうっかりしてしまって。回避する順を私は見つけられなかったので、仕方なく進めていたところがあります。
――よくなったという感触があったのは、どの辺りですか。
加藤桃 本当に最後のほうです。▲6一角(121手目)~▲5二角成から、6七金を取らせている間に相手玉を寄せる形になって、自玉が詰まなければと。
――開幕から2連勝となりました。本局の振り返りと、次局に向けての意気込みをお願いします。
加藤桃 よく分からない将棋だったんですけど、悪くなっても簡単に心が折れなかったのがよかったと思います。次局は仙台で、楽しみです。先後も決まっているので、しっかりと準備して挑みたいと思います。
◆里見香清麗の談話
――仕掛けられてからは、受けに回る展開でした。あの辺りはいかがでしたか。
里見香 △5二銀(60手目)と引いたあとに誤算があって。昼食休憩のときはいろいろな筋を考えていたんですけど、本譜なら駒を活用させられる形になったので、まずまずかなと思っていました。
――十字飛車の筋を狙った辺りはいかがでしたか。
里見香 いいと思っていたんですけど、はっきりした筋が分からなくて。もう少し強く踏み込む順はあったかもしれません。
――本局の振り返りと、次局の意気込みをお願いします。
里見香 本局は時間を使いすぎてしまったところがあったので、次局は時間配分や戦型も含めて、いい状態で挑めたらと思います。
里見香奈清麗に加藤桃子女流三段が挑戦する第3期大成建設杯清麗戦五番勝負は、第2局が10月13日(水)に東京都千代田区の「ホテルニューオータニ」で行われ、加藤女流三段が149手で里見清麗を破り、対戦成績を2勝0敗としました。
第3局は10月26日(火)に宮城県仙台市の「仙台ロイヤルパークホテル」で行われます。
情報源:里見香奈清麗VS加藤桃子女流三段 第3期大成建設杯清麗戦五番勝負第2局 加藤桃子女流三段の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
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— スポーツ報知 (@SportsHochi) October 13, 2021
村)清麗戦第2局は挑戦者の加藤桃子女流三段(26)が里見香奈清麗(29)に勝ち、対戦成績を2勝0敗としました。タイトル奪取まであと1勝で、女流棋士転向後の初タイトルがかかります。第3局は26日に仙台市で指されます。 pic.twitter.com/7Oas3dqeEO
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) October 13, 2021
清麗戦五番勝負第2局は、本日、都内のホテルで指され、挑戦者の加藤桃子女流三段が里見香奈清麗に勝ち、奪取まであと一勝としました。
対局後の両者へのインタビューと勝利した加藤女流三段のインタビュー です。
あのスイーツが勝利への原動力だったようです。https://t.co/EIWfsJObZS pic.twitter.com/EMFd4CGk2b
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) October 13, 2021
清麗戦第2局は加藤桃子女流三段の勝利!!
里見香奈清麗のゴキゲン中飛車に対してなんという手厚い勝ち方😲😲
加藤先生の会心譜になりました。これで五番勝負は加藤先生の2連勝。
一気にタイトル奪取に王手をかけました!😀— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) October 13, 2021
#加藤桃子 女流三段の勝利
【第3期 #大成建設杯清麗戦 五番勝負第2局】
●里見香奈清麗 VS ○加藤桃子女流三段
第3期大成建設杯清麗戦五番勝負は、第2局が10月13日(水)に行われ、加藤女流三段が149手で里見清麗を破り、対戦成績を2勝0敗としました。https://t.co/KtAjMo50td
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) October 13, 2021
▲加藤桃子女流三段-△里見香奈清麗(棋譜中継)
149手 8七玉まで、▲加藤桃女流三段 の勝ち
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カトモモが2連勝。
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