新人王戦中継ブログ: 終局直後

伊藤匠四段が勝利し新人王戦優勝|第52期新人王戦三番勝負第2局

104手 △3三同桂まで、伊藤匠四段が優勝


2021年10月12日(火)

伊藤四段 将棋新人王に
第52期 2連勝でストレート

将棋の伊藤匠四段(19)の先勝で迎えた第52期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第2局は11日、東京都渋谷区の将棋会館でおこなわれ、午後5時17分、伊藤四段が古賀悠聖四段(20)を104手で破り、2連勝で初優勝を飾りました。

伊藤四段は3期連続3回目の本戦出場。今期はプロ入り後初の新人王戦で同期対決を制して新人王を獲得しました。

今期は加藤桃子女流三段、相川浩治三段、古森悠太五段を連破、準決勝で前期準優勝の齊藤優希三段を下して初めて決勝の舞台に進みました。

今年の成績は本局まで22勝6敗、勝率7割8分6厘。全棋士ランキングで勝数は3位、勝率は5位、連勝は6位と絶好調で本局を迎えました。

連勝で新人王を獲得した伊藤四段は「ホッとしています。いろいろな棋戦で活躍できるようにしたい」と語りました。(関連記事・棋譜)

いとう・たくみ 2002年10月10日生まれ。東京出身。宮田利男八段門下。2013年9月奨励会入会、18年4月三段、20年10月四段昇段・プロデビュー。

情報源:伊藤四段 将棋新人王に/第52期 2連勝でストレート


2021年10月12日(火)

将棋新人王戦 伊藤四段 一気に連勝
古賀四段「貴重な経験」

将棋の伊藤匠四段(19)と古賀悠聖四段(20)の東西の若きエースによる同期対決となった第52期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負は11日、終わってみれば、伊藤四段が危ないところのない連勝で、一気に新人王を獲得して幕を閉じました。

第2局は古賀四段の先手番。後手急戦矢倉の構えから、角道を止め一転して持久戦に。前例のない力戦形となり、一手一手時間を使って慎重にすすめる展開となりました。

37手目☗5六歩~☗7九角で先手角は使いやすい形になり、立ち会いの伊藤果八段は「先手が指しやすくなった」と評価しました。陣形は古賀陣の方が勝っていたものの、形勢は不明。

ここで伊藤四段が長考に沈み、42分の長考でひねりだしたのが「玉飛接近すべからず」の格言に反する40手目☖4二飛!

意表をつかれたか、古賀四段も63分の長考で☗2六飛と4筋を守りましたが、このあたりから後手のペースとなり、48手目☖1四歩~☖1三角と角の活用が見え、徐々に差を広げていきました。

先手も63手目☗5二歩~☗5一歩成~☗4一角と勝負をかけましたが、98手目☖2八への飛車打ちから☖7八角成で勝負を決めました。

古賀四段は「☖4二飛に対して妥協した対応になった」と振り返りました。決勝三番勝負をたたかったことについては「1局目も2局目も、勝負どころで間違えてしまった。たくさんの人に応援していただき、貴重な経験ができた」と語りました。

伊藤四段は「結果を残すことができて、とにかくほっとしている」と三番勝負全体を振り返りました。

情報源:将棋新人王戦 伊藤四段 一気に連勝/古賀四段「貴重な経験」


2021/10/11 18:08

将棋の第52期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の決勝三番勝負第2局が11日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、後手の伊藤匠四段(19)が古賀悠聖四段(20)に104手で勝ち、2連勝で初優勝を果たした。伊藤四段は棋戦初優勝で、藤井聡太三冠(19)=棋聖・王位・叡王=とは同学年。

新人王戦は、26歳以下や六段以下などの資格を満たす棋士や女流棋士、奨励会員が参加できる、若手棋士の登竜門。羽生善治九段(51)や藤井三冠ら歴代優勝者からは数々のタイトルホルダーが生まれている。

今期の決勝三番勝負は、昨年10月に四段へ昇段した同期対決。4日に行われた第1局は先手の伊藤四段が77手で勝利した。第2局は先後を入れ替えて指されたが、伊藤四段が制した。

終局後、伊藤四段は「第1局、第2局とも、そんなに大きな悪手はなく指せた。(新人王戦優勝は)ホッとしているのが正直なところ。一つ結果を残せたので、いろいろな棋戦で活躍したい」と話した。

一方、敗れた古賀四段は「2局とも勝負どころで間違えてしまったのが残念。こちらが見えていない手を指され、力の差を感じた。決勝まで来ることができ、応援していただいて貴重な経験をさせてもらった」と語った。

情報源:伊藤四段が新人王戦初優勝 同期の古賀四段下す – 産経ニュース


終局直後

【伊藤四段の談話】

――2連勝で決めた感想について
伊藤 いまはホッとしています。

――一局を振り返って
伊藤 序盤はぎこちない陣形になってしまって、あまり面白くないのかなと思っていたんですけど、△1四歩(48手目)~△1三角でその形が解消できたので、少し盛り返したのかなと思っていました。

――長考した△4二飛(40手目)の辺りは
伊藤 △4二飛は予定変更だったので、そこはあまり自信を持っていなかったんですけど、相手も考えられていたので、結構大変な形勢なのかなと思っていました。

――リードを広げたあと、どの辺りで手応えを感じたか
伊藤 △5八同飛成(100手目)と切って△7八角成と成って……。最後ですけど、1手、勝っているのかなと思いました。

――三番勝負全体を通じて
伊藤 2局通してそんなに大きな悪手はなく指せたのかなと思っています。

――新人王を獲得したことについて
伊藤 やはりホッとしているというのが正直なところです。

――次の目標は
伊藤 一つ結果を残すことができたので、具体的なものはないんですが、いろんな棋戦で活躍できればと思います。

【古賀四段の談話】

――長考して▲2六飛(41手目)と浮いたところは
古賀 △4二飛と回られるまでは、こちらもまずまずの序盤かなと思っていたんですけど、どう対応すればいいのか分からなくて。本譜は妥協した対応になってしまったんですけど、もう少しうまい対応をしないといけなかったのかなと思います。

――三番勝負全体を振り返って
古賀 2局とも勝負どころで間違えてしまったのかなと思うので、そこは残念です。こちらがあまり見えていない手を多く指されて、かなり力の差を感じました。

――三番勝負で得らえたものは
古賀 なかなか皆さんに注目してもらうことは少ないので、決勝までこられて、たくさんの人に応援してもらって、貴重な経験ができたと思っています。

情報源:新人王戦中継ブログ: 終局直後


第52期新人王戦、10月11日(月)に行われた三番勝負第2局の伊藤匠四段VS古賀悠聖四段 戦は、伊藤四段が104手で古賀四段に勝ち、優勝を決めました。

伊藤四段は初の棋戦優勝となります。

情報源:伊藤匠四段VS古賀悠聖四段 第52期新人王戦三番勝負第2局 伊藤匠四段が勝利し新人王戦優勝|将棋ニュース|日本将棋連盟


勝利者インタビュー




https://twitter.com/katsumata/status/1380840420364726275


古賀悠聖四段-△伊藤匠四段(棋譜中継

104手 △3三同桂まで、伊藤匠四段が優勝




優勝おめでとうございます。
記念対局の相手は誰かな?
十代対局も見てみたいが・・・


  

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