藤井聡太は2016年10月1日付で四段昇段
2021年10月8日 16時30分
杉本昌隆八段の棋道愛楽
10月に入りました。街の学生たちも冬服に衣替えでしょうか。暦の上ではずっと前からですが、めくったカレンダーの先に秋を感じる日々です。
読書の秋、とも言われますが「若者の活字離れ」もかなり前から聞かれます。とはいえ、現在の若者は新聞や本を読まないのではなく、ネットのデジタル記事で情報を手に入れているのでしょう。SNSの普及も伴い「活字に親しめる時代」という気がします。
最近私は完全な初心者に向けた入門書を出版しました。タイトルは『天才少年棋士を育てた杉本師匠! 将棋の「しょ」の字も知らない私を、将棋ができるようにしてください!!』。
非常にインパクトのあるその書籍名。略して「将棋のしょの字」本です。元々書店巡りは好きでしたが、この秋はその頻度が増えそうです。
さて、10月は会社の内定式…
情報源:藤井「新四段」が生まれた日 棋士たちの嬉しい「内定期間」:朝日新聞デジタル
2021年10月2日 16時30分
読書の秋、とも言われますが「若者の活字離れ」もかなり前から聞かれます。とはいえ、現在の若者は新聞や本を読まないのではなく、ネットのデジタル記事で情報を手に入れているのでしょう。SNSの普及も伴い「活字に親しめる時代」という気がします。
最近私は完全な初心者に向けた入門書を出版しました。タイトルは『天才少年棋士を育てた杉本師匠! 将棋の「しょ」の字も知らない私を、将棋ができるようにしてください!!』。
非常にインパクトのあるその書籍名。略して「将棋のしょの字」本です。元々書店巡りは好きでしたが、この秋はその頻度が増えそうです。
さて、10月は会社の内定式が多い時期です。もっとも子どもの頃からその世界で修行をする将棋界に内定式はありません。しかし三段リーグの最終日でプロ入りを確定させた新四段は、昇段日(春は4月1日付、秋は10月1日付)まで数週間の空きがあります。この時期が新人の「嬉(うれ)しい内定期間」かも知れません。
「四段おめでとう、あ、正式には10月からだったね」
「いえいえ、ありがとうございます!」
例年、この時期に見られる先輩棋士と新四段の会話です。
新四段はこの記念すべき日をどんな思いで迎えるのか?個人差はあるでしょうが「プロ」を勝ち取った日の喜びが強すぎるため、規定の昇段日の感慨はさほどないのでは、と思います。
藤井聡太三冠の四段の昇段日は2016年10月1日。ちょうど5年前の今頃です。
今でも覚えています。その日は名古屋で行われる公開対局の前日。対局者の深浦康市九段に誘われ、私と藤井新四段、室谷由紀女流三段の4人で研究会をしました。後に奨励会の弟子も加わり、その日を賑(にぎ)やかに過ごしたのでした。
今年の10月、新しく棋士になる新四段は共に井上慶太九段門下、21歳の横山友紀四段と19歳の狩山幹生四段の2人です。
「藤井世代」というべき、現在二十代前後の棋士たちがいよいよ本格的にデビュー。将棋界もさらに活性化することでしょう。
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すぎもと・まさたか 1968年、名古屋市生まれ。90年に四段に昇段し、2019年2月に八段。第20回朝日オープン将棋選手権準優勝。藤井聡太三冠の師匠でもある。
情報源:(杉本昌隆八段の棋道愛楽)昇段日 新四段、おめでとう!!:朝日新聞デジタル
ほぉ・・・
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