記者会見
2021.08.30 21:29
将棋の藤井聡太王位・棋聖(19)が8月30日、竜王戦挑戦者決定三番勝負の第2局で永瀬拓矢王座(28)に77手で勝利、シリーズ2勝0敗の成績で豊島将之竜王(叡王、31)への挑戦権を獲得した。竜王挑戦は初だが、豊島竜王とは王位、叡王に続く今期3つ目のタイトル戦に。2016年12月のデビュー戦、史上最多の29連勝など、本人にも思い出深い竜王戦という棋戦でのタイトル挑戦に「最高峰の舞台にふさわしい将棋を指したいです」と抱負を語った。会見の内容は以下のとおり。
――本日の対局はどのような対局でしたか。
序盤からバランスを取るのが難しい将棋だったのかなと思います。その後激しくなったんですが、そこで結果的にこちらの玉の遠さが活きる形になった気がします。
――竜王戦の挑戦権獲得は初です。
竜王戦は決勝トーナメントにはこれまでも出ていたのですが、なかなか結果を残せていなかったので、今期挑戦という結果を出すことができたのは、とてもうれしく思いますし、七番勝負も盛り上げられるように、精一杯戦えればと思います。
――豊島竜王とはタイトル戦が続いています。どのような棋士ですか。
豊島竜王は、序盤の研究がとても深くて、その上で中終盤でも局面の急所を的確に常に捉えられている印象があります。
――七番勝負への抱負をお願いします。
竜王戦は王位戦と同じ持ち時間ですが、王位戦では序盤で遅れを取ってしまうような展開の将棋が多かったと思うので、そのあたりを修正して、熱戦にできればと思っています。
――竜王戦に対する印象は。
竜王戦というとデビュー戦からすごくいろいろな対局があって、いい経験をさせてもらっている印象があります。竜王戦で、印象に残る対局はとても多いので、将棋界で最高峰のタイトルでもありますし、自分にとっても思い入れのある棋戦です。竜王戦については就位式も、これまでランキング戦の優勝者として参加させていただいたんですけど、その中で竜王というものに対する気持ちは年々強くなったので、挑戦する機会を得られたのは、うれしいことだと思っています。
――王位戦の反省とはなんでしょう。
内容的には押されていた印象があるので、今回の竜王戦ではそこを修正していかないと厳しいのかなと思っています。
――結果が4勝1敗であっても満足はしないということですか。
防衛できてうれしいという気持ちもとてもあるんですが、結果と内容は別なので、反省すべきところはしっかりする必要があるのかなと思っています。
――デビュー戦、29連勝など、竜王戦はファンにとっても印象深いものが多いです。
デビュー戦の加藤一二三九段との対局も印象深いですし、話題にしていただいた手も、竜王戦だったので、そのあたりの対局は自分にとっても印象に残っています。
――19歳で最高峰の舞台に立つ思いをお願いします。
最高峰の舞台なので、それにふさわしいという将棋を指したいという気持ちはあります。相手が豊島竜王なので、またこうして番勝負で対戦できるのはうれしいことです。(年齢は)意識せずに、自分にとっていいものにできればという思いと、ファンの方に楽しんでいただけるように、という気持ちが強いです。
――改めて意気込みをお願いします。
今日の結果で竜王戦に挑戦することができました。自分としてもとてもうれしく思っています。開幕までにしばらく時間があるので、しっかり準備をしていって七番勝負を盛り上げていければと思います。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、竜王挑戦に「最高峰の舞台にふさわしい将棋を」/会見・一問一答(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、竜王挑戦に「最高峰の舞台にふさわしい将棋を」/会見・一問一答 【ABEMA TIMES】
2021年8月30日 22時25分
将棋の藤井聡太二冠(19)=王位・棋聖=が30日、第34期竜王戦(読売新聞社主催)の挑戦者決定三番勝負第2局で永瀬拓矢王座(28)を破り、対戦成績2勝0敗で豊島将之竜王(31)=叡王と合わせ二冠=への挑戦権を獲得した。藤井二冠は東京都渋谷区の将棋会館での対局後、記者会見に臨んだ。一問一答は以下の通り。
――本局を振り返って。
「序盤からバランスをとるのが難しい将棋だった。その後激しくなったが、結果的にこちらの玉の遠さが生きる形になった気がします」
――竜王戦の挑戦権獲得は初めて。感想を。
「決勝トーナメントにはこれまでにも出ていたが、なかなかそこで結果を残せていなかった。挑戦という結果を残せたのはうれしく思う。七番勝負も盛り上げられるように精いっぱい戦えればと思います」
――豊島竜王とのタイトル戦が続いている。改めて、どのような棋士と考えているか。
「豊島竜王は序盤の研究が深くて、中終盤でも局面の急所を的確に捉えられている」
――竜王戦七番勝負、どう戦いたいか。
「竜王戦は王位戦と同じ持ち時間の戦いになる。王位戦では序盤で後れをとる将棋が多かった。そのあたりを修正して熱戦にできれば」
――竜王戦に対する印象は。
「竜王戦というとデビュー戦からいろいろ対局があって、いい経験をさせてもらっているのかな、という印象がある。竜王戦で印象に残る対局がとても多い。将棋界の最高峰のタイトルでもありますし、自分にとっても思い入れのある棋戦です」
――竜王戦6組で優勝した時、羽生善治九段の就位式に出ていた。その竜王戦でタイトル戦に出る。何か感慨は。
「竜王戦の就位式、ランキング戦の優勝者としてこれまでにも参加させていただいた。竜王に対する気持ちは年々強くなっていった。今回挑戦する機会を得られたことはうれしいことかなと思う」
――「王位戦の反省を生かして」と話していたが、スコアは4勝1敗だった。スコアよりも内容?
「そうですね。内容的には押されていた印象がある。今回の竜王戦ではそこを修正していかないと厳しいのかな、と思っている」
――結果が4勝1敗だったら満足する棋士もいると思うが。
「もちろん防衛できてうれしい、という気持ちはとてもあるが、結果と内容は別なので。反省すべきところは反省する必要があると思っています」
――デビュー戦、29連勝、「7七同飛成」とか「4一銀」とか印象に残る対局がある。どの対局が浮かぶか。
「デビュー戦の加藤一二三・九段との対局、思い出深い。7七同飛成を話題にしていただいたのも竜王戦の対局だった。そのあたりの対局は印象に残っている」
――19歳で羽生竜王が誕生し、20歳で渡辺(明)竜王が誕生した。覇者の系譜にある。19歳で最高峰の舞台に立つ気持ちを。
「最高峰の舞台なので、それにふさわしい将棋を指したいという気持ちはある。相手が豊島竜王ということで、こうして番勝負で対戦できるのはうれしいこと。この機会を自分にとってしっかり生かしていければ」
――年齢のことは。
「そうですね。そのことは意識せずに。自分にとっていいものにできれば、という思いが。ファンの方に楽しんでもらえる内容にしたいという気持ちが強いです」
――(会見のライブ中継の)視聴者に一言。
「竜王戦に挑戦することができて、とてもうれしく思っています。開幕までしばらく時間があるので、しっかり準備をして七番勝負を盛り上げられれば」(村瀬信也)
情報源:竜王挑戦権獲得の藤井聡太二冠 「思い入れのある棋戦」:朝日新聞デジタル
2021年8月30日 22時42分
将棋の藤井聡太二冠(19)=王位、棋聖=が30日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第34期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局で永瀬拓矢王座(28)に先手の77手で勝ち、2連勝で豊島将之竜王(31)=叡王=への挑戦権を獲得した。棋界最高位への初挑戦。王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負に続く豊島竜王とのタイトル戦は極めて異例の「十九番勝負」となる。
感想戦終了後に行われた会見での質疑は以下の通り。
―挑戦権獲得の一局を振り返って。
「序盤からバランスを取るのが難しい将棋だったと思います。その後、激しくなったんですけど、結果的にこちらの玉の遠さが生きる形になったのかなという気がします」
―初の竜王挑戦になる。
「竜王戦は決勝トーナメントにはこれまでも出てきたのですが、なかなかそこで結果を残せなかったので、今回、挑戦という結果を残すことが出来たことをとてもうれしく思いますし、七番勝負も盛り上げられるように精一杯戦えればと思います」
―再びタイトル戦で戦う豊島竜王とはどんな棋士か。
「序盤の研究が深く、中終盤でも局面の急所を常に的確に捉えている印象があります」
―どんな戦いを。
「竜王戦は王位戦と同じ持ち時間(各8時間)の戦いになりますけど、王位戦では序盤で遅れを取ってしまうような展開の将棋が多かったので、そのあたりを修正して熱戦に出来ればと思っています」
―竜王戦の印象。
「竜王戦はデビュー戦からいろいろな対局があって、良い経験をさせてもらっている印象があります。印象に残る対局がとても多いので、将棋界の最高峰のタイトルでもありますし、自分にとっても思い入れのある棋戦です」
―感慨は。
「竜王戦は就位式にもランキング戦優勝者として参加させていただいて、竜王への気持ちは年々強くなっていたところもあるので、今回挑戦する機会を得られたのはうれしいことかなと思います」
―王位戦での反省とは。
「内容的には押されていた印象があるので、竜王戦ではそこを修正していかないと厳しいのかなと思っています」
―4勝1敗(王位戦七番勝負)では満足ではない。
「もちろん防衛できてうれしい気持ちもあるんですけど、結果と内容は別なので、反省すべきところはしっかりする必要があるのかなと思います」
―竜王戦での印象に残る対局とは。
「デビュー戦の加藤一二三九段との対局も印象深いですし、△7七同飛成、▲4一銀といった話題にしていただいた手も竜王戦の対局だったので、そのあたりの対局は自分にとって印象に残っています」
―19歳で最高峰の舞台に立つ。
「最高峰の舞台なので、ふさわしい将棋を指したいです。相手が豊島竜王ということで、番勝負で対戦できるのはうれしいことなので、この機会を自分もしっかり生かしていきたいです」
―年齢については。
「そのことは意識せず、自分にとって良いものにできればな、と。ファンの方にも楽しんでいただける内容にしていきたい気持ちが強いです」
―視聴者に。
「竜王戦で挑戦することができて、自分としてもとてもうれしく思っています。開幕までにまだしばらく時間があるので、その間にしっかり準備をして七番勝負を盛り上げていけたらと思います」
情報源:竜王初挑戦・藤井聡太二冠 会見一問一答全文「加藤一二三九段戦、△7七同飛成、▲4一銀などは印象に残ります」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:竜王初挑戦・藤井聡太二冠 会見一問一答全文「加藤一二三九段戦、△7七同飛成、▲4一銀などは印象に残ります」 : スポーツ報知
2021年8月30日22時9分
豊島将之竜王(叡王=31)への挑戦権を争う将棋「第34期竜王戦挑戦者決定3番勝負第2局」、藤井聡太王位(棋聖=19)対永瀬拓矢王座(28)戦が30日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。
午前10時から始まった対局は、午後8時18分、先手藤井が77手で勝ち、連勝。初の挑戦権を獲得した。豊島との7番勝負第1局は10月8、9日、東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で行われる。
終局後、藤井が共同会見に応じた。
-本局を振り返って
藤井 序盤から乱戦になって、判断が難しい将棋だったと思います。後手7四飛(34手目)と引かれて、攻めていく手順を考えましたが、成算がなかった。玉の早逃げが生きる展開になりました。
-初の挑戦権獲得です
藤井 決勝トーナメントでは結果を出せていませんでした。将棋界最高峰のタイトル戦に挑戦できるのは光栄ですし、うれしく思います。7番勝負を精いっぱい戦えればと思います。
-王位戦、叡王戦に続いての豊島竜王との対決です
藤井 豊島先生とタイトル戦で戦えるのはうれしいこと。機会を生かしたい。序盤の研究が深くて、中~終盤でも的確に来られる印象があります。王位戦では序盤で後れを取ってしまったり、内容的に押される展開が多かった。王位戦と同じ持ち時間8時間、2日制の竜王戦では、修正していかないと厳しいのかなと思います。
-竜王戦の印象は?
デビュー戦からいい経験をさせてもらっています。自分にとっても思い入れはあります。
-過去の竜王戦では、羽生善治九段(50)が19歳3カ月、渡辺明名人(37)が20歳8カ月で獲得していますが
藤井 年齢は意識せず、最高峰の舞台で、それにふさわしい、いいものにできればと思います。
情報源:藤井聡太王位 豊島竜王と再戦「修正していかないと厳しい」一問一答(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位 豊島竜王と再戦「修正していかないと厳しい」一問一答 – 社会 : 日刊スポーツ
藤井王位・棋聖の記者会見
感想戦終了後、藤井王位・棋聖が記者会見を行いました。
――本局を改めて振り返って。
藤井 序盤からバランスを取るのが難しかったように思います。そのあと激しくなったんですけど、そこで結果的にこちらの玉の遠さが生きる形になったのかなという気がします。
――竜王戦でのタイトル戦は今回が初めてです。
藤井 決勝トーナメントにはこれまでも出ていたんですけど、そこで結果を残せていなかったので、今期は挑戦という結果を出すことができたのはうれしく思いますし、七番勝負も盛り上げられるように精一杯、戦えればと思います。
――今年は豊島竜王とのタイトル戦が続いています。改めて、どのような棋士だと考えておられますか。
藤井 豊島竜王は序盤の研究が深くて、その上で中終盤も的確に急所を捉えられている印象があります。
――七番勝負の抱負は。
藤井 竜王戦は王位戦と同じ持ち時間(各8時間)になりますけど、王位戦では序盤で後れを取ってしまうような展開の将棋が多かったので、その辺りを修正して熱戦にできればと思います。
――竜王戦という棋戦の印象について
藤井 デビュー戦からすごくいい経験をさせていただいている印象があります。将棋界で最高峰のタイトルでもありますし、自分にとっても思い入れのある棋戦です。
――対局直後のコメントで「(豊島将之竜王との)王位戦の反省を生かして」とおっしゃっていました。結果は4勝1敗でしたが、スコアというより内容を重視しての反省ですか。
藤井 はい。内容的に押されていた印象があるので、竜王戦ではそこを修正していかないと厳しいのかなと思っています。
――目標高くといいますか、簡単には満足しないと思われているのでしょうか。
藤井 もちろん防衛できてうれしいという気持ちもあるんですけど、結果と内容は別なので、反省すべきところはしっかりする必要があるのかなと思ってます。
――竜王戦は本局で36局目でした。印象に残った対局は何が浮かびますか。
藤井 デビュー戦の加藤一二三九段は印象深いですし、△7七同飛成や▲4一銀といった話題にしていただいた手も竜王戦の対局だったので、その対局は自分にとっても印象に残っています。
――19歳にして最高峰の舞台に立つことに対しての思いをお聞かせください。
藤井 最高峰の舞台なので、それにふさわしい将棋を指したいという気持ちがあります。また、相手は豊島竜王ということで、またこうして番勝負で戦えるのはうれしいことなので、その機会を生かしていければと思っています。
――年齢については意識されていませんか。
藤井 そのことは意識せずに、自分にとっていいものにできればなという思いと、ファンの方にも楽しんでいただける内容にしていきたい気持ちが強いです。
――竜王戦七番勝負への意気込みをお願いします。
藤井 開幕までにしばらく時間があるので、その間にしっかり準備をして七番勝負を盛り上げていければと思っています。
藤井聡太王位・棋聖、竜王挑戦に「最高峰の舞台にふさわしい将棋を」/会見・一問一答 【ABEMA TIMES】https://t.co/blmcbUMIbG
— kewpiehoney (@kewpie_honey) August 30, 2021
村)スコアは4勝1敗でしたが、対局者だからこその危機感があるようです→「(王位戦は)内容的には押されていた印象がある。今回の竜王戦ではそこを修正していかないと厳しいのかな」
竜王挑戦権獲得の藤井聡太二冠 「思い入れのある棋戦」:朝日新聞デジタル https://t.co/dCw2RZKqW7— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) August 30, 2021
【第34期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局・藤井聡太二冠-永瀬拓矢王座】
竜王挑戦権を得た藤井二冠の記者会見が行われ、「竜王戦は自分にとって印象深い棋戦で、挑戦を嬉しく思います」と語りました。
読売オンラインで記事と写真をどうぞ↓ https://t.co/RYErsp2pbY#竜王戦 #藤井聡太 #永瀬拓矢 pic.twitter.com/OHMOUfmQtQ
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) August 30, 2021
竜王初挑戦・藤井聡太二冠 会見一問一答全文「加藤一二三九段戦、△7七同飛成、▲4一銀などは印象に残ります」 : スポーツ報知 https://t.co/bHqtz9pv06
— 北野新太 (@kitano_arata) August 30, 2021
挑戦者決定三番勝負
投了までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=TG3BopqOzKY&hd=1
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=sobLEcoo7iw
夕食休憩明けから~
2:23:42 記者会見
▲藤井聡太王位・棋聖-△永瀬拓矢王座(棋譜中継・棋譜DB)
77手 3二金打まで、▲藤井聡二冠 の勝ち
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藤井聡太二冠の次の対局は9月2日の棋王戦挑決トーナメント1回戦
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