77手 9七同香まで、▲藤井聡王位 の勝ち
2021.08.25 16:49
将棋の藤井聡太王位(棋聖、19)が8月24、25日に行われたお~いお茶杯王位戦七番勝負第5局で、豊島将之竜王(叡王、31)に77手で勝利、シリーズ成績を4勝1敗とし、王位では初、自身2度目のタイトル防衛に成功した。棋聖に続く防衛でタイトル通算は4期に。同じく豊島竜王と戦っている叡王戦五番勝負では、史上初の「10代三冠」がかかっているが、新記録達成に向けても弾みをつける快勝となった。
前局までに3勝1敗とリードし防衛に王手をかけていた藤井王位は、先手番から相掛かりを選択。1日目には自身最長となる121分の大長考を入れるなど、序盤からの主導権争いに惜しみなく持ち時間を費やした。戦況が大きく変化したのは、2日目の午前中。豊島竜王の一手に対して、チャンスを逃さず踏み込んだ▲9七桂で一気に優勢になると、なんとか挽回しようとする相手の攻めにも冷静に対応。優勢を保ったまま、終盤も緩めずしっかりと勝ち切った。
両者の「十二番勝負」は、この王位戦七番勝負から始まった。第1局では、藤井王位が先手番で同じ相掛かりを採用したものの、序盤から徐々にリードを広げられての完敗。対戦成績でも、当時は大きく負け越しており周囲からも“天敵”に跳ね返されたという評価だった。ただ、その後の対局では王位戦、さらには叡王戦でも勝利を重ね、2つのタイトル戦では6勝3敗に。通算成績でも7勝9敗と、ほぼ互角まで迫った。この2カ月の間に先輩棋士との差を急激に縮め、改めて現将棋界のトップ級であることを、タイトル戦という大舞台で知らしめたことになった。
対局後、藤井王位は「駒得なので指せるかなと思っていました。ただ、▲9七桂と跳ねた形が傷なので、よさそうだとは思ったんですが、見通しが立っているわけではなかったです。途中かなり長考した場面があったんですが、そのあたりかなり難しくて、わからなかったので、難しい将棋だったかなと思います」と、快勝の中でも苦しい場面があったと振り返った。
また王位初防衛を果たしたシリーズには「勝った将棋も結構苦しい場面が長い将棋が多かったので、内容的には押されていたのかなと思いますし、今回の番勝負で自分に足りない部分もいろいろ見つかったと思うので、今後に活かしたいです」と、さらなる向上を目指していた。
史上初の「10代三冠」がかかる叡王戦第5局は、9月13日に予定されている。また30日に行われる竜王戦挑戦者決定三番勝負の第2局に、永瀬拓矢王座(28)に勝利すれば、またも豊島竜王とタイトルを争う七番勝負への進出が決まる。今から4年前の8月24日。初対戦では歯が立たなかった豊島竜王に勝利し、堂々たるタイトル防衛を果たした藤井王位。三冠、さらには四冠に向けて、その成長と快進撃はさらに加速する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位、タイトル防衛に成功 豊島将之竜王に4勝1敗 決定局も快勝で史上初「10代三冠」に弾み(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位、タイトル防衛に成功 豊島将之竜王に4勝1敗 決定局も快勝で史上初「10代三冠」に弾み 【ABEMA TIMES】
2021.08.25 17:31
将棋のお~いお茶杯王位戦七番勝負第5局が8月24、25日に行われ、挑戦者の豊島将之竜王(叡王、31)が77手で藤井聡太王位(棋聖、19)に敗れた。これによりシリーズ1勝4敗で挑戦は失敗。決定局となった本局でも中盤で大きくリードを許し逆転できなかったことに「王位戦は競ったスコアにできなかったので、楽しみにしてくださった方に申し訳なく思っています」と反省を口にした。
1勝3敗とカド番で迎えた本局は、藤井王位が先手番から相掛かりを採用。1日目は互角のまま終了したと見られていたが、本人は「封じ手の時点で自信がなくなっていました」と、苦戦を感じていたとコメント。また、中盤に△7五銀と出たところが敗着だったといい「7五銀は相当悪い手だったです。ちょっともうダメにしてしまっていますね。(直後の)▲9七桂を跳ねられて、はっきりダメですね」と悔やんでいた。
シリーズを通しては序中盤ではリードしながら、終盤にひっくり返された対局もあったことで「中盤戦で難しい局面になって、なかなかいい手が指せなくて、実力をつけていかないといけないと思います」と、今後の課題を口にしていた。
なお豊島竜王と藤井王位は9月13日に叡王戦五番勝負の最終第5局で戦うことが決まっており、ここで豊島竜王は叡王として、防衛への一局に臨む。さらに竜王戦でも七番勝負で戦う可能性もあり、まだまだ両者の熱い戦いは終わらない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:豊島将之竜王、藤井聡太王位に1勝4敗で奪取ならず「競ったスコアにできなくて申し訳ない」/将棋・王位戦七番勝負(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:豊島将之竜王、藤井聡太王位に1勝4敗で奪取ならず「競ったスコアにできなくて申し訳ない」/将棋・王位戦七番勝負 【ABEMA TIMES】
2021/8/25 18:51
6月の王位戦七番勝負開幕まで、豊島将之二冠(31)=竜王・叡王=に1勝6敗と大きく水をあけられていた藤井聡太王位(19)=棋聖=が、25日の対局で難敵を下して防衛を果たした。両者は王位戦七番勝負と叡王戦五番勝負の「ダブルタイトル戦」を戦い、6月以降の2棋戦では藤井王位が6勝3敗、ほかの公式戦を含めると7勝9敗となった。若き天才は、目標にしてきた同じ愛知県出身の先輩棋士に、成長ぶりを見せつけた。
「戦い方の引き出しが増えている。豊島二冠も藤井王位の指し手を予測しにくくなっているのではないか」。藤井王位の師匠、杉本昌隆八段は、弟子の戦いぶりについてこう話す。
6月29日の王位戦開幕まで、後塵(こうじん)を拝してきた藤井王位。通算勝率が8割を超え、数々の将棋界の記録を塗り替えてきた藤井王位をここまで負かす棋士はいない。豊島二冠への苦手意識があるのでは、との見方もあった。藤井王位も「自分でもどう解釈するか難しい」と話していた。
七番勝負第1局は、豊島二冠の指し手がさえ渡った。藤井王位が少しずつ差を広げられ、反撃の糸口もつかめぬまま持ち時間を1時間41分残して投了した。
ターニングポイントになったのは、7月13、14日に行われた第2局という。杉本八段は「豊島二冠のペースだったが、粘って逆転。ここから流れが変わった」と指摘した。
第5局は1日目は形勢が互角だったが、2日目の午前中に藤井王位がチャンスを逃さず優位に立った。手堅く差を広げ、第1局とは違い、今度は自身が1時間52分を残して豊島二冠を投了に追い込んだ。終わってみればシリーズ4連勝。
杉本八段は「戦い方のバリエーションを増やした。成長しようとする意思が感じられる」とみる。例えば後手番の場合、相手の動きに追随することが多かったというが、「かなり積極的、攻撃的になった」と分析する。元「週刊将棋」編集長で大阪商業大学アミューズメント産業研究所主任研究員、古作(こさく)登さんも「間合いの見切り方が絶妙。夏の間にどんどん強くなっている」と目を見張った。(中島高幸)
情報源:藤井王位、同郷の難敵・豊島二冠に快勝(産経新聞) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井王位、同郷の難敵・豊島二冠に快勝 – 産経ニュース
終局直後インタビュー
■防衛を決めた藤井聡太王位へのインタビュー
── 本局は▲7六歩(27手目)で、ご自身の前例を離れました。
藤井 そうですね。代えて▲8七歩も読んだのですが、本譜は▲7六歩と突いてみようかなと。── ▲7四歩(41手目)は2時間超えの長考でした。
藤井 7筋、8筋の辺りが、こちらの厚みになるかキズになるかが際どく、考えても分からない変化が多かったです。── 1日目の形勢はどのように見ていましたか。
藤井 △4二玉(42手目)に▲5八金と上がったのですが、単に▲7七銀とかで、もっと強くいく必要があったかなと。本譜は△4四角と上がられると、次の△3三桂を防ぐのが難しくて少し損をしてしまったかなと思いました。本譜は結果的に▲8八歩と受ける形になったので、あまりうまくいっていないのかな、という印象でした。── ▲9七桂(51手目)と跳ねた局面は。
藤井 ▲9七桂に△6六銀と取り合う変化で、こちらの玉が寄らなければ、飛車を取れるのが大きいのかなと思っていました。── 途中で銀得になりました。
藤井 駒得なので指せるかなとは思ったのですが、▲9七桂と跳ねた形がキズなので見通しが立っているわけではなかったです。── 後手から端攻めをされたあと、飛車角交換になった辺りは。
藤井 ▲8二飛(65手目)と先手で打つ形になったので、その辺りはこちらの主張が多いのかなと思いました。── 全体的に振り返って。
藤井 途中、かなり長考した場面がありましたが、その辺りでどう指すか分からなくて難しい将棋だったと思います。── 4勝1敗で王位防衛となりました。シリーズを振り返って。
藤井 勝った将棋も苦しい場面が多かったので、内容的には押されていたと思います。今回の番勝負で自分の足りない部分も見つかったので、今後に生かしたいと思います。■敗れた豊島将之竜王へのインタビュー
── ▲7六歩(27手目)に対して△8六歩と垂らしました。
豊島 そうですね。そこまで考えていた形のひとつで、▲7六歩に△8六歩を打たない変化もあると思います。それはそれで先手が▲2四歩と合わせて動いてくる感じで難しいのかもしれませんが、通常の形に比べて変化が増えるので、本譜の△8六歩と打ってみたい局面でした。── △4四角(44手目)は1時間53分の長考でした。
豊島 ▲5八金(43手目)で先手玉が相当堅くなっていますし、▲2九飛の味がよいので、△4四角がよくなかったかもしれません。封じ手の局面では自信がなく、△4四角がよくなかったのか、その前がよくなかったのか分かりませんが、ちょっと悪いかな思っていました。── △8四飛(52手目)はかなりの辛抱でした。
豊島 ▲9七桂と跳ねられて、はっきり駄目にしてしまいました。△7五銀(50手目)に代えて△2二銀でも自信は持てないですが、そうやっていれば形にはなっていたかもしれません。── シリーズを振り返って。
豊島 中盤戦で難しい局面になって、いい手が指せなかったので、これから実力をつけていかないといけないと思います。── 叡王戦第5局も残っていて、藤井王位との戦いが続きます。
豊島 そうですね。そちらは切り替えて頑張れたらと思いますが、王位戦に関しては競ったスコアにできなかったので、楽しみにしてくださっていた方に申し訳なく思っています。
情報源:お~いお茶杯王位戦中継Blog : 終局直後インタビュー
藤井聡太王位に豊島将之竜王が挑戦する、お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第5局が、8月24・25日(火・水)に徳島県徳島市「渭水苑」にて行われ、藤井王位が77手で豊島竜王に勝って4勝1敗とし、王位防衛を決めました。
藤井王位の王位獲得は通算2期目となります。
情報源:藤井聡太王位VS豊島将之竜王 お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第5局 藤井聡太王位が防衛|将棋ニュース|日本将棋連盟
藤井聡太王位、タイトル防衛に成功 豊島将之竜王に4勝1敗 決定局も快勝で史上初「10代三冠」に弾み #将棋 #藤井聡太 #王位戦 #豊島将之https://t.co/ppHwcRlXhG
— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) August 25, 2021
【ニュース速報】
将棋・藤井聡太二冠 王位戦で豊島将之二冠に勝利しタイトル防衛#アベマニュース— ABEMAニュース (@News_ABEMA) August 25, 2021
豊島将之竜王、藤井聡太王位に1勝4敗で奪取ならず「競ったスコアにできなくて申し訳ない」/将棋・王位戦七番勝負|ABEMA TIMES https://t.co/J9bwYO1Edh
— 銀杏(ぎんなん)@将棋ライター (@ginnan81) August 25, 2021
藤井王位、同郷の難敵・豊島二冠に快勝 https://t.co/dp4XkEvUq3
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) August 25, 2021
村)豊島将之竜王、まだ自分の玉に王手も詰めろもかかっていない局面で投了しました。ABEMA解説の屋敷伸之九段は「信用を積み重ねているのが大きい。この相手(藤井聡太二冠)に指し続けるのは難しい、と思ったんでしょうね」。対局者だからこそ感じるプレッシャーがあったのかもしれません。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) August 25, 2021
#藤井聡太 王位が勝利
【お~いお茶杯第62期 #王位戦 第5局】
○藤井聡太王位 VS ●豊島将之竜王
お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第5局が、8月24・25日(火・水)に徳島県徳島市「渭水苑」にて行われ、藤井王位が77手で豊島竜王に勝ち、4勝1敗にて王位防衛を決めました。https://t.co/wVHuLWOkGT
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) August 25, 2021
シリーズ成績
投了まで
https://www.youtube.com/watch?v=2sE9gsIpJq4
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=gUsapGezE4g&hd=1
~投了~インタビュー~大盤解説会場まで
1:13:15 投了
1:15:30 藤井聡太王位インタビュー
1:22:25 豊島将之竜王インタビュー
1:27:55 投了図以下の解説
1:30:45 シリーズ成績
1:37:59 大盤解説会場
記者会見
▲藤井聡太王位-△豊島将之竜王(棋譜中継・棋譜DB)
77手 9七同香まで、
▲藤井聡王位 の勝ち
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- 第62期王位戦<予選>
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- 2021年8月24日 七番勝負第5局 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王|第62期王位戦
これで少し余裕ができる。
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