王位初防衛を果たした翌朝、記者会見した藤井聡太二冠=2021年8月26日午前、徳島市、田中圭祐撮影

一夜明け記者会見|第62期王位戦七番勝負第5局

一夜明け記者会見


2021年8月26日 11時25分

将棋の第62期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)をシリーズ成績4勝1敗で制し、王位というタイトルの初防衛を果たした藤井聡太王位(19)=棋聖と合わせ二冠=が、対局から一夜明けた26日午前、徳島市のホテルで記者会見した。

スーツ姿の藤井王位はすっきりした表情で「昨日は普段どおり午後11時に寝て、今朝は午前7時半ごろ起きました。しっかり寝ることが出来ました」。

一夜明けた心境を聞かれると、「防衛という結果を出すことが出来てホッとした気持ちもありますが、今後も重要対局が続くので、今回の番勝負の経験を次につなげることを考えないといけない」「序盤のさまざまな形に対する認識力を高めていく必要がある」などと話し、勝って、なお、前を見据える言葉を重ねた。

30日には永瀬拓矢王座(28)との第34期竜王戦(読売新聞社主催)挑戦者決定三番勝負第2局があり、勝てば、豊島将之竜王(31)への挑戦権を獲得する。9月13日には第6期叡王戦五番勝負(不二家主催)の第5局があり、勝てば叡王のタイトルを奪取し、自身初の三冠を達成し、三冠の最年少記録も塗り替える。

王位戦は将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。七番勝負は持ち時間各8時間の2日制で、例年7~9月に行われる。(佐藤圭司)

情報源:「この経験を、次に」王位を初防衛、藤井聡太二冠の決意(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:「この経験を、次に」王位を初防衛、藤井聡太二冠の決意:朝日新聞デジタル


2021/8/26 11:00

将棋の「お~いお茶杯第62期王位戦」(徳島新聞社など主催、伊藤園特別協賛)が決着して一夜明けた26日朝、初防衛に成功した藤井聡太王位(19)=棋聖=が、徳島市のホテルで記者会見した。

前夜は家族らに電話で王位防衛を報告。師匠の杉本昌隆八段から「防衛おめでとう」と祝福を受けた後、普段通り午後11時ごろに寝て、今朝は7時半ごろ起きた。「しっかり眠ることができた」とさわやかな声で話す。

一夜明けて「防衛という結果を出せてほっとした気持ちもあるが、重要な対局が続くので、ほっとするより今回の番勝負の経験を次につなげることを考えたい」と語る。

豊島将之竜王(31)=叡王=との勝負を振り返って「序盤の指し方が課題としてある。今回の番勝負の経験を踏まえて、改善していくよう取り組む」と課題も挙げた。

挑戦中の叡王戦は9月13日の第5局に史上最年少の三冠達成がかかる。竜王戦も豊島竜王への挑戦権獲得にあと1勝と迫っている。「対局の合間にしっかり休むよう心がけている」と気を引き締める。

この夏の一連の戦いを通じて「成長できたのかな」と手応えを感じた様子だった。

情報源:【動画】藤井王位初防衛から一夜「成長できた夏だった」|文化・芸能|徳島ニュース|徳島新聞電子版


2021年8月26日 10:17

藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=が26日、徳島市で、前日4勝1敗で初防衛に成功した第62期王位戦7番勝負の一夜明け会見に臨んだ。

「序盤で甘い手を指すと一気に持って行かれてしまう。戦型選択を含め、形への認識力を高めることが大事」。24、25日に同市の料亭「渭水苑」で指された第5局は77手で豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=を退けた。今年度12局目のタイトル戦を最短手数で終局する快勝だったが、2カ月にわたった戦いで得た収穫を振り返った。

痛感したのが序盤の精度向上の必要性という。「序盤のさまざまな形の違いを把握できていないところがあった。しっかり対応できる力を付けたい」。勝ったとはいえ、ソフト研究にも長けた豊島は格好のお手本だ。

差し手以外でも学ぶべき点があった。第5局2日目の封じ手開封直後、豊島が指した「相当悪い手」(豊島)への対応だ。

銀を進出させたが藤井の応手に誤りと悟ると、なりふり構わずタダ捨てした。その切り替えの早さ。「そういう流れを断ち切って、最善を追求する姿勢が豊島竜王の強さの秘密と感じた。自分も見習わないと」。

30日に挑戦へマジック1とする竜王戦挑戦者決定3番勝負、9月13日には豊島と現在2勝2敗の叡王戦5番勝負第5局。今後の重要対局も見据えてそう語った。

情報源:藤井王位 初防衛を語る「序盤で甘い手を指すと一気に持って行かれる。形への認識力高める」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井王位 初防衛を語る「序盤で甘い手を指すと一気に持って行かれる。形への認識力高める」― スポニチ Sponichi Annex 芸能


一夜明けて

対局から一夜明けて、再び記者会見が行われました。

■藤井王位の会見■

――ほかのタイトル戦など重要対局が続く忙しい夏でした。2021年の夏はどのようなものでしたか。
対局が多かったですが、去年の経験を生かして状態を維持して指すことができたと思っています。防衛戦は初めての経験で、成長できたと感じています。これからも叡王戦や竜王戦がありますので、引き続き気を引き締めてやっていきたいと思っています。

――課題点として挙げられている序盤を、どのように修正していくのかを教えて下さい。
今回のシリーズでは序盤の細かな形の違いをうまく把握できていない部分があったと思うので、すぐに改善するというのは難しいですが、序盤の様々な形の認識力を高めていく必要があると感じています。戦型選択も含めて、どのような展開になってもしっかり対応する力をつける必要があると感じました。

――初防衛から一夜明けての感想は。
防衛という結果を出すことができてホッとした気持ちがありますが、今後も重要な対局が続きますので、番勝負の経験を次につなげていくということを考えなくてはいけないと思っています。

――家族や師匠に防衛の連絡はされましたか。
家族と師匠には電話で話をしました。「おめでとう」といっていただけましたが、結果については普段から話をしませんので、今回の結果とは関係のない話が多かったです。師匠ははじめに「防衛おめでとう」といってくださったように思います。

――豊島竜王に対しての印象の変化は。
タイトル戦の番勝負で初めて対戦することで、作戦面の精度の高さを感じました。うまく勝ちに結びつけられる対局も多かったので、その辺りも含めて叡王戦第5局も戦いたいと思っています。

――徳島のファンに向けて。
初めての徳島対局で、対局場の渭水苑様はとても素晴らしいところで、気持ちよく対局ができました。また来年を楽しみにしていますし、徳島の将棋ファンの方に熱戦を見ていただけるよう、頑張りたいです。

――タイトなスケジュールが続いています。体調管理については。
対局が続いていますが、去年のほうが今年よりも過密だったように思うので、いい状態でこれまでできているのかなと思います。対局の合間にしっかり休むように心がけています。

――今後の抱負について。
まずは叡王戦と竜王戦で、充実した内容にできるようにと思います。序盤の指し方が課題として残っていると思いましたので、今回の番勝負の経験を踏まえて改善できるよう取り組んでいけたらと思います。

――豊島竜王の△8四飛について思ったこと。
△8四飛に代えて△6六銀を本線で読んでいました。△8四飛は意外でしたが、流れを断ち切っても最善を追求するという姿勢が、豊島竜王の強さのひとつだなと思いますし、自分も見習わなければいけない部分だと思います。

――第1局の敗戦は、このシリーズでどのように生かされたのか。
第1局は豊島竜王にうまく指されて完敗でした。序盤で甘い手を指すと、一気に持っていかれてしまうと感じたのでそういったことがないように、序盤から慎重に指そうと思っていました。

――▲7四歩の局面で2時間を超える長考を見せました。この長考に込められた思いは。
難しい局面で指し手によっては激しくなる可能性があると思っていました。▲7四歩というのはいちばん自然な手ではありますが、激しい変化になったときにバランスが取れているのか際どいと感じたので、時間をかけてでも考えなければならないと思っていました。

――タイトルホルダーとして将棋を指す思いについて。
今シリーズ、大変な状況で素晴らしい環境を整えてくださった関係者の方に非常に感謝しています。対局者として盤上で全力を尽くすことしかないと思っていたので、しっかり集中して熱戦にできればいいなと思って指していました。

情報源:お~いお茶杯王位戦中継Blog : 一夜明けて


https://twitter.com/tokushimapress/status/1430708320826904578


シリーズ成績


投了まで

https://www.youtube.com/watch?v=2sE9gsIpJq4


初手からの解説

https://www.youtube.com/watch?v=gUsapGezE4g&hd=1


~投了~インタビュー~大盤解説会場まで

1:13:15 投了
1:15:30 藤井聡太王位インタビュー
1:22:25 豊島将之竜王インタビュー
1:27:55 投了図以下の解説
1:30:45 シリーズ成績
1:37:59 大盤解説会場


記者会見


藤井聡太王位-△豊島将之竜王(棋譜中継棋譜DB

77手 9七同香まで、

▲藤井聡王位 の勝ち



 

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