102手 2六龍まで、△藤井聡王位 の勝ち
2021.07.14 18:59
将棋の藤井聡太王位(棋聖、18)が7月13、14日に行われたお~いお茶杯王位戦七番勝負第2局で豊島将之竜王(叡王、31)に102手で勝利した。対戦成績で大きく負け越し“天敵”ともなっていた豊島竜王に、序盤・中盤・終盤と押し込まれ続けたが、残り時間がわずかとなった最終盤で逆転。シリーズ初勝利を挙げ、防衛に向けて1勝1敗のタイに戻した。
大きな1勝だ。第1局では、両者持ち時間を1時間以上残すほどの完敗を喫していた藤井王位は、巻き返しを狙った第2局で、角換わり(早繰り銀)の最新形で渡り合ったが、1日目を終えたあたりから、徐々にリードを奪われた。2日目に入っても挽回のきっかけが見つからない苦しい時間が続いたが、一瞬の隙で逆転できるよう難解な局面を生み出し、チャンスを伺い続けた。するとこの粘りが通じたのか、最終盤での攻防でついに光が差し込み逆転。最後まで息を抜けない戦いが続いたが、再逆転を許すことなく勝ち切った。
両者の戦いはまだまだ続く。王位戦七番勝負のほか、25日からは挑戦者として叡王戦五番勝負が始まり、合計“十二番勝負”になっている。また準決勝まで勝ち進んでいる竜王戦挑戦者決定トーナメントでも挑戦権を得られれば、さらに七番勝負が加わり“十九番勝負”にもなる。王位の防衛、さらに三冠、四冠と伸ばすために、豊島竜王は絶対に越えなくてはいけない壁。通算成績ではようやく2勝目(7敗)だ。来週21、22日に行われる第3局では、今度こそ序盤からリードを奪う将棋を指せるか。試練の夏は、まだこれからが本番だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位“最大の壁”豊島将之竜王に逆転勝ち!シリーズ初勝利でタイに/将棋・王位戦七番勝負(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位“最大の壁”豊島将之竜王に逆転勝ち!シリーズ初勝利でタイに/将棋・王位戦七番勝負 【ABEMA TIMES】
終局直後
■藤井聡太王位
――相早繰り銀の序盤はどのような手応えだったでしょうか。
藤井 早繰り銀はあまり想定していなくて、少し任せるような感じでした。序盤でもしかしたら少し手の組み合わせがまずかったかもしれません。
――7筋を交換する形で4二玉型は珍しいと思ったのですが。
藤井 ▲5八金(33手目)にはすぐ△7五歩と合わせる手もあるかと思った。本譜は結果的に△4二玉(34手目)がマイナスの手になってしまったので、違う手を指すべきだったかもしれないです。
――封じ手になった▲6五歩(41手目)のあたりはどうだったでしょうか。
藤井 打った角が働く展開が難しくなってしまったので、失敗したかなと思っていました。
――封じ手は△6五同角(42手目)でした。控室では△7六歩も検討していましたが。
藤井 ▲5五角と打たれるラインを消して息長く指せればと思っていたんですけど、本譜シンプルに銀交換されて、まとめ方が難しくなってしまった気がしました。6五の角が中途半端な位置のまま戦いになってしまって、苦しいと思っていました。
――豊島竜王が▲6六銀(63手目)~▲5五銀(65手目)と強く攻めてきて、攻め合う形になりました。
藤井 △8八金(70手目)~△8七飛成(72手目)と成り込んで攻め合いの形にはなったんですが、駒が少ないので形勢は依然苦しいと思っていました。本譜△4四銀(82手目)と受けてそのあと△5一玉(86手目)と引いた形が、詰めろが続かなければそれで難しいところも出てきたのかな、とは思いました。
――逆転の手応えはどのあたりであったでしょうか。
藤井 △7七桂(90手目)と打ってこちらの玉が詰まない形なので、難しくなったなとは思いました。
――第3局に向けての意気込みをお願いします。
藤井 タイに戻すことができたので、気持ちを新たにして精いっぱい戦いたいと思います。■豊島将之竜王
――早繰り銀でいきました。相早繰り銀は想定されていましたか。
豊島 早繰り銀は予定でした。相早繰り銀はそれもあるかなと。
――封じ手の局面、1日目の手応えはどうだったでしょうか。
豊島 ちょっとよくわからなかった。▲6五歩(41手目)に対していろいろあるので。そんなに悪くはないかなと思ったんですけど……。
――▲6六銀(63手目)~▲5五銀(65手目)と力強い攻めに出られましたが、このあたり、形勢判断はどのように思っていましたか。
豊島 いろいろ選択肢があるので、何かひとつよくなる順があればと思ったんですけど、結局、明快な手がわからなくて。▲6六銀(63手目)に代えて▲7六同銀と取る手とか、あとは△8六歩(64手目)のとき▲同歩とか、▲5四銀(67手目)と角取らないで▲7九金と引くとか、いろいろ考えたんですけど、よくわからない、明快ではない気がしたので。わからなかったです。途中はけっこう模様がよかったと思うんですけど、具体的に手がわからなかった感じです。
――△3三同銀(76手目)のあたりはどうでしょうか。
豊島 ▲5九玉(77手目)に代えて▲7五角とかでいきたかったんですけど、打ったあとの詰む詰まないで誤算があったので。攻めていっていけるつもりだったのが、先のほうのことが正確に読めていなかったので。
――▲6九銀(81手目)と受けたところは見ていて大変なのかなと思いました。
豊島 予定変更になっているので、ちょっとまずそうな気がしていました。互角くらいで勝負する手もわからなかったので。難しいか悪いかどちらかですかね。
――これで1勝1敗になりました。第3局に向けての意気込みをお願いします。
豊島 気持ちを切り替えて、コンディションを整えてまた頑張りたいと思います。
藤井聡太王位に豊島将之竜王が挑戦する、お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第2局が、7月13・14日(火・水)に、北海道旭川市「花月会館」で行われ、藤井王位が102手で豊島竜王に勝ち、1勝1敗としました。
第3局は、7月21・22日(水・木)に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」にて行われます。
情報源:藤井聡太王位VS豊島将之竜王 お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第2局 藤井聡太王位の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
投了までの10分
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初手からの解説
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藤井聡太王位“最大の壁”豊島将之竜王に逆転勝ち!シリーズ初勝利でタイに/将棋・王位戦七番勝負 #将棋 #藤井聡太 #王位戦 #豊島将之https://t.co/xm9MET0SQR
— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) July 14, 2021
村)13、14日に北海道旭川市で指されていた王位戦第2局は、藤井聡太王位が挑戦者の豊島将之竜王に勝ち、対戦成績を1勝1敗としました。終盤の際どい競り合いを制しました。第3局は21、22日に神戸市で指されます(写真は14日朝撮影。日本将棋連盟提供)。 pic.twitter.com/IFWpPdkGyB
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 14, 2021
村)豊島竜王、角換わり早繰り銀は練りに練った末に選んだ作戦だったと思われます。終盤、誤算があったようです→「良くできる手はあるかもしれないと思ったが明解な順がわからなかった」「気持ちを切り替えてコンディションをととのえて、また頑張りたい」(写真は14日朝撮影、日本将棋連盟提供)。 pic.twitter.com/EQRTH0krQ2
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 14, 2021
北海道旭川市で13日から行われていた第62期王位戦七番勝負第2局は14日、初防衛を目指す藤井聡太王位が102手で豊島将之竜王に勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。第3局は21、22日に神戸市で行われます。(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/GvZlu0WGIz
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) July 14, 2021
藤井王位が勝ち、1勝1敗のタイに 王位戦第2局 https://t.co/qiNLhdORii
藤井棋聖は「タイに戻すことができた。第3局も気持ちを新たに戦っていきたい」、豊島二冠は「詰む詰まないのところで誤算があった。(第3局は)気持ちを切り替え、コンディションを整えて頑張りたい」と、それぞれ語った。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 14, 2021
#藤井聡太 王位が豊島将之竜王に競り勝ってタイに 王位戦第2局 https://t.co/vcjiQSwJa2 #芸能ニュース #ニュース
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#藤井聡太 王位に敗れた #豊島将之 竜王「詰む、詰まぬのところで誤算」終盤逆転許す #将棋 #王位戦https://t.co/rOo9NO0yD4
— 日刊スポーツ (@nikkansports) July 14, 2021
#第62期王位戦 第2局は後手の藤井聡太王位の勝ちとなりました。
中盤以降、ずっと豊島将之竜王が優勢とみられていましたが、最後の最後で藤井王位が差し切りました。
これで対戦成績は1勝1敗となりました。— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) July 14, 2021
終始、優勢とみられていた豊島竜王は「途中は模様が良かったと思うが、具体的な手が難しかった」。
5五銀から攻め合いに持ち込みましたが「最後の詰む詰まないのところで誤算があった。正確に読めていなかった」と振り返りました。
第3局は22、23日、神戸市で指されます。
(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/040DGjBXT5— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) July 14, 2021
将棋王位戦第2局 藤井勝利、激しい攻め合い制す#将棋 #藤井王位 #豊島竜王https://t.co/W0pEsMI6Vg
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) July 14, 2021
#藤井聡太 王位が勝利
【お~いお茶杯第62期 #王位戦 第2局】
○藤井聡太王位 VS ●豊島将之竜王
お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第2局が、7月13・14日(火・水)に、北海道旭川市「花月会館」で行われ、藤井王位が102手で豊島竜王に勝ち、1勝1敗としました。https://t.co/HoZspF9Hyv
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) July 14, 2021
王位戦第2局は藤井聡太王位の勝利!
豊島竜王が指しやすい局面が長かったようですが、藤井王位の辛抱が実りました。執念を見ましたね。
素晴らしい将棋。両先生、お疲れさまでした。ありがとうございました。
お互い後手番で勝って1-1に。改めての五番勝負になりました。
第3局が楽しみです😆
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) July 14, 2021
お~いお茶杯王位戦中継Blog : 藤井王位勝利https://t.co/ryfc1oiUYx
>第3局は、来週21日(水)、22日(木)に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で指されます。
— kewpiehoney (@kewpie_honey) July 14, 2021
藤井王位が勝利、王位戦は1勝1敗のタイに。この2局が藤井二冠と豊島竜王の「十二番勝負、激闘の序章」になるのでしょうか。
— 高津祐典 (@yusuketakatsu) July 14, 2021
王位戦、豊川孝弘七段の解説が面白かったのはさすがなのですが、豊川七段、きのう順位戦だったんですよね。帰り道でばったりお目にかかったのですが、きょうも朝から疲れを感じさせない抜群の解説。楽しかったです。
— 高津祐典 (@yusuketakatsu) July 14, 2021
2020年度の公式戦後手勝率→4割5分ちょい
藤井聡太王位棋聖の「タイトル戦」の後手勝率→7戦全勝
なんでや?— 勝又清和 (@katsumata) July 14, 2021
▲豊島将之竜王-△藤井聡太王位(棋譜中継・棋譜DB)
81手 6九銀打まで(36%→60%)
102手 2六龍まで、△藤井聡王位 の勝ち
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- 2021年7月13日 七番勝負第2局 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王|第62期王位戦
終盤での逆転勝利。
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