94手 5七竜まで、△藤井聡二冠 の勝ち
2021.07.10 22:28
将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が7月10日、竜王戦決勝トーナメント準々決勝で山崎隆之八段(40)に94手で勝利、初の挑戦者決定三番勝負まであと1勝と迫った。
2組ランキング戦で優勝、史上初のランキング戦5期連続優勝という記録を引っさげて本戦に進んだ藤井棋聖は、過去0勝1敗だった山崎八段と相掛かりの出だしからじっくりとした戦いに。対局開始から11時間経過した午後9時の段階でも、両者の形勢は全く互角で、両者の持ち時間も30分を切るという、非常に息詰まる対局となった。形勢が動き始めたのは、いよいよ残り時間もわずかになってから。チャンスを逃さない藤井王位・棋聖がわずかなリードを一気に拡大すると、粘る山崎八段に逆転を許さず勝ち切った。
対局後、藤井王位・棋聖は「序盤から構想が難しい将棋になりました。先手玉の広さを活かされる展開になってしまって、終盤は自信のない展開が長かった気がします」と内容を振り返ると、挑戦者決定三番勝負にあと1つに迫ったことには「竜王戦ベスト4まで進んだのは初めてだと思うので、次は非常に大きな一局になりますがいい状態で臨めるようにしたいです」と、先を見据えていた。
3日には棋聖のタイトルを防衛し、最年少での防衛と九段昇段を果たした藤井王位・棋聖だが、今度もタイトルの防衛、挑戦の予定が組まれている。13、14日に行われる王位戦七番勝負の第2局では豊島将之竜王(叡王、31)と対戦。自身2つ目となる防衛戦の真っ最中だ。さらに25日には、叡王戦五番勝負が開幕。今度は挑戦者として豊島叡王と戦う。この竜王戦でも挑戦権を得れば、豊島竜王とは王位戦・叡王戦・竜王戦と1シーズンで3つのタイトル戦で争う合計“十九番勝負”だ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、山崎隆之八段との熱戦に勝利で四冠挑戦へ前進 挑戦者決定三番勝負にあと1つ/将棋・竜王戦決勝トーナメント(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、山崎隆之八段との熱戦に勝利で四冠挑戦へ前進 挑戦者決定三番勝負にあと1つ/将棋・竜王戦決勝トーナメント 【ABEMA TIMES】
2021年7月10日 23時48分
将棋の藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=が10日、大阪市福島区の関西将棋会館で第34期竜王戦(読売新聞社主催)の決勝トーナメント(決勝T)の初戦に臨み、A級棋士の山崎(やまさき)隆之八段(40)に94手で勝利。挑戦者決定戦(三番勝負)進出まで、あと1勝と迫った。豊島将之(まさゆき)竜王(31)=叡王と合わせ二冠=への挑戦権獲得までは、あと3勝となった。
藤井二冠は、竜王戦では次に、久保利明九段(45)―八代弥(やしろわたる)七段(27)戦の勝者と対戦する。
対局は午前10時に始まり、両者得意の相居飛車の熱戦となり、午後10時20分に終局した。
終局後、勝った藤井二冠は「序盤から構想が難しい将棋になって、(自玉の)堅さを生かして攻めていければと思ったんですが、先手の玉の広さを生かされる展開になってしまって。終盤は自信が無い局面が長かった気がします」と振り返り、今期竜王戦での抱負を「竜王戦(の決勝トーナメント)でベスト4まで進んだのは初めてだと思うので……。次、非常に大きな一局になりますが、良い状態で臨めるようにしたいと思います」と話した。
敗れた山崎八段は本局について「最初は、苦しいと思っていた。難しいけど、ちょっと苦しいと思っていたが、(終盤は)ちゃんとやれば(自分に)勝ちがあるかなと思ったんですけど。(着手をする)決断が遅く、ちょっと考えすぎてしまった(場面があった)。(その結果)間違えてしまったかな、逆転されたかな、という感じです。勝負形にはなったかなと思ったんですが、チャンスを生かしきれませんでした」と振り返った。
両者の対戦は2局目で、過去の1局は山崎八段が勝っていた。2018年9月の第60期王位戦(新聞三社連合主催)の予選で山崎八段勝ちだった。本局の結果、対戦成績は両者とも1勝1敗となった。(佐藤圭司)
情報源:将棋の藤井聡太二冠 竜王戦決勝トーナメント初戦を突破:朝日新聞デジタル
終局後のインタビューと感想戦
終局直後にインタビューが行われました。
藤井聡太王位・棋聖
――本局、終盤まで難しい競り合いが続いたと思うんですけど、一局を振り返っていただいていかがですか
藤井 こちらが△4一玉(48手目)から瞬間の堅さを生かして攻めていければと思ったんですけど、ただ、そのあと先手玉の広さを生かされる展開になってしまって、中盤は自信のない展開が長く続いたように思います。
――どのあたりから形勢が自分の側にきたと感じられましたか
藤井 ちょっと分からなかったですけど、△5二歩(70手目)と受けた局面でそれ以上攻めがなければ、難しいのかなと思いました。
――この勝利でベスト4に勝ち進みました。この後の抱負をお願いします。
藤井 竜王戦でベスト4に進んだのは初めてで、次は非常に大きな一局になりますけれども、いい状態で臨めるようにしたいと思います。
山崎隆之八段
――中盤のあたり、形勢はどう見られていましたか
山崎 難しいけどちょっと苦しいように思っていて、どこで勝負を懸けようか、非常に難しいなと思っていました。
――67手目の▲5三歩成のあたりはいかがですか
山崎 終盤はちゃんとやれば勝ちがあるかなと思ったんですけど、私の力では分からなかったですね。時間も切迫していましたので。
――全体の流れとしてはどこで悪くしたと思われましたか
山崎 ▲2六角(65手目)が利くかどうかで時間を使いすぎてしまって、次の△7二金を軽視していて、それなら▲2六角は早く打っておくべきだったなと。そのあと間違えて逆転になったと思います。少し苦しいと思えば精神的に開き直れ、少し盛り返してチャンスはきたように思うんですけど、▲5三同角成(79手目)あたりがよくなかったのかもしれないです。あそこはもう負けなのかもしれないですけど、その前にもうちょっとよくなる順があったかと。▲5四歩(73手目)から▲5三歩成が思ったより厳しくなく、▲2二歩(77手目)をもっと早めに打っておくべきだったかもしれず、チャンスを生かしきれなかったですね。
情報源:竜王戦中継plus : 終局直後
第34期竜王戦で、決勝トーナメント準々決勝の藤井聡太王位・棋聖VS山崎隆之八段の対局が7月10日(土)に行われ、藤井王位・棋聖が94手で山崎八段に勝ち、準決勝進出を決めました。
情報源:藤井聡太王位・棋聖VS山崎隆之八段 第34期竜王戦決勝トーナメント 藤井聡太王位・棋聖の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
決勝トーナメント
終局までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=Wp9muJ4LLaY
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=KbxTk959wY8&t=157s
藤井聡太王位・棋聖、山崎隆之八段との熱戦に勝利で四冠挑戦へ前進 挑戦者決定三番勝負にあと1つ/将棋・竜王戦決勝トーナメント 【ABEMA TIMES】https://t.co/p9xC7qGsMc
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【第34期竜王戦本戦準々決勝・藤井聡太二冠-山崎隆之八段】
熱戦となった将棋は藤井二冠が山崎八段に勝ちました。藤井二冠は次戦の準決勝で久保利明九段-八代弥七段戦の勝者と対局します。
読売オンラインで本戦の対局を速報しています↓https://t.co/TXmYu2KQVw#竜王戦 #藤井聡太 #山崎隆之 pic.twitter.com/vWVFbUCbOe
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) July 10, 2021
【第34期竜王戦本戦準々決勝・藤井聡太二冠-山崎隆之八段】
竜王戦本戦で初の準決勝進出となった藤井二冠は「次は大きな対局になるので、良い状態で臨めるようにしたいです」と話し、山崎八段は「終盤がわからなかった」と語りました。
対局の写真ツイートをまとめました↓https://t.co/wL1h6tyg7c pic.twitter.com/DVDpqyzWVS
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[第34期 #竜王戦 本戦準々決勝・ #藤井聡太 二冠- #山崎隆之 八段] 藤井二冠が勝利。竜王位初挑戦に一歩近づき感想戦で笑顔をみせる藤井二冠(川崎公太撮影)写真ギャラリーなど特設ページはこちらですhttps://t.co/OBfa7on9Yq pic.twitter.com/wTs4yr4djx
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藤井二冠、山崎八段に競り勝ちベスト4進出…「中盤で誤算あった」 : 竜王戦 : 囲碁・将棋 : ニュース : 読売新聞オンライン https://t.co/gmfswWy0wa pic.twitter.com/tbZh0zzWGb
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) July 10, 2021
村)両者のコメントです→「次、非常に大きな一局になりますが、良い状態で臨めるようにしたいと思います」「勝負形にはなったかなと思ったんですが、チャンスを生かしきれませんでした」
将棋の藤井聡太二冠 竜王戦決勝トーナメント初戦を突破:朝日新聞デジタル https://t.co/Sg0lBWalr3— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 10, 2021
村)竜王戦の決勝トーナメントで、藤井聡太二冠が山崎隆之八段に勝ちました。戦型は山崎八段が得意としている相掛かり。山崎八段の攻めを見切って反撃に転じる藤井二冠の指し回しが見事でした。藤井二冠は次に久保利明九段―八代弥七段戦の勝者と対戦します(写真は対局開始時、日本将棋連盟提供)。 pic.twitter.com/eDEjpnwuhh
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) July 10, 2021
竜王戦、山崎隆之八段(1組3位)と藤井聡太王位(2組優勝)の決勝トーナメントは藤井王位が勝利しました。次は久保利明九段(1組2位)-八代弥七段(2組2位)戦の勝者と対戦します。(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/Hpo3YBFvj2
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) July 10, 2021
竜王戦本戦の関西対決は藤井聡太二冠が山崎隆之八段に勝ち、準決勝に進みました。
両者は3年ほど前に王位戦で戦い、山崎八段が勝利。
藤井二冠が初めて1回戦負けしました。
注目の再戦は、終盤まで拮抗した激戦を、藤井二冠が制しました。藤井二冠は竜王戦でも挑戦権が見えてきました(岡)
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) July 10, 2021
#藤井聡太 二冠が難敵・山崎隆之八段を下して竜王戦初のベスト4入り https://t.co/ue4MFhZhMa #芸能ニュース #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) July 10, 2021
竜王戦決勝トーナメントは藤井聡太二冠が山崎隆之八段に勝利して準決勝進出。2度の△5二歩が印象に残る一局。〔写真提供・日本将棋連盟〕 pic.twitter.com/H4jqSdUZJS
— 北野新太 (@kitano_arata) July 10, 2021
藤井聡太二冠 竜王戦決勝T初ベスト4 「自信がない局面が長かった」/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/y7A2yJtwHR #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) July 10, 2021
藤井聡太棋聖が勝利、竜王戦本戦4強進出 https://t.co/PdhNYUv75i
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) July 10, 2021
竜王戦中継plus : 藤井聡王位・棋聖の勝利https://t.co/vJxku9AOvz
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竜王戦中継plus : 終局直後https://t.co/63gyej5xeR
— kewpiehoney (@kewpie_honey) July 10, 2021
竜王戦は藤井聡太二冠の勝利!
中終盤の正確無比な指し手がえげつない😲😲
あの山崎八段につけ入るスキを与えない見事な勝利でした!
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) July 10, 2021
#藤井聡太 王位・棋聖が勝利
【第34期 #竜王戦 決勝T】
○藤井聡太王位・棋聖 VS ●山崎隆之八段
第34期竜王戦で、決勝トーナメント準々決勝の藤井聡太王位・棋聖VS山崎隆之八段の対局が7月10日(土)に行われ、藤井王位・棋聖が94手で勝ち、準決勝進出を決めました。https://t.co/4h8SX7CR2y
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) July 10, 2021
本日はABEMA TVで竜王戦決勝トーナメント 藤井王位・棋聖対山﨑八段の対局を解説させていただきました。序盤から時間を目一杯使い妥協なく斬りあった熱戦で、かっこいい将棋でした。
マニアックの方は幻の▲85桂を掘り下げましたので、そちらもぜひご覧ください!
(弟子)— 深浦一門 (@Fukauraichimon) July 10, 2021
竜王戦、大熱戦の濃いとっても面白い将棋でした!
佐々木先生からの差し入れ、美味しくてたくさん頂きました😋
出演者の皆様と📷✨笑 pic.twitter.com/OyHmxgFqNS— 武富礼衣 (@ReiShogi) July 10, 2021
終盤強すぎてドン引き。
— 勝又清和 (@katsumata) July 10, 2021
山崎八段の持ち味が存分に発揮された一戦でしたが、正面から受けて立ち終盤できっちり抜け出す藤井聡太二冠。
強さを見せました。
決勝トーナメントの準決勝に進出した藤井二冠、これまでの竜王戦で最高成績を更新しました。
挑戦までたどり着き、三たび豊島竜王との顔合わせとなるのか?!— 遠山雄亮(将棋プロ棋士、棋士会副会長) (@funnytoyama) July 10, 2021
▲山崎隆之八-△藤井聡太二冠(棋譜中継)
94手 5七竜まで、△藤井聡二冠 の勝ち
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次戦、久保九段-八代七段の勝者と対決。
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