2局目以降がどうなるか
2021/07/01 07:30
お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第1局第2日(30日、名古屋市・名古屋能楽堂)藤井王位がこれほどいいところなく敗れたのは初めてだ。初日に序盤の状況で封じ手となり、2日目は早くから激闘。藤井王位は1筋、豊島二冠は9筋と、互いに盤面の両端を舞台に攻撃した。
当たれば倒れるヘビー級ボクシングのような殴り合い。先に強烈なパンチをもらったのは藤井王位で豊島二冠の58手目△9七歩。この歩が藤井陣で成り、角を奪った。藤井王位は重要な戦力を失い、ふらついた。自玉に近い守りの桂馬を奪われるのを嫌った61手目の▲7七桂など攻防の意図が見えない緩手が目立った。
豊島二冠の攻撃は、1枚の歩からリードを広げるなど、藤井王位のお株を奪うような躍動感があふれた。ほぼ互角に見えた初日も、序盤から相手の駒の勢いを封じる研究が見られた。
藤井王位が自分の将棋を指せなかった理由は、相手を意識しすぎたからだろう。負け続けた相手と盤面で対峙すると、無意識に過去の記憶がよみがえることがある。1月の朝日杯で初勝利し苦手意識を払拭したと思われたが、持ち時間各40分の早指し棋戦と、1年ぶりの2日制の対局では実戦感覚が違ったはずだ。
この対局を、棋聖戦第3局を待つ渡辺三冠が注視していたのは間違いない。攻略の鍵は序盤の戦いにあることを再確認したはずだが、昨年、名人位を奪った豊島二冠の圧勝を見て複雑な感情を覚えただろう。3者は完全に「三すくみ」の状態。今週末の大一番が興味深くなった。(談)
情報源:【飯島栄治八段解説】藤井二冠攻略の鍵は序盤の戦いに…再確認 躍動感あふれる豊島二冠の攻撃(サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:【飯島栄治八段解説】藤井二冠攻略の鍵は序盤の戦いに…再確認 躍動感あふれる豊島二冠の攻撃 – サンスポ
【飯島栄治八段解説】藤井二冠攻略の鍵は序盤の戦いに…再確認 躍動感あふれる豊島二冠の攻撃 – サンスポ https://t.co/9bmBtzML5z @SANSPOCOMより
— サンスポ (@SANSPOCOM) July 1, 2021
|
投了までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=fdDACG6YscQ
終局直後のインタビュー
感想戦
大盤解説会場
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=3WqAM4Q6ViY
日程
▲藤井聡太王位-△豊島将之竜王(棋譜中継)
104手 4二玉まで、△豊島竜王 の勝
|
|
- 王位戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 第62期王位戦<予選>
- 王位戦中継サイト
- ABEMA 1日目
- マルチアングル1日目
- ABEMA 2日目
- マルチアングル2日目
- 2021年6月29日 七番勝負第1局 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王|第62期王位戦
第2局は7月13・14日。
|
|
|
|
|
|
★